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ドラマ『リバーサルオーケストラ8話』マエストロ寄りの感想

周回遅れのマエストロ寄りの感想…

実は私ドラマの感想を1話から毎週書いたのは初めてで…それほどまでに語りたくなるドラマもなかなかない。

今回も見切り発車で行ったり来たりの感想になりそうですが全話完走まであと少しお付き合いいただければ幸いです。

リバーサルオーケストラ過去の感想はこちら



ドラマ『リバーサルオーケストラ8話』




穂刈さ〜ん。


予想通り涙なしには見られない回だった。

胸がギュッとなりすぎる8話。

ところどころ朝陽さんのキュンを盛り込んでくれるのでなんとか息をしてるようなキュンすぎて逆に息止まるような…

そんな回でありました。

事故にあった穂刈さん。
初音ちゃんに連絡をしてきた朝陽さんの電話口の声からは動揺が伝わる。

穂刈さんの様子を注意深く見つめながら隠そうとする真実を聞き出していく朝陽さん。

他人のプライベートには興味はないというクールな一面の裏側で誰よりも人を見ているのは指揮者としてなのだろうか。

指揮者とは
練習に際しては、音楽的表現全体を考えて音程・音量・音色・奏法や歌唱法・パートの音量バランス・テンポ等を指導し、ミスやずれを修正して、演奏の完成度を上げていく。そして演奏会本番でそれをまとめ上げる。その他にも選曲や人間関係の問題解決等を行う。
Wikipediaより


指揮者って人間関係の問題解決なども行うのね。

この洞察力、やはり指揮者としての彼の努力の賜物なのかもしれないし、彼の根底の部分にある無意識な優しさな気もする。


奥様が認知症だという事実を聞き

認知症のことちゃんと調べてみます

と心から心配している蒼くん。

責任も取れないのに家庭の事情に深入りするべきではないのでは

朝陽さんが伝えた言葉は冷たくも聞こえるが、自ら手を差し伸べた初音ちゃんに対しては責任を持って家庭にまでズンズンと入っていっちゃう朝陽さんだもんね…

発言一つ一つに説得力があって人と真摯に向き合うことができる素敵な人。

彰ちゃんから語られた朝陽さんの優しさも良かったな。

初音ちゃんの事を気にかけながらあのお食事会の帰り道、家まで無言で送っていたんだな…と思ったら胸がギュッとなる。

完璧と見せかけてシャイで不器用とか…
キュンすぎて好きすぎる。


それにしても前回あれだけ興奮したドライブシーンがまさか今回も見られるとは思わなかった。

免許持ってる人…あとは?って初音ちゃんが呟いている時の私の胸の高鳴りったらなかったわよ。

トランク越しに見る朝陽さんは絶景でした。

まさか来てくださるとは思いませんでした

だったらなぜ呼んだんです? 

このやりとり大好き。
朝陽さんの真っ直ぐさが本当に好き。




車内での会話。

優しいって褒められてるんだけど貶されてると思っているところが可愛い。

真面目に結婚観を語ってこちらをメロメロにさせながらも

特に面白い話はしてませんが

だからなに?

いちいち全ての言葉に反応していくところも可愛い。

朝陽パパは売り言葉をすぐに買っちゃう人だけれど、朝陽さんも売り言葉を美しい所作でいちいち掬い上げる人。

そのクソ真面目さがクソ可愛くてたまらない

(口が悪くてごめんなさい…でも荒ぶるほどに可愛いです)

朝陽さんの丁寧で美しい言葉も好き。

ご無理なさらずに

お気になさらず

どうぞお構いなく

この3つLINEスタンプにしてくれないかな。


さて涙なしでは見られない穂刈回。

これまで散りばめられてきた奥様とのエピソード、1話の時からずっとどんな奥様なのか気になっていた。

今では穂刈さんの事さえも別の人だと思い込んでいるけれど、朝陽さんの事を自分の夫だと思っている冴子さんが朝陽さんを見つけるたびに本当に嬉しそうな顔をして「良明さん?」と呼ぶ姿。

冴子さんの心にはずっと大好きなオーボエ奏者の良明さんがいて、大好きな自慢の旦那さまだということが伝わってくる。

穂刈さんからの冴子さんへの愛は言わずもがなだけれども、何もしてやれなかった、もっと早く言えば良かったと後悔を滲ませる姿が苦しい。

シーンが切り替わった後の朝陽さんとパパのやりとり

親父、ずっと元気でいてくれよ…な

朝陽さんめっちゃ影響受けてたんだね…
パパにまさかそんな事言うと思っていなかったからビックリ。

最後の な がちょっと照れ隠しのように見えて優しさ倍増するな…なんて思っていたらこれ圭さんのアレンジだったのね。



常葉朝陽がこんなにも魅力的で、格好良いだけではなく可愛くて時に滑稽で愛おしくてたまらない人間になるのはこういう細かい部分やしぐさ表情含め、圭さんが生きているからなんだろうなとしみじみと感じるエピソードの一つだ。


