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【寒シマメってご存知ですか?】日本全国で食べられているアレなんです。

皆さま、はじめまして。
海士町(あまちょう)ふるさと納税担当の松田と申します。

離島に移り住み3年目の移住者でございます。
最近は、花粉症のため鼻にティッシュを詰めて生活をしています。


皆さま、突然ですが、
寒シマメって何かご存じでしょうか?

聞きなれないワードすぎますよね。
わかります。

私も初めて聞いた時は、ポカンとしておりました。
そして帰ってからずっとモヤモヤしておりました。


実は、「シマメ」とは隠岐の方言で「スルメイカ」のことなんです。

島に住むと、いたるところから「シマメ」というワードをよく耳にします。
シマメを獲るイカ釣り漁師さんも島にはたくさんいるんです。

シマメ(スルメイカ)は多くの島民が大好き。
刺身にしても焼いても、さまざまな料理にしても美味しいんです♪

私は漁師さんと仲が良いので、欲しい時は深々とお願いをしています

そんな島民から愛されるシマメですが、その中でも冬場の丸々と太ったシマメを「寒(かん)シマメ」と呼ぶんです。

身が厚く、肝にはしっかりと脂がたっぷり
今の冬場の寒シマメは特に美味しいと評判なんです。

島で美味しいと評判の寒シマメ、実際どう美味しいのか。
今回、島民から愛される秘密を実際に食べて検証してみたいと思います。


検証1 中身チェック


用意したのは、株式会社ふるさと海士の「寒シマメ」です。

寒シマメは通販サイトにて購入可能です。

こちらが寒シマメ。

その寒シマメの美味しさを正確に伝えるために、
誰よりも食に厳しい嫁にも協力をしてもらいます。

嫁:
誰よりも食に厳しい自負はあります。
厳しめに検証します。

まずは、寒シマメの梱包状態を入念にチェック。
ひとつひとつ個包装になっており、使いやすさを感じます。

株式会社ふるさと海士の寒シマメ、実はCAS冷凍という特殊な冷凍技術を用いることで、本当にとれたての鮮度のまま維持されているのだそう。
実はアメリカのフォーブス誌にも取り上げられるほどの先進技術なんだとか。

そんな先進技術に対して「ふぅ〜ん」と、やや斜に構える嫁。

嫁:
特殊冷凍ねぇ、実際そんな変わるの?


10分ほど流水に当て、じんわり解凍をしていきます。

寒シマメの解凍を待つ間、
寒シマメに同梱されていた捌き方の紙と動画を入念に見ます。

美味しい寒シマメを食べるために抜かりありません。


そして10分程度経ったところで袋からシマメを出します。

実は、解凍したこちらの寒シマメ、
鮮度が良すぎて足の吸盤が張り付くんです。

私も嫁も「生きてる!生きてる!」とパニックになり写真を撮り忘れてしまいました、、

嫁:
どんな鮮度してるの、さっきまで生きてたやつじゃん。
この鮮度で届く特殊冷凍すごい。


検証2 捌いてみる


気を取り直して寒シマメを捌いていきます。


まずは胴体の間に手を突っ込んで、「ズボッ」と抜きます。
意外と簡単に抜けちゃうんです♪


身がしっかりと厚みがあってハリがありました。
そして肝の部分も大きさにも感動。

そして次は胴体についたエンペラ(イカの耳の部分)をペリっと剥きます。


そして残った胴体の部分の真ん中に包丁を入れ、開きます。


開いた身から皮を取り、お刺身にしていきます。

少々不恰好ではありますが、素人なりに頑張り、まずはお刺身の完成

嫁:
刺身には誰よりも厳しいので言いたいことはいくつかありますが、まずは食べてみたいと思います。
刺身が多少不恰好ではありますが、普通のイカの刺身と比べても肉厚なんですね。実食が楽しみです。

刺身が多少不恰好ではありますが。


検証3 実食(刺身)



さて、実際に寒シマメを食べてもらいます。
先ほど苦労して盛り付けを行ったお刺身を目の前に、待ちきれない様子の嫁。


箸を動かし寒シマメの刺身を一本取り上げ、白濁した最高鮮度の寒シマメの刺身を頬張ります。

嫁:
うおぉぉ!すごい!

