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他者が語る田中圭~監督・スタッフ編~

田中圭を見ない日はない。

そんな風に言われるほどに、色んな姿で私たちを楽しませてくれる田中圭さん。

役者のみならず、バラエティーに司会、最近では歌まで様々なことに挑戦している。

そんな華やかなスターのような活躍の裏側には、役者田中圭としてのブレない思いがあることが、数々のインタビューから感じ取れる。


~舞台『芸人交換日記』(11年)などでお世話になった鈴木おさむさんなんかは、昔から僕のことを評価してくれていましたが、中には一緒にやりたいと望んでくれても、起用の決め手としては弱かったので、実現しないこともあったんです。今の流れで『これで圭と組みやすくなった』って思ってもらえたらうれしいですけどね

~「ずっと途切れることなく作品に出続けていて、お芝居に関しては、自分にしかできないことが絶対にあると思うようにはなりました。

僕はお芝居が好きなので、やる気のある志の高い現場に入れているときの充実感は、ほかの何物にも代えがたいです。主演も光栄ですが、刺激的で楽しい芝居ができるなら正直、役の大きさとか『番手』って何でもいいってタイプで。だから、その現場に入るために売れることが必要なら、売れる努力をしたいし。理想論だとは思いますが~



この記事だけではなく、色んな所で圭さんは自分が目立ちたいとう気持ちも、売れたいという気持ちもあまりないような事を語っている。

自分のやりたい役が出来るのならば売れたい。

全ては役者田中圭の為。


やりたい仕事をできずに苦しんだ過去もあるだろう。

今回集めた言葉たちは、スタッフ、役者、どんな人であっても垣根無く人と接してきた圭さんへの愛と尊敬の言葉たち・・・

仕事がずっと途切れない役者、田中圭の凄さを感じる言葉たちをあつめました。

この記事は追記に追記を重ねています、どんどん新エピソードを追加しておりますのでご了承下さい


鈴木おさむ

はっきり言うと、田中圭は主役俳優ではありません。だけど、だからこそ、力でのし上がり、主役をやるときもあるし、脇で力を発揮することもできる。階段を上り下りできる俳優さんなのです。

 そして何より、受けの芝居がめちゃくちゃうまい。芝居に「攻め」と「受け」があるとするなら、田中圭はその「受け」芝居がとてつもなくうまいのだ。


何がすごいって、田中圭、コメディー、めちゃめちゃうまい!

僕は俳優さんでコメディーうまい人って本当ごくわずかだと思う。

特に顔格好いいひとで、コメディー、うまい人。

みんな、コメディーをがんばってる感が出ちゃうから、正直、つきぬけない人が多い。

努力賞には入るけど、本当に素直にそのコメディーで笑える格好いい俳優、少ない。

で、田中圭。

この世代であれだけコメディー旨い人、いるのかな、他に。


田中圭と仕事すると、100%はもちろん、
150%を出せるから
めちゃくちゃしんどいんだけど
自分にまだ伸びしろがあることを感じさせてくれます!
本当にありがたい。


『凍える鏡』大嶋拓監督

圭くん歌がうまくてビックリ。場の盛りあげ方も巧みで、なかなかの宴会部長である。


他の映画やテレビを見て、圭くんが爽やかな好青年の役を多くやっているのは知っていました。でも会った時の印象は、100%爽やかな人というわけじゃなくて、もう少し深いものを持っている人感じだったんですよ。だから逐一、演出的なことを言わなくても、きちんとやってくれるだろうという信頼はありました。だから、最近の圭くんのインタビューを読んだら、すごく役づくりで悩んでいたことが書いてあったので、逆にびっくりしたんですよ。圭くんはほっておいても出来るんだと、僕なんか勝手に思っていたので



『みなさん、さようなら』中村義洋 監督

特に田中圭くんが演じた堀田という役がなかなか決まらなかったんですよ。本当に救いようのない悪人なのでね。よく演じてくれたなと思います。上手いしね。




『おっさんずラブ』貴島彩理 P

『芝居で嘘をつきたくない。俺が全部受け止めるから、みんな自由にかかってこい!』と周りを焚き付けて、どんなパスが飛んできても絶対全力でキャッチする、温かくてカッコいい、最高の“座長”でした。




『おっさんずラブ』Yuki_Saito 監督

〜愛の人・田中圭〜
〜だからみんなが惚れてまう。〜


〜春田…というかもう圭くんの器の深さを感じました〜



『おっさんずラブ』瑠東東一郎 監督

生き方とか、無茶苦茶なことするところとか、熱く生きていることとか、かわいげがあったりとか……圭くん自身に魅力があふれていて、それが、芝居の枠を超えて内面から湧き出てくる。だから撮っていても、彼の芝居にヒリヒリするんです。


圭くんは「愛の人」なんですよ。人と器用につきあえるタイプじゃないけれど、人に対してすごく愛がある。

僕は本当に彼のことを愛してるし、好きだし……友人としても好きです。


圭くんのすごいところは芝居のテクニックはもちろんなんですが、なによりすごいのは田中圭自身を削り取って表現しているところ。それが芝居なのか、芝居じゃないのかわからないくらいリアルにやれるのが圭くんの恐ろしいところ。……圭くん好きなんで、あと1時間くらい喋れますけど!



