「〜じゃん?」という同意しづらいコミュニケーション【家族の話】
さっき、父と母のやりとりを聞いていて思ったことを書こうと思います。
一言でいうと、
「〜じゃん?」
と言われても、反応に困るなぁということです。
父は昔、野球をやっていました。
今も好きで試合をよく見ているし、選手についても結構詳しい。大谷くんが出ている試合は、テレビに齧り付いて観ています。
今日のやりとりのきっかけは、野球のアニメでした。
なんてアニメだったかはわかりませんが、それが目に入ったことで、父が普段から思っていることを口に出したようでした(前にも同じことを言っていたので、とっかかりになったのだと思います)。
父の言いたいこととしては、
野球以外のスポーツが普及し、昔(父が子どもだった頃)と比べ野球をやっている子どもの数が減った
という前提と、
昔は『巨人の星』のアニメをやっていた
↓
その影響で野球をやる子どもが多かった
↓
今は『巨人の星』のような、ほとんどの子どもが見るような野球アニメがない
↓
それも野球人口が減っている原因のひとつだろう
という父の中での仮説・考えがある、ということでした。
真偽はともかく、その考え自体は父の意見だし、それに対してどうこう言いたいわけではありません。
私も話を聞きながら、「なるほど、そういう原因もあるかもしれない」とも思いました。
ではなにが問題なのかと言うと、
母も同じ考えを持っている前提で話している
ということです。
なぜそう感じたかというと、
「野球やる子どもって減ってるじゃん?」
「巨人の星みたいなアニメって今はないじゃん?」
という言い方をしていたからです。
みなさんはどう感じるでしょうか。
感じ方は人それぞれだと思いますが、私は、同意を強く求められているように感じました。
父にとっての当たり前をこちらにも求めているというか、「うん」以外の返答を想定していないというか…
実際、そもそも子どもの数は減っているし、野球以外のスポーツや習い事の選択肢も多いから、その数は減っているのかもしれません。
でも、その正確な数を知らないから、私は「うん」と言うこともできないなぁと。
「野球をやる子どもは減ってると思うんだけど、それはこういう理由もあるんじゃないかな」
というふうな言い方であれば、
「なるほど、確かにその可能性もあるね」
と、抵抗なく話を聞けるなぁと。
そんなことを考えました。
ただ、これだけで終わってしまうとなにも変わらないので、引き続き
父がなぜそのような言い方をするのか?
こちらの受け取り方を工夫できないか?
というところまで考えてみたいなと思います。
今日はこのあたりで!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?