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憂鬱の☆プリンセスさまっ♪ 第2部

こんにちは。有栖川添です。趣味でコスプレをしております。フォロワーのみなさまにおかれましては、いつもTLでお世話になっております。前回書いた鬱の話の続きです。テレワーク中なので心が楽すぎて平和に過ごしていますが最近は季節の変わり目で体調が不安定ですね。病友のみんなたち大丈夫ですか?みんな〜!第2部も来てくれてありがと〜!(ライブ)第1部はこちらからどうぞ。

では始めます。さらに長いよ!ヒアウィゴ!そしてきっと3部まであるよ!

01. 「それは甘えというんですよ」

こちらは会社Aでの人事に言われた言葉です。(うそでしょ)今から書くのはちょっとした愚痴なんですけど、当時務めていた会社Aの就業開始時間は朝8:30からで、朝が劇的に弱い私にはちょっと大変だったんですがなんとか通っていた矢先、病の余波が現れて3日連続で遅刻してしまった時に言われました。
努力が足りないからだと。ど、努力が…足りない…??
もうA社には書き切れないほどの恨みがあるんですが、入眠障害で明け方に気を失う様に眠り、やっとの思いでふらふらで出社して(全部病状は説明していた)この言葉を言われてポキとこころが折れてしまったんですね。
「これは甘えなのでは?」なんて自分で5兆回思ってるわ〜!

しかし当時頭がバグってたので言われたやばい言葉達を真に受けて「そうかもしれないな〜迷惑かけて悪かったな...」などと自責の念に駆られて会社のトイレで泣いたりイライラしたりしてました。他人に当たりやすくなってむかむかしてイライラして、出社しても最初の3時間はなんにもできない状態でした。
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この病気のやっかいなところって1つのことができないけど(睡眠)ほかのことはできる(起きられれば仕事はする)ので、サボってると思われがちなんですよね。自分がなってみたらいいのに!!!しんどいぞ!!!などど一瞬思いましたが、病気を経験してみてから考えが変わりました。だれであれこんな病にかかって欲しくないよぉ〜〜〜〜!!めっちゃしんどいもん。みんな健康であれ。でも、そうでない人にも優しくできる人と社会になっていけたらいいね。と心から思います。長文になってしまった。

よかったねほんと...

02. 発症から休職、退職、そしてお金のこと。

さてA社を辞め、B社を辞め、晴れて病人にジョブチェンジしました。第1部で書いていた傷病手当はB社では使えなかったので正真正銘無職の始まりです。会社を辞めたから失業給付で生きていけるのでは?」と考えていたんですが、ところがどっこい、失業給付は健康に働ける状態にある人にしか支給されないらしいんですよ。※詳しくは調べてね!
これを知った時は絶望しました。私はイシャから就業不能の太鼓判を押されていたのでもちろん受け取ることはできなく、ヤバすぎたら生活保護に切り替えれば?と言われていたんですが微々たる貯金があったので生活保護もうけられず、宙ぶらりんな状態になっていました。
まじでやばかった。
貯金が秒で無くなっていくので気が気じゃなかったです。貯金の残高が減るたびに焦燥感!(しかし病状がきつかったので今となってはどうやって生活していたのか思いだせません。)病気のはじめあたりで全然ものが食べられなくなっていたので食費がぜんぜん掛からなかったことだけ覚えています。怖いですね。
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さて結局2018年から1年半の間無職だった訳ですが、失業手当が出るまでは貯金で生き延びていました。その中でも少しだけ救いだったのは自立支援医療制度という制度でした。これは通院が1.5年過ぎると申請できる制度で、医療費負担が軽くなります。国、ありがとう。
現在鬱で伏せっている人は知っておくと大分心が楽になると思うのでつらつらと書きます。いまこれを読んでる人で病状が辛い人は文字読むのもきついですよね、ごめんなさい。読めるときに読んでね。

■会社にいるときに発症したら「傷病手当」調べる
■会社を辞めて発症しても一度「傷病手当」調べる
■通院が1.5年過ぎたら「自立支援制度」調べる
■貯金はだいじ
■どうしようもないときは生活保護も考える
■とにかく主治医と相談する

だめでもどうにかなるのでゆるりといきましょう。私はこのへん死んでもいいや〜と思っていたのであんまり深く考えていませんでした。

深く考えないついでに、自立支援申請とセットで実は障害者手帳も申請しました。(書類一つで2つ申請できるらしかったので)これが後からじわじわ役に立ったので別で書きますね。

03. 闘病期間中にしていたこと

そもそも鬱病ってなんなんでしょう。

うつ病は、脳の働きに何らかの問題が起きて発症すると考えられています。
単に気分が落ち込んだ状態なのか、それともうつ病であるのかは、具体的な数値などではっきりと示すことは難しいのですが、症状の程度や質、生活への支障の出方などで判断することができます。(リンクより)