『ダブル・ファンタジー』御法川修 監督

自分の演じる役柄だけでなく、作品全体の熱量を上げることに献身する「表現者」の領域に踏み込んでいる役者です。

撮影中は作品全体を高めようと励む真摯な俳優でした。


岩井先輩の魅力は美しさだけじゃなくて、《大きな矛盾を抱え込んでいるのが人間だ》と気づかせてくれる田中圭さんの演技力にあると思います。


僕が田中圭さんに伝えたのは、村山由佳さんの原作にある一節を耳もとで囁いただけ。「自分が自分でなくなるくらいに壊してくれ!って想いを彼女にぶつけてほしい」
カメラが回り出すと、彼は駄々っ子みたいに泣き崩れ、頭を壁に打ちつけてみせました。



『スマホを落としただけなのに』中田 監督

彼の最大の魅力は、地に足が着いた等身大の男性、隣に住んでいるフツーの男を演じられること。このフツーであること、というのが、俳優さんにとって実は最も難易度が高いことだと思うんです。田中さんはおそらく、大変理知的に、演じる役を理解しながらも、実際の表現としてはごく自然な表情、台詞の言い回しを身につけてらっしゃるのではないでしょうか。


役者としてはもちろんですが、田中さんは、人としても大変魅力的な方でした。常に自然体で、肩の力が抜けていて、偉ぶることがない。しかも紳士っぽさがあり、女性も自然にエスコートできるんです。



野木亜希子

初日舞台挨拶の後みんなで飲んでいるときに田中圭氏が「明後日までにこんな分厚い台本を覚えなきゃならない」みたいなことを言っていて「圭くんはどうしてそんなに働くの!?」とみんなに聞かれていたな。当時からスケジュールみっちりだった。


京谷はクズではなく平均的な日本男児であり、彼が抱える問題はそれゆえだったりしますが、圭さんが演じることで愛らしさは増した。圭さんとは三度目ですが二度見とか絶対うまいよなーと思ったら本当にうまくて爆笑したり。ありがとうございました!




『獣になれない私たち』 水田伸生 演出家

生きていることと芝居をすることが、本当に同レベルにできる水準なんだなと驚かされました。


相手をちゃんと見ること、ちゃんと聞くこと、ちゃんと伝えることが必要なんですが、圭くんはそれが高いレベルでできる人。実人生を生きるのと同じように相手と向き合っているから、何度同じ芝居をやっても同じ鮮度が保てるし、どのシーンを切り取ってもリアリティがある。


だから彼には、虚栄心とか、優越感とか、劣等感とか、芝居にとって邪魔なものが一切ない。とってもナチュラルですよね。それが俳優・田中圭の最大の魅力だと思います。


〜「おはようございます」と「お疲れさまでした」も、人一倍大きな声で言うんですよ。俳優だけでなく、スタッフ全員に必ず挨拶する〜

〜そんなふうに挨拶できる人は、愛情も深い人だと思います〜



『あなたの番です』鈴間P

~翔太じゃなくなっていいのか、というところが、すごくうまい加減なんです。手塚翔太でありながら、第1章の菜奈ちゃん(原田知世)の前で見せるような甘い感じはなくて、表情が全然違うので、本当にすごいと思います。“笑いながら泣く”とか、すごい難しい(脚)本なんですけど、お芝居を固めるときに『もう1回やらせてもらっていいですか?』と言って、納得されるまでやってくださいます~

~その頃の圭さんは、10話(6月16日放送)からのレコーディング(同21日)からの特別編(同23日)からの反撃編スタート(同30日)っていうプレッシャーで、ずっと熱が出ていたそうです。あまり表には出さないですけどね~


撮影初日、知世さんとの共演シーンのあと、圭さんがセットの廊下で1人泣きそうになっていました。私たちスタッフも、また菜奈ちゃんと翔太くんに会える幸せをかみしめながら、日々、撮影に臨んでまいりました


番外編

監督でもスタッフでも無いけれど…

 役者の仕事は現場の時間通りに行けばいいわけではなくて、その前にせりふを覚えたり、演技プランを考えたりする準備の時間も必要だ。いまの田中のスケジュールから察するに、いろんな時間を削りながらやっているわけだけど、彼に悲壮感のようなものはなく、むしろ楽しそうに受け止めているように見える。体だけでなく、心もタフであること。デキる人は「即断、即決、即レス」であることだとどこかで聞いたことがあるが、田中の“即レス”に、彼がいま、各所で引っ張りだことなっている理由が分かる気がした。




『江戸は燃えているか』三谷幸喜 

舞台上でもっとも頼りになったのが田中さんだ。
僕は演技をしながら、(この人に一生付いて行こう)と決意したくらいだ。




『田中圭24時間テレビ』 上田慎一郎監督

田中圭さんはまさに男が惚れる男。こんな感覚は久々ですが正直、撮りながら男として少し嫉妬していました。なんなんだあの超人は!






