見出し画像

ご縁の2021年。芽を育む2022年。

新年明けましておめでとうございます。

自分の自覚以上に走り続けることになった2021年。年末までありがたくバタバタさせてもらったんですが、新年を迎えた元旦に、意を決して人生で初めて昼から1人で日本酒を味わってみたところ、たまらない幸福感を覚えてしまいました。そのうえで、本当に文字通りのんびりと2021年を振り返ってみると、それは濃密な1年間だったなぁと自覚しました。ほろ苦い課題も含めて少しここで振り返ってみたいなぁと思います。

本文の前に1つお知らせが。この投稿の最後にも再度触れますが、1月15日(土)午後4時から、TBS系列全国ネットの特別番組として、Entôを1時間まるごと紹介して頂けることになりました!タイトルは「未来をつくる島ホテル」。実はオープン前から約1年弱密着してもらい続けてくださっており、そして11年ぶりの再会となる松本潤くんにこのEntôを訪れてもらったのでした。どんな番組になるのか、自分もドキドキ楽しみにしています。

Entôのグランドオープン

さて、2021年の最大のトピックはなんといっても7月のEntôグランドオープン。この前月には島内試泊や春から続々と集まってくれた新スタッフと共に走り回ったオープンでした。この7月、大切な大切なゲストに恵まれ、この7月に来られた数組のゲストがその後リピートしてくださったり、パートナーとなって新たな展開につながっている事業も多数生まれました。

オープン直前には東京で生まれて初めてのプレスイベントを実施。この際に、初めてジオホテルとしての位置づけを世界に発信し、グローバルのジオパークネットワークの会長から応援の言葉を頂けたのはとても嬉しいことでした。

MATCHAの青木くんから声をかけてもらって、オンラインのインバウンドサミットにご登壇させて頂き、この前後では観光庁の小俣さんにはオンラインイベントの対談も含めて様々ににお世話になりました。こうしたイベント前後にはとても嬉しいご縁を多数いただき、想いのこもったご紹介を多数の媒体でしていただきました。10月には突然の海士町が観光庁長官表彰を受賞。このニュースは寝耳に水状態で本当に驚きました。そして憧れの存在だった原研哉さんの低空飛行でご紹介頂くこともできて感無量でした。

改めてEntôの出来事を思いだそうとしたところ、こんなにも丁寧に海士町noteが適宜情報をまとめてくださっていて、本当に有難い限り・・・!


ふるさと納税による未来共創基金のスタート

2021年、Entôに並んで個人的にはとても大きなニュースとなったのが、海士町未来共創基金。ふるさと納税を原資にした、海士町独自のチャレンジファンドでもあるこの基金の担当をさせていただき、今年2件の投資事業が生まれました。その様子を11月にはチャレンジフォーラムという形で全国へ発信。改めてその意義を確かめることができました。その前には、この海士町の取組がトラストバンクさんの運営する「チョイスアワード2021」で大賞を受賞。全国的なご注目を頂くことができました。
年末、納税チームが「本当にもう考えられる打ち手は全てうった」と言い切れるほどに全力で走り抜けてくれた結果、納税2.15億円の納税額が集まりました。継続的に海士町に関わり続けてくださった方、新たに海士町に出逢ってくださった方、こんなにもたくさんの温かなご縁を頂いたのだと実感しています。


初体験で広がる世界

振り返ってみると、自分個人としても世界が広がった1年だったのだなぁとも気づきました。特に7月にEntôに初めて訪れてくれた成瀬くんには、それ以来ほぼ毎月会うようになり、仕事・プライベートの境目なく世界を広げてもらっている感覚です。その中でも京都で初めて経験させてもらった禅とサウナはもう衝撃的な体験でした。大げさじゃなく自分の暮らしに大切なスパイスをもらえた体験でした。サウナもなんとなく流行に後から、みたいな感覚がぬぐえなかったところが「ととのう」という体験が、想像していたものと全く違って、Entôのオープン後の日々の中で唯一意識がいい意味でぶっとんだ日になった記憶があります。
プライベートでも、夏には息子と二人での初キャンプを実現。息子が学校でキャンプを題材にした詩を書いてくれていたのを見てとても嬉しかった記憶が。12月には子どもにとっては3年ぶりになる札幌への帰省。久しぶりに子どもがいとこたちに再会。とっても嬉しい旅だったし、何よりも改めて北海道の食は美味しい。。。息子が5日で2キロ太りました。


