若杉亮介 / Byte Bites Inc.

Byte Bites株式会社CEO / デジタル技術で食体験・表現を拡張していきます

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最近の記事

【3DPユーザー向け】BlenderのGeometry Nodesについて

はじめに今回の記事は、はじめてBlenderのGeometry Nodes(以下GN)を使ってみた実験を記したものになります。 3Dプリント×Blenderは調べてもなかなか情報がないため、自分が読みたかった内容をまとめています。 Geometry Nodeについてプロシージャルモデリング プロシージャルモデリングとは、手動で一つ一つ形状を作成するのではなく、数値や条件を設定しておくことで自動的に形状を生成したり編集するモデリング方法です。 パラメータを調整することでリ

    • 3Dフードプリンタによる「調理の民主化」

      デジタルファブリケーションツール、たとえば3Dプリンターやレーザーカッターなどがものづくりの民主化をもたらすと広く言われています。この文脈において3Dフードプリンタを考えると、多くの家庭にはすでにキッチンがあり料理ができるので、既に民主化されているのではないかという疑問が浮かびます。 しかし、従来の調理法と3Dフードプリンタを用いた調理法は、楽器を使って演奏する音楽家とDTMで音楽を作るプロデューサーの間に見られる関係に似ています。つまり、共に「料理をつくる」という目標があ

      • 3DフードプリンタでByte Bitesが目指していく世界

        Byte Bitesについてビジョンとかあまり説明をしてこなかったのですが、 これからどういう航海を目指していくのか、表明していこうと思います Byte Bitesは何の会社なのかなんとなく、3Dフードプリンタでなんかしてる会社ぐらいのイメージだと思いますが、詳しく話をしていきたいと思います。 Byte Bitesは「デジタル技術で食体験・食製造を拡張する」をミッションに、3Dフードプリンタを基軸としたデジタルファブリケーションツールをつかったアプローチを進めています。

        • 展示ブースのつくりかた

          先日MakerFaire Tokyo2020に出展をしていました。 僕たちのブースはこんな感じです 思った以上に展示方法について好評いただきました。 今回の展示はいつもより丁寧な過程があったので、記録しておこうと思います。 展示の目標以下のことを意識しながら進めました ・搬入・撤収の手間を減らす ・展示用の道具製作は最低限の工数にする ・今回の製作動画は使い回せるようにする 一言でいうと「省エネ展示」です ​展示のイメージPinterestを見たり、イラストを自分で書

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          Nature3Dの導電性フィラメントをつかって布プリントしてみた

          Nature3Dさんの導電性フィラメント「EV30S」を使って、布プリントをしてみました。 https://nature3d.net/filament/ev30s.html https://nature3d.net/service/freefilament.html 0.はじめに今回、Nature3Dさんがフィラメントのプレゼント&レビューの募集をしていたため、申し込みました。Nature3Dさんご提供ありがとうございます。 1.製作の目的今回の製作では、導電性のフィラ

          Nature3Dの導電性フィラメントをつかって布プリントしてみた