『mellow』今泉力哉 監督

「田中さんは、格好良く映りたいとかの欲がなく、どうやって自分がいたら良いのか、常に作品のことを1番に考えてくれる本当に素晴らしい方です。作品のことをちゃんと理解していてくれているので、田中さんは夏目をただの良い人にするのではなく、人間っぽさを持たせてくれました」

「アイデア段階ではこんなにモテる予定じゃなかったんだけどなあ、夏目誠一」



芝居は相手の芝居をどれだけ見て、受け止められるかが大事だと思うんですけど、田中さんが引っ張っていってくれたから、経験の少ない若い役者さんたちもやり易かったんじゃないですかね。みんな助けられただろうし、作品全体の精度を上げてくれました




『キワドい2人』塩村香里 P

田中さんは非常にアニキ感があって、強行犯係のメンバーを引っ張ってくれる存在。田中さんのすごいところは、それでいて弟っぽい部分もすごくあるんです。




『哀愁しんでれら』渡部亮平 監督

物凄く大雑把な素振りをしながら器用な調整をしてくれているので、それは瞬き一つとってもですけど、瞬きを自分がすべきなのかしない方がいいのか、そういうところまでちゃんと分かってるなと思いました。


「役について事前に準備して深く考えて演じるタイプではなく、その瞬間の優れた感覚で正解から絶対に外さない。わざわざ言わずとも、監督の求めていることを理解してくれて演じてみせてくれた」と絶賛し、「田中さんの魅力は、飾りっ気のなさ。より良く見せたいという下心がなく、ありのままの姿を見せられるのが強みであり魅力」


田中さんはムードメーカーで、そこにいてくれるだけですごく安心感がありました。すごく売れていて、めちゃくちゃ忙しかったので、裏ではしんどそうにするときもあるかなと思っていたんです。子どものCOCOがいるので、疲れた感じでコミュニケーションが取れなかったりしたらどうしようかなと、少し心配もあったのですが、そうしたことは全然なくて。現場ではずっとみんなに対してフランクだったし、COCOともすごく積極的に遊んでくれました。




『死神さん』堤幸彦 監督

どこに心があるのか(笑)完全には理解できない、不思議な佇まいがあるんです。監督の負けだと感じるような、打ち崩させない何かがあるので、『包帯クラブ』でご一緒してから今まで、ずーっと隠し玉みたいに思っていた存在でした


数々の作品にずっと途切れることなく出続けている意味が分かりました。監督の立場から見ると、いろんな意味で役者として完全形。恐るべし、田中圭

田中圭はロボットです。どんなに長いセリフも完璧に覚えてくる。本当に撮りやすい!


『ヒノマルソウル』飯塚健 監督

いつも『おはようございます』って元気に入ってくるんですよ。そこがまず、すごいな、この忙しさなのにっていう感じがあるんですけど


予め用意したプランに対し、別のアイデアを提案しても、、頑なにならない。芝居は、やってみてわかることもある。むしろその方が多い。あの手この手をいくつか試して、違っていたら止めればいいだけ。そのためにテストがあるので。現場をよく知っている人だなと思いました。




演出家 白井晃

〜何故好きかっていうと、ただ好きだからとしか言いようがないんですけど〜



web記事はないけれど大好きな白井晃さんの言葉

~この先もし圭が困るようなことがあれば、きっとすぐに手を差し伸べると思います~

~みんなに、自分がいてあげないとダメだと思わせる何かがある~

~私も一生「もっとしっかりしろよ」と言い続けたい~




トライストーン・エンタテイメント会長 山本 又一朗


web記事はない部分も少し追加

〜力で俺について来い。みたいなタイプでは無い。本人が凄くお芝居が好きで一生懸命やっていることで周りが一緒に上がっていく〜

〜今後期待することは無いぐらい今期待を満たしてくれた〜

〜僕も小栗旬も綾野剛も仲間たちがみんな喜んでいる〜



最後に圭さんが役者田中圭についてたっぷり語ってくれた記事を

―― では、今後の田中さんがめざす俳優像について教えてください。

これはちょっと真剣にね、“この世界から消えない俳優”なんです。



2000年、16歳で初めてドラマに出演して以来、200を超える作品に出演している田中圭さん。

自分のやるべき事をしっかりと把握し、相手への配慮を忘れない、演技への情熱と、役者であることの誇り。

田中圭が求められる理由が、沢山の人たちの声から伝わってきた。

7月10日は田中圭さんの誕生日。

37歳の圭さんがどんな役を生きていくのか、私たちにどんなワクワクを持ってきてくれるのか。

圭さんを好きになってから、毎日が楽しくて、明日が来年が未来がこんなにも待ち遠しい。

大人になった私に、こんなキラキラとした日々がくるとは思いもしなかった。

圭さんを応援することが楽しくて、嬉しくて、幸せです。

生まれてくれてありがとう。

田中圭として色んな事にチャレンジしてくれてありがとう。

高い壁を、時に悩みながらこえていき、どんなに高みに登っても振り向いて待っていてくれるようなあなたが大好きです。

ずっとずっと応援させてください。

今日お誕生日を迎えた田中圭さんへ愛を込めて。

雨音


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