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基礎体力を身につける年にしたい

元旦にnoteを書きました。

ここにも書きましたが、今年の活動についていろいろ悩んでいます。ただひとつ去年と同じことをしない、ということは決めています。何も考えずに同じことをしても成長しないし面白くもない。
ほんのちょっとでいいから、何か新しい成分を入れてみる。それで失敗したらまた元に戻って考え直せばいい。少なくともそのやり方は自分には合っていなかったという経験が手に入ります。

去年は、Twitterに自主連載してそれをKindleインディーズで無料配信、という事をやってみました。これは前の記事にも書きましたが、いいお小遣いにはなりました。だけどこれは、毎日Twitterに漫画をアップして読者の興味をこちらに向けさせなければいけません。
それといつしか毎日アップすることが目的になってしまいました。
私の中で手段が目的にすり替わっていたのです。

【面白い漫画を描き、たくさんの人に読んでもらう】

この目的を見失ってはいけない、と今は強く言い聞かせています。

出版社に頼らず、自分の力でファンを増やして生活してる漫画家さんがいます。これは私の目指す理想の漫画家の姿で、憧れてます。
でもそういう漫画家さんて、出版社で連載できる力が備わってる人ばかりなんですよね。過去に連載して本を出していたり、SNSなどで人気になって声がかかり連載が始まったり。
つまり基礎体力が出来上がってる人ばかりです。

私みたいにまだ基礎体力が身についてない人間に、あのやり方を真似しても意味がないと考えるようになりました。

「Twitterでフォロワーを増やし、ファンを増やしていつかは独り立ちを」

この考えでやってきましたが、なんだか違うなと。
フォロワーを増やすのはわりと簡単で、毎日漫画をアップしていれば少しずつですが増えていきます。だけど最近気づきました。
フォロワーは増えてるけどファンは増えてないという事実に😭
フォロワー1万の頃と5万の今を比べて、正直ファンが増えてるとは感じません。同人誌の売り上げをみても、そんなに変わってない。
(あくまで私個人の話です。他の人がどうかは知りません)

Twitterに漫画をアップし、その反応を見てブラッシュアップしフォロワーを増やしていく。

このやり方では成長できない。
限界が来てる。
そう感じました。
なので今自分に必要なのは「ネームのクオリティをあげること」「きちんと山あり谷ありの物語が作れるようになること」としました。
これが正解かどうかはわかりません。でも自分でこう決めました。

幸い今コミックボーダーで「ハナちゃん匂いかがせて」を連載させていただき収入は安定しています。もし打ち切りになったとしても、まだ時間の猶予はあります。なのでこの間に読み切りを描く練習をします。
しっかりとした基礎体力をつけたいと思います。

人気作が作れるかどうかは時の運。
その運を呼び込むためには土台が必要だし、その土台とは「読み切り作品が作れる力」だと私は思ってます。
近道はない。
今年もコツコツ描いていきます。


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