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はんぺんは黒いと思って育った私と黒くないはんぺん達の話。

2022年にイラスト大教室アンソロジーに寄稿した作品です。

わたくし、生まれも育ちも静岡、大学も静岡、就職も静岡、
28歳で結婚するまでずっと静岡で育ちました。

なので、「はんぺん」といったら「黒い」んです。
むしろ白はんぺんの存在を高校あがるくらいまで知らなかったんです。
…マジです。


第3のはんぺんが現れた…?!

はんぺんと言えば黒(というか灰色?)だと思って育った私、
一応高校にあがった頃に「白はんぺん」も認識しまして。

へぇ。世間的には白いはんぺんの方がスタンダードなんだ…。
と驚いたものでした。

いまだに白はんぺんってどうやって食べたらいいかわからないんだけどね、実は。

…白はんぺんエピソードで思い出したのは。

長男の離乳食の本に白はんぺんと大根を煮るメニューがあって
そのとき生まれて初めて自分で白はんぺんを買って調理したの。
煮たらぷぁ~~~~って膨らんだから
「はんぺんなのに!!膨らんだ!!ナニコレ!!」
ってめちゃくちゃビックリしたことがあったっけ…。
※黒はんぺんはぎゅっとしてるから膨らまないんだよ☆

とにかくそんな感じで
「はんぺんは私の中では黒いが、静岡以外では白い」と認識していたところに。
「さつまあげ」を「はんぺん」って言って売ってるのを見つけちゃって。

平静を装いつつも内心は大パニックだよ、もう。

調べたら名古屋周辺では「さつまあげ」を「はんぺん」って言うことがあるんだとか。へぇぇ。

ところ変わればはんぺん変わる…。
あなたが「はんぺん」と言ったとき、
隣の人が果たしてあなたと同じ「はんぺん」を思い浮かべているかどうか…。

もしかしたら
会話がアンジャッシュのコントみたいになっちゃうかもですね☆


※静岡人なあなたにこっそり教えちゃうと、
 漫画のタイトルのうしろのうっすらとした絵は
 大崩海岸とか焼津の松風閣あたりから見た
 駿河湾と富士山のイメージです、実は。

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