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MAAちゃんパニック 歪み

 アムスラーチャートの用紙です。
 歪んでますか?
 この線が歪むんです。「加齢黄斑変性」になると。
 ある人は、お茶会をしていて突然、
「ねぇ。ここの障子、変じゃない?」
「何が変なの?」
「だって、障子の桟の段がぐちゃぐちゃ。
 変に見えるの。」
 突然の発症だったのです。

結構大きな眼なのに

 真愛の右目も「加齢黄斑変性」ですが、まだ大きな歪みはていません。3ヶ月に1回の定期検査を受診します。
 主治医の先生は、この「アムスラーチャート用紙」を週に一度は片目づつ見比べて歪みがひどくなってないか確かめるように仰いました。
 白内障手術の術後は大変良く、
「いいね。いい出来栄えだ。」
と手術をしてくださった先生を称えます。
 視力も回復し、両眼ともに1.5が見えます。
 老眼は酷くなったようですが、目を細めて10センチぐらいに近づければ裸眼で新聞も読めます。 
 車の運転も視界良好ですが、スマホのやり過ぎの日には、ややかすみ目になります。 
 30センチあたりが見えないため、お化粧に困りますが、マスクで隠してノーメイクです。
 自分の顔のシミが見えないのはとても幸せなことでもあります。
 ただ家の汚れが老眼をかけてチェックしないといけなくなり、床に屈むのは辛いです。
 1箇所悪いところがあると、色々なところに障害が出てきて大変です。
 自分の病と相談しながら生きているのと同じ感じですね。
 新聞のヘルスコーナーに「加齢黄斑変性」について書かれていました。
ー 視野の中心が歪んで見える ー
 自分がその病気に罹ってなかったら、この小見出しを見て、
「心が歪んでるから、物が歪んで見えるんだ。」
なんて大馬鹿なことを考えていたと思います。
 厚洋さんなんて
「体の歪みは心の歪み」
なんて言って、真愛に座禅をさせた事がありました。
「あるがままを見つめ、あるがままを認めたい」
と言う厚洋さんならではのことです。
「歪んで見える。」
って言ったら、なんと言うでしょう。
 彼が亡くなってから罹った病でしたから、どう反応するか想像できません。

 【高齢化とともに患者数も増加】
 黄斑という部分は、目から入った光をとらえる「網膜」という組織の中心に位置する視細胞のこと。
 網膜の病気の中でも、最も視力や見え方に影響を及ぼすのが黄斑部の病気だそうです。「緑内障」「糖尿病網膜症」と並んで国内の中途失明原因の一つだそうです。
 食生活の欧米化に伴って、若年層の発生も見られているといいます。若年性加齢黄斑変性?っておかしいですよね。
 ただ、遺伝なのか環境なのか、はっきりとした発症原因は分かっていないことが実態。喫煙者に多いことは明らかなようです。
【症状】
 視力の低下
 視野の歪み
 中心部が暗くなる。
 両眼同時に発症することもありますが、片眼からの発症が多いので、残りの眼が見方を補ってしまうので、初期では気がつきません。
 真愛も白内障の健診の際に発見してもらいました。
 滲出型の加齢黄斑変性です。
「ホラ。ここの部分がね。
 左は綺麗なカーブがあるけど、
 右は水見たいのが溜まってるのがわかるか
 な?」
と、お医者様に言われてよく見ると凹になるはずが□になっている感じでした。
 それは、黄斑部に溜まった老廃物による影響で、黄斑の下の脈絡膜から「新生血管」という血管が生えてくるタイプだそうです。
 この新生血管は非常に脆いため、破れて出血を起こしたり血管壁から軽液成分が漏れ出したりすることで、黄斑部が盛り上がり、正常に機能しなくなってしまうのです。
 もう一つの「萎縮型加齢黄斑変性」は、網膜色素上皮細胞が萎縮するのに伴い、網膜色素上皮とブルッフ膜の間に老廃物が溜まり、黄斑の機能が低下してくるものです。
 真愛のタイプはどっちかわからないのですが、進行が遅いので歪みがひどくなるまでは、検診を続けていく方針です。

ハズキルーペ大好き❣️

 白内障も黄斑変性も身に入ってくる光線の影響で悪くなるという話を聞いたことはありませんか?
 真愛の白内障の原因は、若い頃からおひさまの下が大好き❤で、日焼け止めも塗らず、サングラスも帽子さえつけず、校庭を駆けずり回っていた為、山ほどの紫外線を浴びていたこと。
 退職してからは、毎日のようにプールに行って泳ぎ、
「年寄りが水着の後を残して日焼けして、
 恥ずかしくないか?」
と厚洋さんに馬鹿にされていたほど。
 プールでの水からの反射はなかなかの紫外線だそうです。
 ただ、厚洋さんがちゃんと和食の朝食を作ってくれていたので、欧米化!ではなかったのです。
 彼が亡くなり、心的障害と栄養バランスと「スマホのブルーライト」で一気に視力が下がり、白内障・黄斑変性になったのです。
 ですから、一度は教え子にあげてしまった「ハズキルーペ」を買い直しました。
 外出先でも、スマホを見る時はこれを取り出します。
 最近は入れたり出したりが大変なので、外出用にも一本化買いました。
 ダラダラと買いてきましたが、このnoteを読んでいるあなた!
「目は大事。
 見えているから良いではなく。
 健康診断のように、
 眼科で視力検査を受けることも大切。
 片眼で「アムスラーチャート」を見るのも、
 年に一回の眼底検査、眼圧検査も
 大事ですよ。」

眼が可愛い

 澄んだ瞳が可愛いのです。
 年寄りになると白目が濁ってきます。
 しかし、その自分の瞳すら、濁っているのか、澄んでいるのか、はっきりと見えないのが、老人です。
「目は心の窓」って言われますが、歪んでも、曇っても、自分で掃除できない「自分の窓」です。
 気をつけましょう。

ありがとうございます。 愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります