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dissociation
piano improvisation,poetry reading/yuri artwork/souya もう誰も追わない、誰とも知り合わない。 密かに感じていた。 私の心の音と貴方の心の色は夜空の向こうの電波塔と繋がって、微弱な電波から流れ出るシンパシーは私の心を占拠しているように感じられていた。 私の心が誰かの空を呼ぶ度、不気味に浮遊する物体は私の胸元から入り込み私の身体に呪いの様なものをかけていく。 静寂の中、月を見上げると、さっき迄其処に浮かんでいた筈の月は消えていた。 公園の隅の背の高い時計はゆっくりと逆回転を始めて、私は眩暈を感じ其処に倒れていた。 全部夢だった。全てが空想だった。 運命の輪が逆回転に回り始めた時、私はその予兆に気づくことが出来ていなかった。 全て失くした。私はかつて少女だったころのぼんやりとした不安を思い出した。 私は幸せだった。過去の記憶を思い出した。結末はもうすでに前世で知っていた。 みんないない。此処にただ一人だけでいる私。 私以外の人はみんな消えてしまった。 声は届かない。でもまだ知らない誰かと繋がっている気がした。 それは誰なのか私には知る由も無いのに。
再生dawn
piano improvisation, poetry/yuri artwork/souya 落陽は言葉を遮った。丁寧に積んで並べた積木の赤を見つめる。 静謐に見せかけた世界は何時も憂いを見つめた少女の夢のなかで。 ひとしきり閃いた光に汚された睫毛を不憫に思うことでさえ許されぬ世界。 植物は濁った太陽のひかりに誘われ、狂ったような甘美な花を咲かせては目抜き通りでシャッターの音を電子音に変えている。 たくさんの音は重なり合って、目の前の現実を偽装し、解像度をあげた電子の花が仮想世界に並んでゆく。 スワイプで千切られた花はドライフラワーになることはない。 何時でも鮮度を保っていなければ、其処に意味は持たないのだから。 劣化した第六感で、音を、匂いを、風を感じて。 存在しない空間に消えていく過程で、青い飛沫をあげて情報の雨の中に溶けていく「時」。 デジタルの夢を、音を、光を、かつての直感に戻して。 砂時計は気まぐれに私の時を遅らせたり早めたりして、桜の開花を迎える前に私をこの暗然の夜に閉じ込めた。 ベンゾジアゼピンの夢は、何時も貴方をかき消そうとする。 静謐に見せかけるごとに濁っていく視界。 ここは苦海でしかないのに。 人ではない、そして、天使でも悪魔でもなく、何者でもない知能が肉体と結ばれないままの意識に審判を下して夢を裁く。 私は懊悩の渦に飲まれて。 最後の望みをお願い、耳元できかせて。 水のように透き通った瞳へ。
synchronicity
one...two... 好き、嫌い、好き、嫌い、好き 好き、嫌い、好き、好き、嫌い？ すき、きらい、好き、きらい、好き？ 好き、きらい、すき、きらい、好き？ love and hate.love or hate? love love and hate.love love or hate? love or hate? love and love. きみ、遠い、遠い、きみ、きみへ 届け、想い、遠く、願う、うつつ、夢 映す、光、音、歌、夢、叶え、きみへ 夏の街に映る影 空に儚く揺られるまばゆい光 1・2・3で君にテレパシー そっと繋ぐ心の色sky blue 檸檬の色が溶けたソーダに 赤い果実を浮かべ 弾ける夏の色 彼方まで澄んだ夏空を眺める朝 君は今なにを見つめているの？ 迅る気持をそっとしまって 君の世界の音を聴かせてよ この空の向こう繋がっている世界で 君の心はまだ遠く見えないから 風に乗せて唄う… 白く濡らした花びらを散らすように 恋占い、好き、きらい？ 分からないの、ちょっとだけこわいの 閉じた瞼が夏の光に照らされて また少しだけ繋がった気がした 灯りを消して青いカーテンから差し込む光 すこしだけ耳を澄まして、ねえ、わたしの心の音が聴こえる？ 透き通った透明な海のように 素直な気持ちが伝わりますように わたしたち月と太陽みたいに 青い空ですれ違って居る、ねえ、近づいてよ カレイドスコープの中、そっと見つめる
dreaming
ゆらゆら揺れる窓辺にもたれ 君の街まで行きたいの 透明な空 惹かれ合う二人 水が跳ねて 滲む青色 君は照らすの 私の世界を ずっと遠くまで明るく 透明な傘で行く先を照らして 直感で恋しちゃう 風に乗って 君を見つけたら 遠隔操作で恋してみたいの He into a dream world. きっと此処は別の物語で 私はさっきまでベッドの中 君の街に行く夢 ここに来て、と君が言ったから その通りに世界を接続したの でもネットワークにつながらないの 空の色を間違えちゃったかも ドリーミングガール 暗号を解いて きらきら光る 星空の下 君の街まで飛びたいの 透明な空 反対方向の二人 雨が降って 探す虹色 僕も照らすよ 君の世界 いつまでもずっと明るく 水色の靴とショートヘア 直感で開花する 空を跨いで 時空を超えたら 遠隔操作で恋してみたいよ She into a different world. 意味もないことで泣いて 信じていた僕の世界で 君と言う光る夢を 追いかけずっと探した きっと此処は別の宇宙 君の歌 僕の夢 どこか繋がってる気がしていた 未来へ向かって探している さあ歌って、ドリーミングガール 世界が引き裂かれないように 2つの光が合わさったら さよなら、ドリーミングワールド
newworld
渇いた心を潤してよdarling ミネラルウォーターみたいに透き通った愛で 長い時間を飛び越えてlove me Wi-Fiじゃだめ曖昧じゃだめだめ いますぐふたりのネットワーク繋いでよ、123で 冷えた色のシャドーで心貫くからlook at me 浮き上がる青い星空に広がる 私の世界透明Blueなmidnight リンクする気持ち凛とした冬の空気に満たされる 朝が来るまで光る音を部屋に満たして 異次元にtripそれってもしかしてeasygame? 音と言葉がリンクするわたしと君のmusic この世界に何も見出せなかったのに 夢から醒めて答えはno？それともyes? 朝の光を浴びて届く君からのメッセージ 受信して送信する もう違う世界広がっているから 夢の世界から抜け出して 早く迎えに来て 今夜最終電車に飛び乗って 終点で待ち合わせよう 終着駅はnew world 今までと違う世界 この白い部屋から放つ透明な音楽だけが真実 二人の体温がリンクし始めた シンクロして点滅する 知らせるわmy heart ミラーリングしていますぐlove me 空の上から君を呼ぶよ 青い旋律に乗せてわたしと君を繋ぐよ 透明な声届けるよyour world 渇いた心を潤してよdarling ミネラルウォーターみたいに透き通った愛で 長い時間を飛び越えてlove me Lo-Fiじゃだめ曖昧じゃだめだめ いますぐふたりのネットワーク繋いでよ、123で 電源切って世界を遮断して 切り札でshow down 青く透明に染まる視界 目を覚ましたらすぐに私を見つめて ここはもうnew world
