一日、ちゃんと動けば眠れるということ。
5日間、ちゃんと朝から学校へ行った。
一歩坂を登れば息苦しくなるような暑い日も、風が冷たくて鳥肌が立つような日もあった。
その日その日によって見出す表情が違うということを久しぶりに感じた。
朝、電車を待つホームにだんだんと人が増えていくこと。日常が戻ってくるということ。
新しい夏服が肌に触れる。冬服を着たのはほんの数回。
強い日差しが街を歩くみんなに降り注いで、今にもセミの声が聞こえてきそう。
そんな初夏の風景に違和感を覚える。
この風景が見れるようになる前の、なにかが抜けていて、ちゃんと正しい手順を踏んでこなかったような、ズルをしたような罪悪感、なのかな?
孤独で怠惰な時間を乗り越えた今日。
自分が手に入れたいものは、毎日の大半の時間と努力と引き換えだということを思い知った。学力と成績、そして将来の目標。
本来であれば、自分は今此処に立っていない。もっと遠くへ行っていたはず。
実際の自分は1年前の面影が残っていて、なにも変わっていない。
自分が焦っているのかなんなのかわからない。最近、わからないっていう言葉もよく使うようになったな。
あの眠れない夜は怠惰な時間の上に成り立っていた。ここ一週間はちゃんと寝れる。夜は眠くなる。それが当たり前なのだと。
夜寝ていない自分にもちゃんと価値はある。夜の自分は文字を紡ぎながら、新たな考えを生み出す。
でもこれからは一日、忙しく動いて夜ぐっすり眠る。そんな毎日が私を次のステップに連れて行ってくれる気がする。
そんな今日の独り言です。