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ツシマオサムシ-Carabus japonicus tsushimae

対馬のオサムシと言えば、ツシマカブリモドキが有名だが普通のオサムシもいる。
それがこのツシマオサムシ、ヒメオサムシ対馬亜種だ。
ツシマカブリモドキとは違って、本土にいるオサムシと同じような姿をしてる。

木に登るツシマオサムシ、そこは立ち枯れだが…

しかし、行動が特徴的で木に登る、クロカタビロオサムシと同じように。
今回の遠征では、60個ほどコップを仕掛けたが、最初の夜に森を歩いて樹幹を見て採った方がおおいくらい、木に登っていた。
採集者としては地面に歩くのを探すよりも、木に登っているのを見る方が楽なのでありがたいが、オサムシとしてはかなり特殊な生態なのでは…と思う。

この子も木に登っている、木に登っているオサムシは警戒心が薄いのでたくさん写真が撮れる。

ツシマカブリモドキも木に登っていて、芋虫を食べていたことを考えると
多分、地面に落ちる芋虫を探すよりも樹幹を降りてくる芋虫を狙った方が早いと木に登っていると考えられるが…
今年のGWは寒く乾燥しているからミミズがいないて木に登ったのか、島の餌資源のなかでミミズを幼虫に譲って成虫は芋虫を食べるように変化してニッチをずらしているのか…はたして?

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