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女のワンピースは銃口だから戦死する。

世の中には無数の出会いの場がある。
合コン、街コン、婚活パーティー等、最近では相席のできる飲み屋まで。

そんな場に足を運ぶなら何を着ていくのだろうか。

女なら清楚で女性らしく見えるもの無難だろう。
男なら清潔感があるものが良いだろう。

あまりに一般的な答えだ。

何も悪いと言っているわけではないということだけ先に断っておこうと思う。
もちろん間違ってはいないと思うし、私もそうすると思う。
ただそこでの確実な出会いをものにするのなら、もう一歩踏み込まないと意味がない。
当たり前のことだが、異性と出会いに行っているわけで、楽しくおしゃべりをするために参加しているわけではない人たちへ向けた話である。

これから話すことは、甘茶的感性に基づいて綴るものであり、嘘だと思うのであれば実行する必要はない。
共感を得た方だけが、あなた自身の判断で一歩踏み込んで欲しい。
私は選択肢を与えることはできるが、正解かどうか判断するのは自分自身であることだけ先に断って話を進めていこうと思う。


ワンピースは銃口である

女性のワンピースといえば、フォーマルな場所でも好まれるスタイルである。
ドレスアップしているといえば聞こえがいいが、そんな格好でコンパやらに行ったらまずドン引きである。
誰だって銃口を向けられたら身を引いてしまうのは当たり前だ。

多くの男性は君の必死さに一歩引き、あなたは戦死する

コンパを戦に例えるなら、先ほども綴った通りワンピースとは銃口なのだ。
もちろん全てがダメというわけではない。時と場をしっかり精査できる方であれば美しく鮮烈な印象を相手に残すことができるだろう。
たとえば、知人や友人の結婚式。
ワンピースやフォーマルなパンツスタイルの衣装にドレスアップした女性は、少し化粧が濃かろうがとても魅力的に見えるものである。
なぜならそれは日常から切り離された非日常、つまるところその日はハレの日というやつだからである。
綺麗に着飾った新郎新婦とド派手な会場、普段は口にしないような食事などが並ぶ非日常空間は、ワンピースを魅力的なアイテムに昇華させるのである。
なぜ銃口(ワンピース)を向けて魅力的と感じるのか。

それは銃口(ワンピース)が美しく見える場だから。

西部劇のガンマンが銃口を向けて対峙する光景がかっこよく見えいうに、ワンピースをきているのが美しいとされる場なのである。
もっと身近なものに例えるなら、某東京のテーマパークで、ネズミの耳やら魔法使いの帽子やらを被っていても全く気にならないのと同じことだ。
ここまでいえば大まかなご察しはついたであろうか。

コンパではその格好はやりすぎなのである。

もちろんそんな奴は絶対いないとは言わないが、キャラものの耳を普段から常時装着している奴もそう滅多にいるものではない。
耳をつけて許されるのはどん兵衛のCMに出ている吉岡里穂くらいだろう。百歩譲って、石原さとみやら綾瀬はるかあたりなら許されるのかもしれない。
ただ一般人のあなたには荷が重すぎると言わざるを得ない。

だからと言ってパンツスタイルは以ての外。

これまでの言い回しからすると、スキニーのパンツで攻めるのは正解かもなと思ったあなたの考え方は極端すぎる。
スキニーのパンツ。なんだったらデニムのスキニーでカジュアルになんて、ハリウッド女優気取りのあなたには、鏡に前で自分の足の短さを確認した上で土下座して欲しいものだ。
物事には良い具合というものがある。テストでいえば平均点だ。
平均点の少し上を狙うのが、コンパでの鉄則だと私は言いたい。
「でもパンツスタイルは、流行っているし海外ファッション誌ではよく見かけますよ。オシャレに敏感なメンズなら悪く見るはずがないじゃない。」
などとまだ諦めきれないあなたにははっきりと言っておこう。
パンツスタイルでもモテるのは世界広しといえども、海外セレブかハリウッドスター、なんだったらエマ・ワトソンくらいなものである。
鏡の前で足のむくみでもとりながら、反省会でもひらきたまえ。
婚活パーティーならまだしも、合コンや街コンと言った友達との参加が比較的多いコンパでは絶対の不正解だ。

