"未来のカツアゲを食らう"弘中アナと活字に宿るオードリー若林さんの凄み
「弘中ちゃんも、未来のカツアゲ食らって大変なんだなぁって(笑)」
「本当にそうですよ!!30歳、フリー、結婚、どうすんの?ってみんな軽く聞きすぎです!」
「今日のことで精一杯です!で、いいんじゃない!?」
女性アナ人気No.1の弘中アナの初エッセイ『弘中綾香の純度100%』の中での、弘中アナと若林さんの対談、締めの一幕。
この締めのくだりも含め、対談の内容に、
「やっぱ若林さん、すげーわ、、」と、単純にめちゃくちゃ興奮した。(いやはや、新鮮な興奮です)
若林さんの人気の秘密をあの手この手で紐解こうしている身として、素材の魅力に改めて触れると、何とも言えない高揚感がある。
※ 「うんうん、、」と、にやける感じ
「一人で興奮してないで、はよ、どこに興奮したのか言え!」との声にお応えし、
早速、若林さんの対談に込められたメッセージ、活字に宿る凄みに関して紐解いていきたい。
1. 弘中綾香アナとは?
● 1991年2月12日(30歳)
● 神奈川県川崎市出身
● 身長157cm
● 左きき
● 慶應義塾中等部
● 慶應義塾女子高等学校:オーケストラ部(バイオリン)、スキー部
● 慶應義塾大学法学部政治学科卒業:フィールドホッケー部(マネージャー)
● 2013年4月 テレビ朝日入社(当初は総合職志望)
● 2013年10月~2018年9月 『ミュージックステーション』サブMC
● 現在の出演番組
1. 「激レアさんを連れてきた。」(2017年10月~) 月曜23時15分~24時15分
2. 「あざとくて何が悪いの?」(2020年10月~) 土曜21時55分~22時25分 (山里さん、田中みな実さん)
3. 「ノブナカなんなん?」 (2020年10月~) 土曜22時25分~22時55分 (千鳥ノブさん)
●オリコン人気女性アナウンサーランキング2年連続1位(2019年、2020年)
●夢は革命家、当面の目標はラジオ番組を持つこと
※ 鮮明な弘中シフト
⚫︎ 激レアさんが土曜22時台から月曜23時に移ったタイミングで、「ノブナカ」「あざとくて」が同時間帯にスタート。弘中シフトが鮮明に。
※ 激レアさんスタッフ
⚫︎ ナレーター:L-1優勝者のルシファー吉岡さん
⚫︎ 構成:鈴木おさむさん(森三中大島さんの旦那さん)
⚫︎ ゼネラルプロデューサー:奥田創史さん(「ぷっ」すま、等)
⚫︎ 制作協力:オフィスぼくら(金スマ、家事ヤロウ!!!、等)
※ オードリーのオールナイトへのゲスト出演(2019年4月20日)
⚫︎ 弘中アナがInstagramで若林さんだけをフォローしているくだりで、やや険悪な空気に(笑)
※ オリコン人気女性アナウンサーランキング
⚫︎ 殿堂入り(5連覇):高島彩アナ(2003年~2007年)、水卜アナ(2013年~2017年)
⚫︎ トップ10最長ランクイン: 大江アナ(2010年から2020年まで11年連続)
※ テレ朝同期女性アナ
⚫︎ 林美沙希アナ。趣味は麻雀で、一時はアナウンサーとプロ雀士で将来を天秤にかけたことがあるほど。
2. 「弘中綾香の純度100%」とは?
