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推しがキャスターとして輝く姿をこの地でこの目で見たかった女の裏レポート

2023年8月25に開幕した
FIBAバスケットボールワールドカップはドイツの優勝で幕を閉じた。

長らく抜けられなかった余韻の渦から抜け出した私は次は少々ロス気味だ。

沖縄でワールドカップが開催される。

現地沖縄の人たちはさぞかし盛り上がるだろう!
と思っていたが、ワールドカップ開催直前まではそれ程ではなかった気がする。

自称非公式沖縄在住アンバサダーとして細々と聞き込みをしていた私だが、知らない人や興味のなさそうな人も多かった。

それが日本×フィンランドの勝利以降どんどんバスケの話題が周りで広がり県内のパブリックビューイング会場も大盛況だったようで

Akatsuki Japanのメンバーの躍進が日本全体を巻き込んでいく様子は圧巻だった。

奥武山公園ファンゾーン



こどもの国ファンゾーン


パリ五輪行きの切符を自力で掴み取ったAkatsuki Japan

その姿を1年半追い続けてきたキャスター田中圭。

約1年前に語られたこの言葉達が現実になった瞬間をリアルタイムで見られてよかった。



タレントをスポーツキャスターに起用することに否定的な声もある。

放送中には邪魔だとかコメントが薄いなど辛辣な意見が書き込まれたりもする。

しかしながら田中圭さんや広瀬すずさんお2人の存在はとても重要だったと思う。

ワールドカップやオリンピックという舞台は国民を巻き込んでいくもの。

ファンや精通した人たちだけでは大きなムーブメントは起こせない。

1年かけてお2人は取材や宣伝活動などを通してバスケの魅力を伝えてくれて、素人にもわかりやすい言葉や表現で楽しませてくれた。

にわかファンを1年かけてファン1年生にしてくれた存在であり、にわかファンに瞬間的な火をつけるきっかけだって作ったはず。

バスケのルールも選手達の個性も知らなかった自分自身が1年間かけてうっすらでも様々な知識を身につけ、1日おきに行われる試合を夢中になって応援し続け大きな感動を貰えたのはキャスターの存在があったから。

立場は違えど役者として輝きながら大好きなバスケでW杯の舞台に立った圭さんは本当にすごく格好いいと思うし是非パリ五輪にも一緒に行っていただきたいと心から思う。

スキアラバ
エッフェル塔とワインと田中圭(仮)
の出版もよろしくお願いします。


就任直後のキャスター圭



声を枯らして応援していた圭さん




会員限定の閲覧ですが批評文も掲載いただけました。


「FIBAバスケットボール・ワールドカップ2023」タレント起用に対する意見に思うこと


ここからはちょっぴりよこしまな気持ちでワールドカップの会場に行った私の話を記録しておきたい。

実は書くつもりは無かったのだが何だか書かないと次に進めない。
どうしても他の文書を書く気になれない。

何だか宿題を忘れたまま夏休みを終えたようなそんな気持ちだ。

文章を書く事=私にとっては良い事も悪い事も思いを閉じ込めて次に進むステップなのだ。


沖縄在住の私は

何としてでも沖縄で田中圭さんに会いたい!

沖縄に来るんだもん会えるに違いない!

圭さんがキャスターに就任した頃からずっとそう思っていた。

しかし現実は厳しいものだった。

まずワールドカップのチケット…超高い。

沖縄在住の友達と「せっかく沖縄に来るし行ってみるかぐらいの気持ちだったけどそんなレベルじゃないね…なんかそんな風に思ってごめんなさいだね…」なんて話していた。

低賃金で少し腰が重いタイプの人が多い沖縄では舞台やコンサートのチケットもギリギリまで売れないことがあるらしい。

第一弾の販売は2DAYチケットで安いものでも7万とか…

お小遣い制の私には手が出るはずも無く、それでも念のためサイトに行ってみたが混み合っていて辿り着く事さえできなかった。

ようやく訪れた1試合だけのチケット販売も即完…(これも良い席は3万以上する)

夢が破れた私はどうしても諦めきれず田中圭さんがキャスターを勤める8月25日の日本戦の直前のオーストラリア×フィンランド戦のチケットをやっとのことで手に入れた。

もちろん世界のバスケをこの地で見たいという気持ちは大きかった。

同じ日だもん!
会場にいるかも!
同じ空気を吸えるはず!
そんなよこしまな気持ちもあった。

大会4日前そんな私に奇跡が。
日本戦のチケットをお譲りいただく事が出来たのだ。

沖縄で田中圭さんに会える!
Akatsuki Japanの試合をこの目で見られる!


大いに喜んだ私だが…

試合当日。
キャスターだし1試合目から見るだろうなぁ。
なんて思っていた私は目を疑った。

え???生放送でんの???
え???本当に沖縄来るんだよね???
田中圭ってやっぱり数名いる???



主役でもそうじゃなくてもいつだって番組を盛り上げるため番宣も全力の圭さん。

まさかの当日お昼まで生出演。

なんなら前日入りしていると思っていたよ。

前日の夜バスに乗りながらキョロキョロしてましたよ。

そんなとこにいるはずもないのに♩
何度も山崎まさよしが頭の中で歌っていましたよ。


当日のカウントダウンクロックとか見に行くのかな?なんて思ったりもしてました。

私が代わりに見ておきましたよ



てな訳でソワソワが止まらない私は、いても立ってもいられずそんなとこにいるはずもない事を確信しながら空港や聖地を巡り、圭さんが沖縄に着く頃すでに私は沖縄アリーナにいた。



アリーナの前ではアナウンサーや超有名なタレントさんがマイクを持って立っていた。
フィンランドやオーストラリアの応援団もたくさんいて、まさに祭り!といった感じだった。

そしてW杯開幕!

