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~BIGに俺はなる~ 移住者へのインタビュー 第二弾 後編

海士町ではIターンや大人の島留学など移住者が多く、挑戦の可能性の地として、それぞれの想いを実現しています。 
移住者インタビュー 第二弾でご紹介した藤本さんも、社会福祉協議会の若手のホープ。若さって素晴らしい!と感じる、パワフルな藤本さんへのインタビュー 第二弾の後編です。

福祉学習の帰りには小学生のHEROに!?

――海士町の魅力って何ですか?
古き良き日本、日本文化がまだ海士町にはあります。動物だったら、絶滅危惧種かもしれない(笑)でも、その貴重な文化がとても心地いいんです。
「なんか面白そう」「自由な発想を受け入れてくれそう」「自己実現出来そう」そう、思える町ですよね。また、酒が好きな人が多いイメージもありますね。「直会」(なおらい)文化が強く、メインの行事・催しよりも準備や慰労会の「酒」が主役なんですよね(笑)

――海士町へ移住して、休みの日はどのように過ごされていますか?
引っ越しした頃は、慣れない環境もあり、ほとんど寝ていました(笑)
夏本番、大好きな季節ですのでワクワクしています。
昔、先輩に誘われて海での「魚獲り」(素潜り)に連れていってもらい、本当にはまりました、「こんな楽しいことが人生にあるんだ!」と。今回も2万円もする高価な銛を購入し、海士町へ乗り込みましたよ、カサゴ、メバル、アナゴ、コブダイなどなど、俺を待っていますよ、きっと(笑)

地区の大祭りに参加(いろいろな地区からお誘いを受けました) 

――移住して、自分は変わったなと思いますか?
昔はとにかく困ったら人に頼るという感じでしたが、海士町のキャッチにもある「ないものはない」精神で、ないものは自分たちで創ると考えるようになりました。先日も、急に某有名チェーンのハンバーガーが無性に食べたくなり、奥さんと二人で、創意工夫をしながら、バンズやパテ・肉など自分たちで作って食べました。ないものは作り出すようになりました、自分から進んで。何とかしよう!という思考回路に変わりましたね。

――3年後、どうなっていると思いますか?
海士町で充実した生活を送っているでしょうね。それまでに今の仕事をきちんと覚えて、自分の色、自分らしさを出しながら、地域に入り込んでいきたいです。仕事でも住民としても。子どものエネルギーや高齢者の笑顔を大切にして、気がついたらみんなが楽しいと思える日々になっている、そんな地域をがむしゃらに作っていきたいですね。

――海士町の中で好きな場所を教えてください
自宅がある崎地区からの景色ですね、通勤路は日々自然の中で変化と心の癒やしをもらえますね。夕陽に照らされる島々や海の水面に本当に癒やされています。海が大好きなので、夏本番で、もっともっと海士町のことが好きになると思います。のんびりとした時間を感じながら・・・

すべてを包み込んでくれる崎から夕陽

――移住を考えている方々にメッセージをお願いいたします。
多くの大都市で、人が人にまったく興味をもっていない現代。そんな中で人間関係がうまくいかず、社会に嫌気がさしている人、悩んでいる人には特に海士町へ来てほしいと感じます。海士町の人の温かさに触れて、心地よさを感じ、自分の人生を振り返る時間にしてもいいかもしれませんね。

(編集後記)
「地域を巻き込み、住民全員が必要だと感じる、遊び場作り、社会福祉協議会はそんな場所だと思います。子どもや地域の方々を自分のフィールドに迎えるだけではなく、自分から地域や課題に出向いていくことが必要だと思うんですよね、そんな居場所作りをしたいんです。」と熱く語ってくれた藤本さん。若き頃に宣言した「BIGになる」、そんな日が来ることを我々も願っています。



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