軽症、までいかない具合の悪いときに

大人でもお子さんでも、病院からも保健所からも断られた、という患者さんからの声がいくつも届いています。

発熱が続いていて体調があまり良くない、家にいて大丈夫か受診したほうがいいか、でももし新型コロナウイルスだったらと思うと家族への感染も心配・・・

まず目安を確認します。該当する場合はリンクの流れに沿って。相談窓口へ、とあちこちから案内もされていますが、繋がらないときも不安が募ってしまうと思います。

以下に示す内容はありますが、それとて、様子を見て変わってきたり違うな、という感じがあったら、そこは受診を考えるということが大事です。

おうちでの観察の方法です。

内科医の占部まり先生が監修されたこちらのイラストがとてもわかりやすいです。(Heart Catchの西村真里子氏・武蔵野美術大学大学院久々江美都氏・ARUN 功能聡子氏制作)

ですが、こちらは「なるべくわかりやすく」と一枚に凝縮したものですので、細かい説明は、省いてあります。実際に体調が悪い方でこちらのイラストに書かれていることを実行しようかなと思われた方は、以下のnoteに詳しくありますので、こちらの記事を必ずお読みください。

対処法は、こちら

占部先生は、状況が変化していくこともまた一変してしまう可能性も認識しながら情報を出してくださいました。それは医療資源を大切にと思いながら、不安な気持ちで家にいる患者さんを多くご存知だからです。

リスクを背負って、腹をくくって、情報を出してくださっています。


私たちは、これがこう言ってるから、といった形で責任をここに求めるのではなく、この情報を頼りにしつつ自らの身体の状態をよく観察すること。

医療に絶対はなく、ひとりひとりの身体は異なるという認識を持ち、自分の状態をよく見て、そして状態が明らかにおかしいときは、医療に繋がる。

自分が感染していると考えて行動していると、医療機関への受診はためらいがちになりますが、オンラインもあります。
これらは今までやってきたところのみ
https://fastdoctor.jp/
https://doctorsfile.jp/search/ft104/
https://clinics.medley.life/clinics
https://byoinnavi.jp/online_medical_examinations
だと思いますが、初診から可能となったので、今後受けられるところは増えていくことと思います。

「新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会」からも「体調が悪いときにすること」として情報が出ております。

急速に亡くなってしまうこともある、具合の悪い重症の方々から見たら軽症患者は大したことない、ましてそれ以下だなんて全く大したことないと思われることと思いますが、身体の調子が悪くて、どこにも繋がれない状態は、なかなかしんどいものだと思います。
重症患者さん達は、専門病院での専門の医療従事者による必死の治療が続いていますが、また同時に軽症の方々のしんどさも理解し、支援しますよ、という医療者がいることに、救われます。

※東京都は軽症患者をホテルで、となっていますが、確定診断された方の中での軽症の方、ですので、そこまでいかない、という意味で、「軽症までいかない」と書きました。

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