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病室にて #13

皆さま如何お過ごしですか?

どうも、天蒔柊太郎にごさります。

今回の「病室にて」、早速参りましょう。

実は、昨夜から、眠剤の量を減らされておりまして。
就寝前薬が増えた分減らされた模様。
不安になりながらも眠りにつきましたが、午前1時に起き、3時に起き、5時には完全に目が覚めてしまいました。
眠剤減らされる前から、度々夜中に起きることがあると言っていたのに。
今の時節、午前5時ともなりますと、病室内は朝の様相を呈しております。
もう、そこから、再び眠ることができず、朝からぐったりとしておりました。
ご飯もあまり食べられませんでした。

午前中は、考えごとをしておりました。
おとつい、主治医が部屋を訪ねてきた際に、私へ放った言葉が、心の中に暗い影を落としており、日が経つにつれて、その気持ちは、私の頭上に雨雲をつくり出していたのでした。
主治医の言葉は、意図せぬ形で、私の心に刺さった。

昼食。
またもや、茄子。
本当にもう、ごめんなさい。

午後には3度目の心理検査があったのですが、私の体調(主に精神面)が優れないため、来週へ延期となりました。
「前に会った2回と、今日は顔つきが違う」
先生から、そう、言われました。
私は、今、考えていたことをお話ししました。
自然と、頭の上の雨雲は、私の頬を濡らしておりました。
「今日は、頭を使う検査だから、また日を改めましょう」
病室へ戻ったあとも、両頬をつたう雫が止まることはありませんでした、小一時間ほど。
鏡に映るまぶたの腫れたそれは、さながら道化者のよう。
このやうな私を笑えば良いさ。
軽く頭痛がする重たい身体を起こし、寝台の上で膝を抱えてうずくまっていたところへ、主治医が。
心理検査の先生とお話しされたのかは知りませんが、今日はやけに言葉を選んで話してらっしゃる。
眠れなかった旨を伝えると、眠剤の量を戻していただけることに。
これで少しは安心して眠りにつける。

ああ、今日の音楽について、触れておりませんでしたね。
聴いていたのは、舞台や映像作品のサウンドトラック。
「金田一少年の事件簿(初代ドラマ版)」「君といた未来のために -I’ll be back-」「向井新太の動物日記 愛犬ロシナンテの災難」「ペイル・コクーン」「レミング 〜世界の果てまで連れてって〜」「親族代表 『親族旅行記』」あたり。
これらの中に、ひとつでも分かるものがあるやうでしたら、ぜひ、喫茶へ一緒に伺いましょうぞ。
全体的に重たい雰囲気のものばかりになってしまいましたが、今日の心持ちがそうだったのだから致し方がない。

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夕食。
もう、食べる気力がなかったため、主菜と白米のみ食して終わりにしました。

今の私は「嘘でも前に」が出来ていないのだなあ、と感じる1日でございました。


明日の私は、何をしているかしら。

では、また。


天蒔 柊太郎

「こいつに、飲み物一本買ってやるか」。そんな心持ちでご支援いただけたら、幸甚の至りでございます。