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MAAちゃんパニック

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真愛は、grandmother。日々の衰えと全身下垂に抵抗しながら生きている。そんな生き方は、発見や失敗が満載で、若い人にもご同輩にも知らせたいことに溢れている。少しでも笑えたら…
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2022年2月の記事一覧

婆さんは妖怪

婆さんは妖怪

 妖怪研究家・作家の多田克己氏は、鬼・河童・天狗が日本三大妖怪であるという。
 文化人類学者・民俗学者の小松和彦氏は、日本の中世文学の世界で共有されている宇治の宝蔵伝説を背景として、
「最も恐ろしい妖怪はどれか?」
と中世の人びと(都人)に尋ねたら、
「大江山の酒呑童子」
「玉藻前・白面金毛、九尾の狐!」
「鈴鹿山の大獄丸」
と答えるだろうと述べている。

 なんでこんなことを調べたのか。
 今夜

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やっぱり触らない方がいい。

やっぱり触らない方がいい。

 山ほどの雪が降っている割には、大気中の水分量は少なく、乾燥肌や肌トラブルが気になる。
 ある番組で妖怪の話をしていたが、「美しい娘が、見にくい老婆になる。」というフレーズが多く聞かれた。
 人であろうと獣であろうと長く生きていると筋肉が落ち、背骨や腰は曲がり全てが下垂し醜くなる。要するに「妖怪」になるのだ。
 妖怪の話はまた別のnoteに書くが、今回も、
「肌の老化」が気になった。
 前回の

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MAAちゃんパニック 蛋白質II

MAAちゃんパニック 蛋白質II

 MAAちゃんパニックで、タンパク質について書いた。
 日向ぼっこで骨強化についても書いた。
 それから20日以上たった。
 豚肉は週に一度は食べるが、牛肉は無い。
 鶏肉は、胸肉の味噌漬けにハマったが、塩分が気になりやめてしまった。
 摂っているのは、卵のタンパク質と大豆製品のタンパク質である。
 そんな中、飛び込んできたのは「鯖缶完全食」
の文字である。
 厚洋さんが朝食を作ってくれていた時は

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MAAちゃんパニック 肌には触らない方がいい

MAAちゃんパニック 肌には触らない方がいい

 椿の花びらはしっとりいていて冷たく、庭から手折って直ぐに唇に当ててしまう。
 凍てついた朝には、椿の香りも凍てついてしまうが、花びらの冷たさが心地よい。
 寒い時期に咲く花の香りが強いのは、凍てついた空気の中でも遠くまで漂わせられるようにしているのかもしれない。
 もうすぐ咲く沈丁花の花もそうだ。
 昨夜、お隣さんにスイトピーの花を貰った。

 春の花だからか、薄紅の花だからか分からないが、優し

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MAAちゃんパニック 足ツボ

MAAちゃんパニック 足ツボ

 人間の体には第二の心臓というのが幾つもあるらしい。
「ふくらはぎは第二の心臓。
 心臓よりずっと下にある使い終わった血液を
 上まで戻すには筋肉がないと戻らない。
 歩かない時は、踵上げ運動が大事。」
って言いながら、鴨居に手を伸ばして、一生懸命に踵上げをやっている厚洋さんを見たことがある。
 確かに、病床に臥した厚洋さんの身体を拭きながら、一番衰えたのがふくらはぎだった。
 細くなったふくらは

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MAAちゃんパニック 歪み

MAAちゃんパニック 歪み

 アムスラーチャートの用紙です。
 歪んでますか?
 この線が歪むんです。「加齢黄斑変性」になると。
 ある人は、お茶会をしていて突然、
「ねぇ。ここの障子、変じゃない?」
「何が変なの?」
「だって、障子の桟の段がぐちゃぐちゃ。
 変に見えるの。」
 突然の発症だったのです。

 真愛の右目も「加齢黄斑変性」ですが、まだ大きな歪みはていません。3ヶ月に1回の定期検査を受診します。
 主治医の先生

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MAAちゃんパニック 箸持つ力

MAAちゃんパニック 箸持つ力

「大変!親指が立っているわ!」
 お箸の持ち方で加齢に伴う体の変化・箸を持つ力が低下しているというのだ。まさに、真愛のお箸の持ち方がそれの症状だった。
 年をとると足腰の筋力の低下を実感するのは毎日のこと。
 ちょっとした坂道を歩くのに何度も止まって休みを取らなくてはいけなかったり、畳の上にお布団を敷いて寝た時に、立ち上がりがフラフラしたりする。
 歩くことより車で移動することの方が多くなれば足が

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