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Alignment と Autonomy を両立させる

こんにちは。天野です。

アジャイルな組織運営では、基本単位を自律的なチームにします。チームにできる限り権限を委譲し、ゴールに向けて自己組織化して活動できるようにします。

チームが自律的に活動できることは重要ですが、一方で各チームがバラバラに動いてしまうリスクも存在します。組織として同じ方向を向きながらも、各チームでは自律的に動くという、一見相反するものを両立させる必要があります。これをSpotifyでは "Alignment and Autonomy" という言葉で説明しています。

Spotify engineering culture (part 1) より引用

2024年になり、自組織でAlignmentとAutonomyを両立させるためにどのような活動をすれば良いかと考えています。今日は、その叩き台を考えて書き出してみます。


どのチームが何に取り組んでいるか見える化する

チームレベルでは、プロダクトゴール・スプリントゴール・プロダクトバックログなどを参照することで、どこを目指していて何に取り組んでいるかが分かります。

組織レベルでは、組織内の全チームについてこの「どこを目指していて何に取り組んでいるか」情報が分かるように透明性を確保することが重要だと思います。

現在まさに試行錯誤中なのですが、Miroで組織内の事業ラインやチームを一覧できる図を作成しています。図の中のチームやプロダクト(team of teams)をクリックするとチームの概要ページに飛び、そこからゴールやバックログを確認できるようにしたいです。

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