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B1バイウィークとB2,B3リーグ(11月最終週)

男プロバスケBリーグB1のバイウィーク。
毎週ぎっちり組まれてたリーグ戦の日程に
ぽっかり穴が空いたように、B1のみ3週間
ゲームのない休息期間がある。今ちょうど
その期間中だが、3週間はさすがに長い。

Bリーグの島田チェアマンがnoteでご説明
されてる通り、リーグ主導ではなくFIBAの
組んだ日程(W杯関連だっけな)に沿って
リーグ戦の空白を用意したのに、直前に
なってFIBAに試合自体をキャンセルされた
ことで、日程を元に戻せなかったのが原因。
ある意味不可抗力による機会損失なので
リーグはむしろ被害者と言っていいだろう。
結果として国内リーグの盛り上がりに水を
指されてしまったんだから不幸でしかない。

ただ、選手たちや各チームのスタッフなど、
特に日本代表(候補含む)選手たちにとって
みたら、オフも働き詰めだった中で入った
待望のオフだろうから、結果オーライとも
言えよう。とはいえ、代表クラスの選手なら
このバイウィークでさえも何日休みが取れて
いるか分かんないレベルだけどね。

一方で、前述の通りこのバイウィークは
BリーグB1のみのもので、B2,そしてB3
リーグにおいては通常通りリーグ戦が継続
して行われていた。それなのに、B1しか
見ない多くのファンは「試合無い、暇だ」
などと宣い、テンション落ちたとか休みに
飽きた、などの失礼な発言も散見された。
そういう発言を見るたびに「だったら
B2やB3に興味を持ってほしいな」と
思わざるを得なかった。

B1のホームゲームに慣れたファンから
したら、B2やB3のゲームは草バスケの
ように見えるかもしれない。それなら
まだ仕方ないが、中には「NBAしか見ない
NBAファンがBリーグを見もしないで
貶してる」のと近い構造で、B2やB3を
見もしないまま貶してるB1オンリーの
ファンも相当数いるような気がする。
それは非常に悲しいことだ。

正直、このバイウィークはリーグ本営が
もっとB2,(別組織だけど)B3の試合が
あることをファン向けに宣伝すべき
だったんじゃないかと思う。これまでの
B1のダイジェスト映像を投稿するだけじゃ
なくてさ、もっとやりようあったと思うぞ。

という訳でB2とB3リーグは普通にRSが
継続しておりまして、順位表など見て
現状を確認しようかと思いますが、もう
何げにシーズンの1/3ぐらい消化する段階
まで来てるんですよね。早いなあ。

B2順位表の確認。どうしてもB3から昇格
した2チームが気になってしまうが、かなり
対照的な結果となっている。静岡は現状
しっかりB2にフィット出来ており、順調に
このまま行ければプレーオフ進出も見えて
くるだろう。一方の岩手はシーズン開幕前
から苦戦してる印象。一向に選手が揃わんし
序盤喰らいついてても終盤で堪えきれず
敗戦というパターンが多い気がする。ただ
ブルズとしたら待望の「B2復帰」だろうから
何とかしがみ付いてほしいところ。基本
昇格していくチームに対しては「二度と
B3に戻ってくんなよ」って思って送り出して
いるからさ(俺は、だけど)。

スポーツナビから転載、B2西地区

エレベータークラブっていうの? 上下の
カテゴリを行ったり来たりするチームって
フロントの経営体力がボロボロになるん
だよな。昇格で相当消耗するから、そこで
堪えきれなくなると1シーズン保たない
という事態になる。今のB3で言うと金沢や
八王子がそれに当たるか。フロントが
完全にぶっ壊れて落ちるので、元いた頃の
状態に戻すのすら困難となってしまう。
だから成績による昇降格を無くそうという
流れになってるんだしね。

そういう意味では、時間はかかったものの
福岡はだいぶ持ち直したと言えるんじゃ
なかろうか。B3→ B2→ B1→ B2という
リーグ内でも稀有なカテゴリ変更をしてる
チームなので、ここまで建て直したのは
大したもんだなと思う。今日23年11月27日
現在でB2西地区の首位。B1返り咲きは
あるんでしょうかね。

B2東地区

B2東地区、現在の首位はアルティーリ千葉。
昨シーズンのプレーオフで昇格失敗した事が
よっぽどショックだったんじゃないかな。
しっかり補強もして他チームを寄せ付けない。
ただ、このチームって出来て数年だけど
既に伝統としてPGがあんま強くないってのが
ある気がする。前田はB1で十分やれる選手
だけどSGだからねえ。コンボガード的な
起用でプレーの幅を広げる方針なのかね。

一方でB1からの降格チームである新潟アルビ
BBはb2東地区に来ても最下位を独走中。
もうフロントやオーナー的にも打つ手無し
なのかもしれないな。無い袖は振れないと
言うことでしょう。何だろ、ダメなチームの
特徴として、結果の出ないフロントが
居座るというのがあるが、どんなにファンが
失望しようとも外からフロントを追い出す
なんてことはまず出来ないからね。それは
外から救いの手を差し伸べることも出来ない
という意味でもあるから、詰んでるよな。

B3の順位、地区制無しなので分かりやすい

B3の順位も確認。首位は新規参入の福井。
「去年まで影も形もなかったチームに首位に
立たれて、先輩チームは情けなくないのか」
みたいな的外れな事を宣う輩もたまにいるが
基本的に今の段階で新規参入してくる
チームというのは、B1への昇格、これから
だったらBプレミアへの参入を前提に計画
して入念に準備して参入してくるんだから、
事業規模からして元々あった(のにB3に
居座ってる)チームが敵う訳無いんですよ。

ただ、最初から鳴り物入りでB1/B2経験者を
集めた福井が首位なのは分かるとして、
前評判があまり高くなかった徳島が2位
グループに着けてるのはいい意味で予想を
裏切ったと言えるんじゃなかろうか。まあ、
徳島は前年から地域リーグに参入して地盤を
固めていたし、リーグ経験者は少ないものの
チームコンセプトがしっかりしてるようだし、
表に見えないところでちゃんと体制は整えて
いたんだろうね。オール徳島って感じするし、
将来的に満を持して大塚製薬とかも関わって
くるようだと上も目指せそうな感じしますね。

そして、ブロンコスはというと現在8位。
ちょうど中位という感じで、プレーオフは
ギリギリ入れるかどうかというところ。
昨シーズンと比べるとどうしても不調と
言わざるを得ない。やっぱ2シーズン連続で
メインPGが個人昇格しちゃうと厳しいよ。
立て続けに主力の怪我が出てるのもしんどい。
正直、昨シーズン昇格出来なかったのが全て
というか、好機を逃したダメージはデカい
ということですけどね。まだ諦めるには
早いので、復調を待ちましょう。

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