思考を自由に遊ばせること
こんにちは、あまです。
最近「アウトプット大全」という樺沢紫苑氏の本を読了しました。実はもう私も、学部3年生。そろそろ就活に足を踏み入れなければならない時期です。
何かアクションを起こさなくては・・・と思ったのですが、いかんせん何から始めればいいのか分からない。とりあえず2年生からインターンなどにコミットしたり、学祭の実行委員をやっていたりととにかく意識が高い友人に何かいい本はないかと尋ねてみたところ、勧められたのがこの本でした。
新しい情報を取り入れる行為を「インプット」だとすると、手に入れた情報を吐き出すことが「アウトプット」。勉強に例えると、教科書を読むことがインプット、問題集やテストなどで実際に問題を解くことがアウトプットになるでしょうか。この本では結果を残すための効率的なアウトプット方法を、様々な角度から紹介されていました。
人間の脳の特性について特に詳しく述べられているな・・・と思っていたら、著者はなんと精神科医。それは詳しいはずです。特に序章の「アウトプットの基本原則」に含まれている内容は、今まで知らなかったことばかりでした。それでも、新しい知識がスッと頭に入ってくる。1つの内容が見開き2ページで簡潔に書かれているからです。次のページを読めば、前のページのことをよく忘れてしまう私にとっては大変ありがたい構成。
(1)重要だと感じたポイント
「わかりやすいな〜」と思いながらサクサク読み進め、色々なことを知れ、満足がいった本でした。そして数多く紹介されている中で、個人的に重要性が高いと感じたものがこの3つです。
(1)心を揺さぶるような経験をしたら、思ったことをノートに書いて記録に残す
(2)ぼーっとする時間を作る
(3)作業に早く取り掛かりたいときは、とにかく始めてみる
(1)と(3)は納得がいくものでした。せっかく手に入れた情報は、どんどんアウトプットしなきゃ意味がない。正論です。やらなきゃ。
しかし、(3)は?本文では、「ぼーっとしている時間こそがクリエイティビティを高める」と書かれてありました。しかしそれって本当?ぼーっとする時間って、そんなに大切なの?
(2) ぼーっとすることの意義とは
検証のため、「ぼーっとすること」の意義を書いてあるサイトをいくつか参照しました。
https://studyhacker.net/brain-slumber
”Study Hacker”さんのこの記事では、「ぼーっとする時間」のことを「ブライン・スランバー」(脳のまどろみ)というかっこいい名前で呼んでいました。ここでは、日々活動的に動いている脳を休ませることができる、重要な活動だと定義されています。確かに私たちの脳は、日々フル回転しています。年中無休です。コンビニと同様に。
時々おやすみさせないと、なんだか可哀想ですよね。
(3) ぼーっとすることの効果
ここで、「アウトプット大全」の著者の樺沢さんのインタビュー記事を取り上げます。
ここで面白いと思ったのは、ぼーっとしている間には"デフォルト・モード・ネットワーク”という作用が働き、脳内の情報を整理し続けているということでした。
そして綺麗に掃除された脳内からどんなことが期待できるか?なんと、新たなアイデアが生まれやすいというメリットがあるそうです。
逆にしてはいけないのは、タイトルにもあるように、休憩時間にスマホを触ってしまうこと。スマホを触っている時間って、私たちが思っている以上にエネルギーを使っているみたいなんです。脳を一つの部屋に例えると、活動をすると、部屋(脳)はもの(詰め込んだ情報)でぐちゃぐちゃになってしまいます。そんの状態なのにさらにSNS等で情報を詰め込むと・・・。もっとぐちゃぐちゃになってしまうのは避けられませんね。
(4) 学んだこと
偉そうにつらつらと書きましたが、実は私は今まで休憩中はスマホ万歳でした。SNSだけではなく、Youtubeで好きな動画を見て癒されたり・・・。それが至福の時間でした。しかしそれが、脳をさらに疲弊させていたのですね。ショックというか、なんというか・・・。
考えを改め、今度から日常の中で「ぼーっとする」、いや「ブレイン・スランバー」を試して行こうと思います。みなさんも、実践中、友人や同僚から「何ぼーっとしてるねん!」と突っ込まれても、「ブレイン・スランバーだよ、知らないの?」と返していきましょう。
合言葉は「ぼーっとしているんじゃない!ゴールデン・スランバーだ!」です。そういうことで、ひとつよろしくお願いします。
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