隠岐4島・海士町での新たな取組

昨年は海士町だけではなく、隠岐4島においても大きな節目に向けての準備を進めた1年でもありました。来春には新たなフェーズを迎えることになる、隠岐諸島。たくさんの対話と議論を重ね続けた1年だったようにも思います。観光業がいよいよ観光の垣根を越えていく、そんな新たな挑戦です。
海士町においても、久々となった大迫力の花火が目玉だったキンニャモニャweekや、島民手作りのマルシェ、進化思考をはじめとする出版事業の立ち上げ、あらゆる取組を支え引っ張ってくれた大人の島留学と、海士町役場の半官半Xという働き方。社内においてもEntôだけではなく、港ターミナルのレストラン・売店運営においても、様々なスタッフが大活躍をしてくれました。


新年2022年に向けて、まずは115のテレビ放映!

久々に長く長く書き出してみたけれども、本当に濃密な1年間だったなぁと感じます。ここに書ききれないこの行間に、それはたくさんの、温かい関係してくださった方々がいらっしゃいます。ご縁を頂いたすべての皆さまへ、そして現場でこの全てを実現してくれたスタッフの皆さまへ。改めて心からの感謝です。ありがとうございました。
こうして、いわゆる社会資本が拡大し、改めてその縁の深さに感謝する1年間でしたが、一方で課題も明確になりました。自律が足りず余白を創ることができなかったしわ寄せが自分の身体にも一部出てしまった時期もあれば、現場スタッフへ混乱を生んでしまった時期、家族への負担が大きくなってしまった時期も多数あったと自覚しています。克服すべき課題は当然向き合いつつも、身の丈を見つめながら、引き続きこの恵まれた関係性に甘えさせて頂きつつ、2021年も挑戦を続けたいですし、年末に味わってしまった余白の中で生まれる幸せな時間もたくさん作っていきたいです。

さて、そんな2022年、早速大きなイベントが待っています。1月15日16時より、TBS系列の特番特集として「未来をつくる島ホテル」という特集でご紹介頂けることになりました!実は昨年1年間Entôのオープンに向けて、地元テレビ局である山陰放送さんが密着を続けてくださっており、さらにはその企画のロケで、11年ぶりの再会となる松本潤くんがこのEntôを訪れてくれました。たまたま同級生でもある彼と焚火を囲みながら、初めてあった11年前から今までのこと、そして未来を語り合えたことは刺激あふれる大切な時間となりました。いつかまた再会ができたときに胸を張れる自分であること。そんな風に思ったことを思い出した場面があったことも思い出しました。お互いに、いい意味で時間を重ねられたのだと実感をしています。じっくりとその時間もご紹介頂けるとのこと、ぜひご覧いただきたいです。自分も最終的な内容がどんなものになっているのかわからないので、いち視聴者としてもドキドキ楽しみにしています!


久々に、こんなに長い投稿となりました。(初めて?)思い立って書き出してみて多分に自分の整理の意味でもありましたが、改めて1年後にも楽しく振り返られる1年にできればと思います。ここまでお読み頂き、ありがとうございました。皆様にとっても素晴らしい1年になりますように。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

青山敦士


写真:太田章彦

離島、海士町、観光業、ホテルで働いてみたい、という方を募集中です。Entôでも、調理スタッフ、サービススタッフ、クリンネススタッフ、総務スタッフを募集しています。お気軽にコメントでもメッセージでもご連絡ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?