背中
彼の背中は大きい
ずっと昔から見ていた、あの人の背中
今は、あの人なんて呼んでいるれど
昔はもっと、あだ名で呼びあっていたっけ
そんなあだ名は、何処へ行ってしまったんでしょう
彼の背中は、それを語っている気がする
私の前に座る彼は、私が知っているようで
私が知らないようで
ごく普通にクラスメイトと接している
かくいう私も
ただのクラスメイトの一人なわけで
特に感情は抱いてないわけで
だからそんなに気にならなくて
でも
授業を聞いてる、彼の背中を見ていると
過去を思い出す私もいる
どうしようもないけれど
そこには戻れないけれど
今のままでも、私はいいかな
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