(元)彼氏と別れた 1日目

予想通り昨日は眠れなかった。寝不足だったけど在宅だといらぬことを考えるので出社した。えらい、私。

仕事中、色々思い出してトイレで泣いた。喧嘩はいつも私が怒って、あなたは泣いた。悪気はない、どうして怒ってるのかわからないから、一つずつ教えてと。なんで全部言わなきゃわからないの?と私は怒った。喧嘩の度、別れを切り出した。

多分、本当にわからなかったんだろう。私にとっての当たり前が、彼の当たり前ではなかった、それだけ。よそ見はしただろうが、一線をこえるような浮気はしていないだろう。

会いたいと言えばいつでも会いにきてくれたし、週の半分は一緒にいた。よくご飯もつくってくれた。いつでも好きだと言ってくれたし、彼なりに努力はしていたと思う。

私の方こそ、不完全な彼女だっただろうな。すぐ怒るし、気分屋。夜中の3時に電話してみたり、お姫様状態だった。でも、彼が怒ったことは一度もない。いつもいつも、泣きながら謝ってたね。

好きって気持ちは伝わってたのに、私の独占欲が強いばっかりにごめんね。離れてる時はどこか行っちゃうんじゃないかって思ったら、怒って極端な選択をせまるしかなかったの。

仕事終わり、あえて電車には乗らずに家まで歩いた。ダイエット中の私に付き合って、よくこの道を歩いてくれたな、とか。思い出したら泣けてきた。泣きながら歩くアラサー女、すごく怖い。

帰宅してすぐ、彼からもらった花たちを捨てた。事あるごとに花を贈ってくれたから、家中にドライフラワーが増えた。捨てる時、胸がギュッとなった。

もらった手紙は、昨日お返しした。自分で捨てようと思ったけど、どうか私を忘れてくれるな、という呪いをこめて。自分が送ったラブレターを読み返して後悔すればいい。

さて、と。

思い出が多すぎるこの部屋で、私はこれからどんなふうに毎日過ごせばいいのだろう。

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