数値で測れないから他人に説明しづらいし理解されづらくて悩んでる方もいるのではないでしょうか。私は不眠・食べ物を受けつけない・お風呂に入れないあたりでした。「これはいつもの憂鬱とは一味違うぞ...」とぼんやり思っていたら強制シャットダウン。

さて無職期間イシャからは「寝たいだけ寝て好きなことをして」と言われてました。最初は「こんなに休んでいいのかな」「早く復帰!」とかだった思考がだんだん「休んでやろう!!俺には休みが必要だ!」と変わっていきました。イシャが言うに休みが嬉しくなり始めたらいいかんじとのことだったので、ここでは無給なのに休んでいた私が何をしていたかを書こうと思います。電車に乗ると倒れるし、音が大きく聞こえすぎる症状がでていたので繁華街にいけなかったので、ほとんど徒歩圏内で行動していました。


■ランニングがいいと聞いて6キロいきなり走って肉離れになったり
■お金がないけど時間はあったので無料講習にたくさん行ったり(着付けとかヨガ)
■ひたすら寝ていた。ひどい時は24時間寝ていたり。
■病院まで30分かけて歩いたり。
■毒にも薬にもならないものしかみれなくてネットフリックスに救われた。
■youtubeでひたすらメイク動画みて眉毛を描く練習をしたり
■眠れないので超並ぶパン屋に朝一でパンを買いに行ったり
■やたら手間のかかる料理を作ってみたり
■体調が良い時は美術館も行ってみました。(帰路で倒れました)
■自宅のトイレをDIYしてみたり↓


やっぱり家にいても「何かを作って・作業して」成果が出ることが私の場合はこころによかったんだなと今となっては思います。あと天気の良い日はカーテン越しに日光あびたり、夜の近所徘徊などをしていました。人によって「こころにいいこと」は違うと思うので、あんまり無理しないでくださいね。私は今も何をするにもイシャと二人三脚です。

04. どの辺で良くなってきたの?

これは2018年の11月のツイートです。本当に薬でふらふらだったんですが、一番やばい時期を抜けて立って歩けるようになったところでハマってるジャンルのライブに当選し無理くり行った時のやつです。ほんとに行けてよかった....。今これを見返していて「そういえば私の病状ってどんなかんじだったっけ?いつ頃から好転したんだっけ?」と闘病期間の図を作ってみました。

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そしてこれが↓ 発症時〜現在の1日のスケジュールです。

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大体私の場合は良くなってきたなと実感するまで11ヶ月かかりましたね。長かったな〜!今現在は精神のグラグラや脳のバグで死んじゃいたいと思うことこそないですが、自力で睡眠ができない状態なので薬に助けてもらっています。自分1人じゃ入眠も起床もまだできません。道のりは長いですね。一緒にがんばっていきましょう。

05. 人にされて助かったこと

もう本当にこれだけは言わせて欲しいんですが私の友人達のサポートが病と暮らしているひとり暮らしの人間にとってどれだけありがたかったことか....!理解してくれるだけではなく支えてくれました。正直ゾッとします、友人がいてくれなかったらと思うと。私を生かしてくれてありがとう。ここで私の場合めちゃくちゃ嬉しかったことを書き連ねます。ありがとう友人諸君。

■家から出られなかったので家を遊び場所にしてくれたこと
■予定のある日は電話で起こしてくれたこと
■私がいるから繁華街をさけた集合場所にしてくれたこと
■睡眠時間確保のために夜は早めに解散してくれたこと
■「ご飯食べたいから」と言って最寄駅まで様子みにきてくれたこと
■大きい音がだめなので小さい声で話してくれたこと
■一緒に遊ぶ時は家まで迎えにきて起こしてから連れて行ってくれたこと
■過剰に病人扱いしなかったこと
■遅刻・ドタキャン・午後から行動を折込済みで遊んでくれたこと
■病の話を理解しようとしてくれたこと
■何回も繰り返す「死にたい」に辛抱強く付き合ってくれたこと

これらのサポートはいまでもずっと続いています。本当にありがとう。あなたちがいなかったら私は本当に生きていけなかったかもしれません。病友のみんなもありがとう、ひとりじゃないって事実だけが私を救ってくれていました。

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長くなってしまってごめんなさい。また書きますね💪
次回!憂鬱の☆プリンセスさまっ!「闘病しながら再就職!」お楽しみに!

※もろもろの制度につてリンク貼りましたが気になる人は調べてね!

今日も薬飲んで寝!

おやすみなさい、みんなちょっとでも眠れるといいな。
おしまい。

サポートしていただけたら病院代になります💊とっても嬉しいです。優しき人たちにいっぱい幸運が訪れます様に!