親子シーン大好きです。
これも大好き。
生瀬さんいつも圭さんを笑わせてくれてありがとう。


さてここからはあのシーンの感想を。

ケアハウスに入る事になった冴子さん。

入所するホームで開かれる音楽会で演奏する事になった穂刈さん。

なかなかケアハウスに入ろうとしない冴子さんの前に現れたのは…ひらりとスーツの裾をはためかせた貴公子。

お待たせ、冴子さん、行きましょう

奥様の手を優しく握りエスコートして歩いていく姿。

少しレトロなお召し物で現れた朝陽さんが冴子さんの手を両手で包み込むようにして優しくエスコートする姿。

優しい眼差し
優しい声色
優しい微笑み
優しい言葉に笑い皺

このチームどうしたって朝陽さんを王子様にしたいらしい。

家庭の事情に深入りするべきではないそんなこと言ってたくせに奥さんの手をずっと握りしめて寄り添う姿。

始まりますよの声が涙が出るほど優しくて、何よりも穂刈さんの演奏をみている笑顔が優しくて美しくて…

音楽だけではなく人が好きだからこそあんな顔が出来るんだと思う。 

なんであんな美しい顔が出来るのか田中圭…と唸ってしまう。

リバーサルオーケストラの数ある朝陽スマイルの中でもこの時の笑顔はトップレベル。

遠くから見ている初音ちゃんもあの優しい笑顔に魅了されていたよね。


身も心も洗われるような笑顔でした
(公式さんこのサムネの写真ください)



穂刈さんが冴子さんと結婚式で弾いた『愛の挨拶』を演奏するシーンはハンカチ必須。


思い出せないことが増えたとしても私が全部覚えています。

心はこれからも一生ずっと一緒です。

オーボエの音色を聴いている冴子さん。

リサイクルショップから朝陽さんが持ち帰ったカセットテープの音源から映像が蘇る様子は、失ってしまった記憶に少しずつ色が付いていくようで、朝陽さんの手を離して嬉しそうに膝の上で伴奏をする奥さんに涙がら止まらなかった。


脚本家の清水友佳子さんのこのツイート



引き出しの中に大切にしまっていた記憶が音になって呼び戻された瞬間だったのかもしれない。

演奏が終わるとまた子どものような笑顔で精一杯の拍手を送る冴子さん。

音の終わりと共にまた記憶は引き出しの中にしまってしまったのかもしれなくて少し切ないけれど、2人の愛がすごく伝わってくる良いシーンだった。


音楽会のあと風のように颯爽とやってくる朝陽さんの確かにいい演奏でしたからのスマイルタイムも…良い演出でした。



朝陽さんの暖かさ優しさがギュッと詰まったシーンの数々にホッコリしたまま迎えたラストシーン。

彰ちゃんと初音ちゃんの熱愛については

別に付き合ったっていいんじゃないですか?
そうなれば話題になって集客効果も上がるでしょうし。

僕には関係ありません

なんてまた冷たい言葉。

そりゃね…
初音ちゃんもムキになっちゃうよね。

私が好きなのはあなたなので

初音ちゃんの告白に振り向く朝陽さん。

告白に対する答えが出るのか否か…

(キスしても何事もなかった晴太さんみたいにスンッ顔で何事もなく過ごすんじゃないでしょうね…)


ふたりの関係は一体どうなるの??


土井さんのスパイ疑惑は?



9話も超絶楽しみにしています。



マエストロ寄りの公式神投稿まとめ


朝陽を生きるのも後少しかな。
忙しいなか指揮の練習お疲れ様です。

頑張っている綺麗な手にも感謝。

ふかふかでポカポカのお布団になって癒しに行きたい。

素敵な朝陽さんを生きてくれてありがとう。



本気を出してくれた朝陽さんも素敵でした


朝陽沼にハマった方には是非こちらも
田中圭休暇取らないといけないほどの作品量。


他にもこんな圭やら


こんな圭


田中圭の沼にハマって数年間。
1日たりとも心は落ち着きません。


このnoteを最後まで読んでくださった方へ、少しだけプライベートなお話を。

私も披露宴で夫婦で演奏したタイプの人間でして…お色直し入場からの唐突な演奏


披露宴前夜のリハーサルでグダグダな演奏を披露してホテルのスタッフが「マジか?」と心配そうに見つめている姿。

本番も相変わらずグダグダな演奏。

ドラマを見て懐かしい思い出が少し蘇ってきました。
エンタメっていいものですね。


雨音

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