雨戸屋さん

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症状説明の義務がある。

世の中、「義務」と「権利」がセットになっているものです。 「義務」を果たすからこそ、 「権利」を享受できるのです。 障害者雇用における配慮は「権利」。 では、「義務」は? 私は「具体的な症状の説明と対処法の提示」 だと思います。 各個人にあった適切な「配慮」を受けるためには 「こういう場面では、こんな症状が出てしまうが、こうすれば仕事への支障は最低限で済みます。」 と自ら職場の方に発信しなければならないと 思います。 それができないと、 会社側は良かれ

    • されたくなければ、せぬことだ。

      差別や偏見の話ですが、 私は信条として 「差別されたくなければ、 自らも差別してはならない」 と思って生きています。 でも、とても難しいことなのだと 日々思い知らされます。 誰しも劣等感がある精神障害のある人は程度の差やポイントは違えど 一定の劣等感を持っているかと思います。 かく云う、私もそう。 正社員になって、仕事は健常者並みにできても 体調を崩しやすい。 崩していない段階であったとしても、 躁転や、軽躁の後のうつに入り始めた予兆を 感じた時は

      • 「慣れている会社」勤務時間編

        前回話題とした 障害者雇用に「慣れている」会社。 障害者雇用(オープン就労)を検討中の段階では 「どういうこと?」となりがちだと思う。 障害特性や症状などへの配慮をしつつも、 働きがいと働きやすさを両立させている会社だ。 中でも違いが明確で、多くの人が気にする点が 勤務時間についてだと思う。 私の勤務先は一般企業だが、 特例子会社でなくとも、これだけの配慮があり 安心して働ける企業が存在する証として、 私自身の話をしたい。 私の勤務時間推移入社時:週2

        • 「熱心=働きやすい」なのか?

          障害者雇用を選択するのは、 一般雇用で働くことに不安を感じているから。 だから、 「働きやすい会社に入社したい」 と考えるのは、当然だと思う。 そして、障害者雇用に熱心な会社が 障害者にとって働きやすい会社だと考える。 こう考えるのも、また当然だ。 誰だって、渋々障害者を雇うより 喜んで雇ってくれる方が 嬉しいに決まっている。 だが、私の個人的経験に基づくのなら ここに大きな落とし穴があると思う。 「働きやすい=慣れている」 これは事実だが、 「

        症状説明の義務がある。

          双極性障害II型、35歳、正社員。

          タイトルのとおり、私は双極障害II型。 障害者雇用で契約社員として入社し、 昨年4月に正社員登用試験に合格しました。 現在は正社員2年生です。 障害者雇用をネットで調べてみると 当事者のブログ等は悲観的なことが大半だし、 正社員登用は、転職サイトの紹介ばかり。。。 障害者雇用で働くことの、悲喜こもごも、 当事者視点でお伝えしていきたい思います。

          双極性障害II型、35歳、正社員。