今や、飛ぶ鳥を落とす勢いのテレ朝バラエティの大エース弘中アナが、「自分をわかって欲しい!」と、自己表現の手段として記した連載がエッセイに。
● 雑誌『Hanako』のウェブメディア『Hanako.tokyo』で2019年5月から掲載中の連載にオリジナルコンテンツを加えたフォトエッセイ。
● オリジナルコンテンツは、作家の林真理子さん、テレ朝の加地倫三さん、若林さんとの対談
※ 加地さんに関しては、こちらをご覧ください『オードリー若林さんが「あちこちオードリー」で狙うNEXT「アメトーーク!」の座』
3. 若林さんからのメッセージとは
● 対談の中で若林さんは、弘中アナの自己肯定感を高めつつ、
"支持者の解像度を高めること"
"「現在」へ集中すること"
という2つのメッセージを残した。
● 「メッセージの内容・構成」「自己肯定感を高めるアプローチ」「エピソード」「言語化のセンス」、若林さんは短い対談の中で唯一無ニ感を十二分に披露。
※ 自己肯定感を高めるアプローチ
⚫︎ 「書く」ことへの同意
⚫︎ 土曜22時台を2本やれる希少さの確認
⚫︎ 直面する辛さへの理解(苦手分野も含めたオファー、無双状態の田中みな実さんとの共闘)
※ "支持者の解像度を高める"
⚫︎ ライブの勧め。実物の支持者の確認による肌触り感の獲得。
※ "「現在」への集中"
⚫︎ 田中みな実さんに血反吐を吐いて付いていくしかない。2〜3年後に物語になる。
⚫︎ モンゴルの槍。三股の槍は「過去」「現在」「未来」を表すが、儀式にしか用いない。戦闘には一本槍(現在)しか用いない。
⚫︎ 新しいことの方が跳ねるしバズるから、メディアは「未来」のことや目標ばかり求めるが、「未来」ばかり気にしてると、今が手薄になる。
⚫︎ 「過去」と「未来」を切り離して今日の仕事に集中することを続けた方が、結果的に「未来」につながる。
※ 言語化のセンス
⚫︎ 「日曜×芸人」で、バカリさん、ザキヤマさんに、つまらない奴でイジられるのは結構大きな川で、渡る勇気は出なかった。
⚫︎ 「いやぁ3年前は」って話がいい具合に発酵して面白く聞けたりする。
⚫︎ この先30代をどう過ごせばいいのか、っていう対談テーマは「未来のカツアゲ」
4. 若林さんの活字の凄み
《チャップリンメソッド》
⚫︎ 本質を突き
⚫︎ 心を掴み
⚫︎ 笑いに昇華させる
若林さんなど、超一流人のチャップリンメソッドは、多様な大衆向けにでも威力を発揮する。
※ チャップリンメソッドに関しては、こちらをご覧ください『オードリー若林さんのチャップリンメソッド』
まして、特定の1人を対象とした場合の効果は絶大であり、弘中アナの苦しみを理解しつつ、納得感があり、弘中アナが欲しているであろうメッセージを的確にねじ込み、エピソード・言語化のセンスにより笑いに昇華させた一連の流れは見事の一言。
ホント、こんな芸当ができる人って他にいますかね、、、
弘中アナ本人には刺さりまくったと思うし、自分を含めその波動だけで刺さった読者も多くいたと思う。
活字の若林さんには、熱量が感じられる「オールナイト」や「あちこちオードリー」とはまた違う凄みが宿る。
活字の中に練りこまれた構成と落とし込まれた表現、「オールナイト」と「あちこちオードリー」がシャンパンなどの発泡酒なら、活字の若林さんは時を重ねたワインのような味わいがある。
今回は対談であり、若林さんの自筆ではないが、事前に準備された想いが込められたものであり、戦友に向けたメッセージという、中々お目にかかれない特別なものであり、沁みるものがあった。
「オールナイト」には伝統が滲みだし、
「あちこちオードリー」は格式が上がった。
活字の若林さんはどうか。
noteだけでなく、今回のような対談や、そして新作のエッセイ、小説や脚本などの創作、次を期待せずにはいられない。
5. 若林さんは何と言うか?
「活字にするってのは、作品として残すってことで、テレビとかラジオとは全く違う意味合いがあるよね。まぁホントにパワーがいるんだけど、作品を通じて支持者と交わる機会にもなるし、やりたい気持ちはあるんだよね」
「私も今回、初めて活字に取り組みまして、反響もあり、良かったっていう思いと、若林さんに比べて表現が浅いというか、ウィットさもないですし、力不足を痛感しました。若林さんのようにチャップリンメソッドには至らないのかなと」
「弘中ちゃん、そのチャップリンメソッドって、何か俺が言い出したみたいになってるけど、全然違うからね笑 てか全然しっくりこないし、作った奴の単なる自分磨きなんじゃねーかなー」
「若林さん、自分磨き、活字にしないでください笑 もう40過ぎてるんですから」
「いや、俺の支持者は求めてるのはこれなのよ、弘中ちゃんとのこの流れを活字で読みたいのよ、俺の支持者なんてそんな奴らばっかよ」
チャップリンメソッド、潮時かな、、早かったな