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ムスメ小学一年生。私たちは学校をやめることにした。

現在中学校一年の娘ミルコ(仮名)と私たち夫婦は、小学一年生の秋、学校をやめることにした。
理由はいろいろあるけど、要するに
「行ってみたけどあんまし面白くなかった」
ってのがいちばんの理由かな。
学校に
「やめます」
って伝えに行ったら、先生方ひっくりかえってたなぁ。当たり前だ。
「そんなことでいいのか」
という声には自信をもって、
「これでいいのだ!」
と宣言しておこう。

別に学校が悪かったとかどうこうって、相手を責める気持ちは全然無い。
そりゃ最初はすごく楽しみにして行ったのに、半年で行きたくなくなったのには、色々な理由があった。それを学校側としてどうしたら良いのか、考えていってくれたら嬉しいとは思う。
しかしそれは学校に今いる子たちが、楽しく学校生活を過ごせるように考える、ひとつの材料にしてもらえるといいな、というくらいであって、「責任取れ」とか、「どうしてくれる」とかそんな気持ちはみじんもない。ミジンコもなければ、アオミドロもゾウリムシもいない。美しく澄んだ清流のような心である。
私たちは、自らの道を選んだだけだ。

で、学校をやめてホームスクーラーとして、立派に普通の道からはみ出したのだが、これがなかなか快適である。
知ってらした、奥様? 学校に通学せず、家庭に拠点を置いて学習を行う人のことを、いまどきホームスクーラーとか呼ぶんですって。
既存の教育の形式とは違う新しい教育のひとつで、それ自体はホームスクール、ホームエデュケーションなどともいうらしい。新しいといっても、アメリカではよくあることのようだが、そう言うとなんかイカした感じがするので、そう呼んでおこう。奥様、ホームスクーラーですのよ、オホホ~。

我が家の場合も午前中は家で過ごし、午後から、時には午前中から一日中、プレーパークという自由な遊び場に行き、地域の子たちと遊んでいる。
その他には、デモクラティックスクールに行くこともある。
デモクラティックスクールとは、カリキュラムやテストがなく、自分の好きなことして自由に学ぶ学校だ。年齢は各スクールで上限などが違ったりするが、学年ごとの区切りはない。
そこでは子どもも一人の人間として大人と全く対等で、ミーティングではスクールの方針や予算なんかも子ども・スタッフ共に1票のよって決定される。これもアメリカが発祥の地らしく、知ってらした?奥様、こういうのをデモクラティックスクールと言うんですって、オホホ~。

これも大変イカした感じだが、残念なことにいちばん近くのスクールは、我が家から片道2時間近くかかるとあって、ちっとも近くない。通学時間が通勤ラッシュに重なることもあって、一年生の子どもには負担が大きく、たまにしか行かれないのであった。

続く。

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