初戦のオーストラリア×フィンランドを観戦。


世界のバスケのスピードと何だかテンションの高い会場を巻き込むような演出、フワフワしながら私はそれを見ていた。

完全に私は集中力を欠いていた。
日本戦の前に体感しておいて良かった。

完全なる場所見知りである。

そしていよいよ
日本×ドイツ戦



降っていた小雨も止み、空にはお月様が浮かび、晴れ男の圭さんもこの中にいるのかと思うとワクワクした。



試合前のコート脇では、澤部さんや、田臥さん、東山紀之さんらが代わるが代わるマイクを持って中継のようなものをしている。

だが、圭さんはいない。

日テレ放送圏外の私は圭さんのキャスター姿を見ること自体数回しか経験がなく(当初TVerではキャスター部分はオールカットになる事が多かった)

いまいち中継というものがよく分かっていなかった。

過去に何度かスポーツ観戦をした時のイメージから、実況の声もキャスターの声さえもマイクを通して会場に聞こえてくるぐらいのイメージでいた。

だが、そんな事はない。

場内では場内用のアナウンスが流れ、当たり前に圭さんの声も田臥さんの声も聞こえない。

タイムの時間などにキョロキョロと会場を見回しても…

だが、圭さんはいない。

ようやく居場所がわかったのはハーフタイム直前。

私の座っている席の遥か遠く、高い場所に放送ブースのようなものがあった。


凝視すると圭さんらしきフォルムの人が。

だが、自信はない。

試合の合間に時々ブースに出てくるその人をライトの逆光で目がおかしくなりそうになりながら凝視した。

これ!絶対圭さんだ!と確信したのは毛量と立ち方。

片足を浮かせてもう一方の足にかけるようなあの立ち方と遠くからでもわかる愛おしい後頭部の毛量。

何度もいうが試合中は全力で日本を応援していた。
そこだけは信じてほしい。

よこしまだったのはタイムの間だけである。
やはり合間につい目で追ってしまうのだ。

あぁ…圭さんが見れた。

いや…圭さんのフォルムが見れた。

これ圭さんだよね…?
全然違うひとだったらどうしよう。

いや、これは圭さんだ。
圭さんに違いない。

フォルムを拝めた。
同じ空気が吸えた。
それだけで満足なような気もした。 

試合の結果は残念ながら勝利ならずだった。

日本の選手たちがいつもとは違う思い通りにいかないような展開を見せた部分もあったけれど、体格差のある世界の競合達に食らいついていく選手たちの気迫あるプレイをあの会場で声を出し手を叩きながら応援できた事。

なんといっても優勝国のドイツとの対戦。

そんな試合に立ち会えた事は私にとって素晴らしい経験だった。

試合終了後退場の波にそって少しずつ歩いていくとまだ圭さんはまだブースにいた。

殆どの人がそれに気づかずに退場していく。
そこに田中圭がいるだなんて全く気づいていない。

ずっと目で追っていたあのフォルム圭がようやくクリアになった。

近くにいる観客が声をかけると手を振って対応している優しい人。

私は何故だかすごくほっとした。
毎日毎日、自分の顔よりも、なんなら家族の顔よりも見ている存在だからだろうか。

例えていうならば大好きな親戚のお兄ちゃんにあったような感覚だろうか(私の方が年上だけど)

とにかくものすごく安心したのだ。

取材らしきものが終わり深々と周りの人に頭を下げた圭さんは周りに数名残っていた観客を見て「お疲れ様でした」と元気で明るい大きな声をかけて爽やかに去っていった。

朝から昼まで試合の宣伝で生放送に出てそのままおそらく会場に直行のハードスケジュールをこなした圭さんから出た言葉が「お疲れ様」だった事に私は大いに感動し、やっぱり素敵な人だなと思った。

沖縄で田中圭に会う。
いや、圭さんがキャスターとして輝く姿をこの地でこの目で見る。
それが私の夢だったのでキャスターとしてマイクを持って話をする姿が少しだけでもみれた事はとても嬉しかった。
ほんとに一瞬の時間だったけれど夢が叶った。

数日後再び順位決定戦の為に沖縄にやってきた圭さんは、その日直撃する予定だった台風の進路を大きく逸らした。

大きな台風で早いうちに備えるようにとニュースで伝える程だったのに、傘をさすこともなく、なんなら諦めていたスーパームーンまでも拝む事ができたのは『スーパー晴れ男』田中圭のおかげだと思う。


沖縄に来てくれてありがとう。

バスケの魅力を伝えてくれてありがとう。

もう良い歳だし世界を広げる事や成長する機会は減っていくはずなのに、まだまだ世界は広がっているし何だかまだまだ成長できそうです。

圭さんのおかげです。

圭さんが大好きです。

いつかゆっくり沖縄にもお越しください。

夢は大きく次は東京で。

いつかまた圭さんに会えますように。

その時は
どれ味と雨音とハイボール(仮)
というコラムを執筆したいと思います。

雨音

沖縄W杯現地レポートはこちら。









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