数合わせのただ飯ごっつぁん野郎にしか見えない。

殿方なら頷いている方も多いだろうが、まずコンパに行って確認されるのが、今日は出会いを求めてここに来ているのか否かである。
このふるいに残るにはパンツスタイルでは脇が甘すぎるのである。なんだったら美味しい食事とお酒をご馳走になりに来てますと、顔にでかでかと書いてあると言ってもいいくらいだ。
ただし、張り切ってワンピースで着飾りそのでふるいに残ったしても、その場を終えるまでにおそらく男性の目には重すぎる、ガツガツしすぎているとうつってしまうだろう。

だから初めからスカートを履けばいい。

だいぶ回りくどい言い方になってしまったが、結局のところスカートをはいていけばなんの問題もないのである。
スカートスタイルならなんでもオッケーというわけではないが、そのコンパでは平均点を取れるくらいピースオブケイク(朝飯前)だろう。
物事の良い具合ということである。
ここまできたらあなたの腕の見せ所である。
言い換えるならこのまま平均女になるか、ちょっといい感じの女になるかの瀬戸際と言っていいい。

重要なのは上に合わせる服。

この寒い時期なら、コートの下にどんなサプライズがあるのか。夏場なら登場した時どれだけの爪痕を残せるのか。
全てはそこにかかかっていると言ってもいい。
サプライズや爪痕と極端な表現を使ってしまって誤解された人も多いかもしれないが、別にド派手な衣装や際どく胸元のあいた服を着ろと言っているわけではない。

自分の年齢 ー(マイナス)3歳の服。

大概の殿方は女性はいつまでも綺麗であり続けて欲しいと思うものである。
言い換えるならいつまでも若々しくあって欲しいのだ。
コンパのとき女子たちはまずしっかり化粧をしていくだろう。そしてだいたいの会場は暗めの雰囲気のあるスペース、しかも夜だ。
したがって上に合わせる服は、普段の延長で自分がもっとも似合うというスタイルに−3歳というスパイスをくわえるのである。
もっと具体的に説明するなら、スレンダーな女性であれば鎖骨が少し見える長丈のシャツか襟ぐりのゆったりしたゆるめのニット。
そこに少し柄や色で遊んでみたら−3歳もクリアする。
遊ぶというのがわからないのなら少し高めのデザイナーブランドで2万円くらいのそんなような服を買ってもいいだろう。デザイナー様が考えている柄なら色のチョイスを間違えない限りは大体はオシャレに見えるものだ。あえて言っておくが、−3歳だからと言ってビビットな色など絶対選ぶなかれ。
目立つのが目的ではなく、気持ち地味目でじわじわと平均点の上を狙うべし。
ちなみに胸に自身がある女性ならば大きさにもよるだろうが、ウエストが太く見えがちなので、スカートにインできるようなスタイル。
ぽっちゃりさんなら可愛らしく愛嬌のある感じでシャツにニットを合わせると良いかもしれない。

スカート丈はそれほど重要ではない。

言い忘れていたが、スカートの丈はさほど重要な要素ではない。
なぜなら食事するときに座るからである。もちろんミニスカートで誘惑しても足が太いからという理由でロングを履いて言っても構わない。
ただし、短めの丈をチョイスするなら肝に命じておいて欲しいのが、男性の多くはむっつり野郎だということだ。
あまりやりすぎるとあなたの腰より上をほとんど覚えていないという現状に絶望するので悪しからず。
長めをえらぶあなたは少しだけでも素足を見せることを心がけると良いだろう。少しくるぶしの見えるくらいの丈にするか、それすらも嫌ならパンプスで足の甲が見える程度でもいい。
多かれ少なかれ服で隠れている部分と素肌の部分のバランスを少し意識すれば丈はさほど重要ではないのである。

長々と語ってしまったので今日はこのくらいにしようとおもう。
くれぐれも西部劇でもないのに銃口は向けるべきではない。

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