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コウモリガ- Endoclita excrescens

大型の原始的な蛾。食性も変わっていて、幼齢時は比較的柔らかい植物の組織を食べ大きくなったら木の材を食べるため、本来は幼齢枝→幹の中心部と食していきますが場合によっては、麦やイタドリといった草の茎を食べる→木に引っ越す特性がある。
他にも卵を空中からばらまいて産卵するという特性もあり、よく言えば食草にこだわらない広食的性質による生態と取れるが、特殊化が進んでいない原始的な蛾として思える。

ぶら下がるコウモリが、このぶら下がる姿からコウモリと名付けられた。

体にもいくつか特徴的な部分があり、まず足が薄っぺらで太く、近縁種のカワゲラなどに似た足で彼らが近縁であることをうかがわせ、体形も翅からはみ出るほど腹が長く、蛾とカワゲラの中間的に見える。

それ以外に頭と胸が顕著に区別がつく、触角が短いなど独特の特徴が存在する。


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