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エッセイ集

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日々の生活の中で見つけた事、起きた事から、妄想を広げて書いてきます。
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2022年5月の記事一覧

【エッセイ】ロックというアイデンティティの素晴らしさ

自分の属性をロックだと思う事で、罪悪感があった時に「まあ俺はロックだから」と、打ち消す事が出来る。 リスクのある道を進む時も、それが自分を滅ぼすかもしれない道でも、また、たとえ色々な人に迷惑をかけかねない道だとしても、「まあ俺はロックだから」と、打ち消す事が出来る。 そういう意味で、ロックは強い。 これは自分のアイデンティティを何にするかという問題だが、ロックの良い所は、色々な要素が詰まりながらも、たった三文字な所だろう。 アイデンティティが「優しい」だと四文字。 「個

【エッセイ】コンビニで暴れたい

コンビニで暴れたい。 あの密室な空間で暴れたいのだ。 棚を倒し、バラ撒かれた商品を手に取り投げ、蹴散らし、そのまま転んで、ワー!!と喚き、商品を投げては喚き、投げては喚きをして、立ち上がり、隅まで走って、そのまま冷やしたペットボトルを取り出して蓋を開けて、ジャーーとコンビニ中に撒き散らし、そのままニコっと笑いたいんだ。 この感覚、わかるだろうか? これが、デパートや図書館や劇場や雑貨屋じゃ、特にそうはならない。 コンビニの密室感、整理整頓されコンパクトにまとまり、様々な物が綺

【エッセイ】粘土をこねてガムにしろ

僕はガムが好きで、キシリトールのガムの箱を持っていて、毎日計10個くらい噛んでいる。 タバコの代わりにガム? ちょっとイライラしたり、だるい時に、ガムを噛む。ただエンジョイする為にガムを噛む時もある。 ガムに飛びつくので、ガムの形にして色を塗った粘土が仕事場の机で包装されている状態であったとしたら、僕は騙されて包装を解いてその粘土を噛むだろう。 そして、もし、何かしらの調味料を練り込んでいたら、もしかしたら粘土と気付かず、ガムとして噛み続けるかもしれない。 そうだ!粘土はガム

【エッセイ】登山者の鞄の中に入りたい

登山者が背負う鞄の中身の一つになりたい。 鞄の大荷物の中には、様々な対策品が入っているのだろう。 本格的な山登りをした事が無いから全くの想像となってしまうが、防寒具に、傷用スプレー、非常食、タオル等。全くの想像過ぎて、具体的な物はだいぶ違うとは思うが、それでも、自らの身を守る為の、色々な物が入っているのは分かる。 そんな中、僕もそこに、ちょろっと入りたい。 勿論、何も登山者の身を守らない。 ただただ、重たくて、邪魔なだけだ。 僕が鞄に入る事で、およその物は、しまう事が出来ず