嫁:
コリッコリの歯応え!
白いかとかとはまた違った歯触りで、噛むのが楽しいですね。
噛めば噛むほど滲み出てくる旨みや、締まりのある甘みは刺身にしてもしっかり感じれるんですね。スルメイカは焼いたり干したりしかあまり食べたことないので、これはかなり意外な発見。
コリコリの食感が楽しいんだけども、噛むたびにゆっくりその食感がほぐれていって、口中に美味しさが溶け出していくようで、美味しいです。

もう一杯シマメ残っていたでしょ、あれを刺身にして出してください。

イカの刺身といえば白いか(ケンサキイカ)派の嫁だったのですが、白いかとは全く違う食感と、これまた違う旨みに満足そうな様子でした。



検証4 実食(イカ焼き)


残りの部分ともう一杯の寒シマメはイカ焼きにしてみようと思います。

嫁:
え、刺身にしないの?ねぇ。

不貞腐れていく嫁を横目に、
一杯目同様胴体をズボっと抜いた寒シマメに、サッと切れ目を入れて焼いていきます。


残りのゲソやエンペラも焼いていき、完成。


やや寒シマメのお刺身に心残りのある嫁。

こちらの焼きイカも、お刺身同様実食をしてもらいます。

嫁:
さっきは刺身だったからわからなかったけど、かなり大きいんですね。
ちょっとかぶりついてみたいと思います。


大きな一口で噛り付いた嫁。
しばらく寒シマメの肉厚さと格闘します。

!!!


ニコッ


嫁:
すごく美味しい!
肉厚な身がしっかりと生かされているだけじゃなくて、やっぱり噛めば噛むほどジュワッと出てくる旨みが最高です。
刺身と違って、火が通ると今度はサクッとした楽しい食感に変わるんですね。もちろん刺身も大好きだけど、焼いてもしっかり美味しいし、この旨みは他にはないですね。

なんか、ふいに申し訳ないんですが、小さい頃に行った夏祭りを思い出しました。
屋台のイカ焼き美味しかったなと…でもそんな屋台のよりも美味しいと言うか… なんて言えばいいんだろ…

「とりあえず、こいつぁビールっすねぇ」



途中でコメントを放棄されてしまいました。
しかし嫁の検証によると、以下の点が洗い出されました。

・旨みの詰まった肉厚の身は、刺身にしても焼いても絶品

・鮮度が本当に高いので、刺身の歯触りも旨みも絶品

・身だけでなく、エンペラもコリコリ、ゲソはプリップリ

・どこ食べても贅沢。



島民から愛され続ける「寒シマメ」。
旬の時期にとれる特別なスルメイカの味は絶品でした。

是非皆さまも一度お試ししてみてはいかがでしょうか。


ちなみに、今回使わなかった肝の部分。
肝を絞って、寒シマメの刺身と和えて肝醤油漬けにしてもかなり美味しいんです。

今回は寒シマメの刺身がないため、焼きおにぎりなどに活用しました。
肝はいろいろな使い方ができるみたいです。
是非お好みの方法で活用してみてください♪



寒シマメはふるさと納税でも扱っております。
是非こちらもチェックしてみてくださいね♪

「朝どれスルメイカ丸ごと5本」

スルメイカのことを島ではシマメと呼び、冬の一番美味しい時期のものを「寒シマメ」と呼んでいます。この時期の寒シマメは肉厚の身と脂の乗った旨みのある肝が特徴です。朝どれ鮮度の寒シマメは、刺身にしても焼いても、肝を使って塩辛にしても美味しい逸品です。初めて調理をされる方でも安心のイラスト付きの捌き方説明書付きです。


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