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オードリー若林さんの次なる挑戦としての「創作」と東野圭吾さんの華麗なるゼロリセットのトリック

12月22日放送された「あちこちオードリー 」
前回に続きゲストはキングコングのお二人

キングコングは若い頃から売れ、一通りテレビを経験した事が、早い段階から軸足を自分のやりたい事にシフトしていった一因である、と考察し、
今ならちょっとだけその気持ちが分かる、と語った若林さん

雰囲気として若林さんも新しい挑戦に足を踏み出そうとしてるのかな、と感じるやり取りだった。

次なる挑戦

若林さんはオードリーとしてズレ漫才で花を咲かせ、テレビ・ラジオ・エッセイで着実に戦線を拡げてきた。
多くのコアなファンを纏い、今まで積み重ねてきた信頼をテコに新たな世界へ踏み出せる環境は整っている。

では、若林さんが踏み出す次なる一手とは何か。
それは『創作』であって欲しい。

今は、あちこちオードリー、激レアさん、オドぜひ等のように企画を拡げていくMC業がメインで、基本的に用意された話のネタを拡げるスタイルだ。

そこにラジオやエッセイのように自らのエピソードと考察を展開する舞台が加わる。
表面上には創作への取り組みが浮かび上がってこない。

期待する創作とは何か

若林さんに期待するのは物語の創作だ。
・又吉さんのような純文学(火花: 芥川賞 300万部)
・バカリズムさんのようなドラマの脚本(素敵な選TAXI : 平均視聴率10.3%「市川森一脚本賞」奨励賞)
・たけしさんのように映画の監督脚本(HANA-BI: ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞) 

表現の舞台は様々あるが、小説が良い。
映像化は意識せずエッセイの延長線でオリジナルの物語を書いて欲しい。

若林さんの文章は内面の描写が美しい。
「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」も小説と言われたら、そうだね、と思う。
誰しもが体験できるはずの旅行体験と内面との対話を切り取るだけで非日常に誘ってくれる。

その言語化の才能と独自の着眼点を持ってして、果たしてどのような物語を書くのか。
確実に今まで見られなかった世界に触れられる期待感がそこにはある。

平成の文豪

現代の世の中に一番受け入れられている作家の一人が東野圭吾さんだ。

数多のファンが新作を無条件購入し、その多くがドラマ・映画化され人気を博している。
小説は普段読まない人でも東野圭吾さんの小説は読む、という人も少なくない。

TBS日曜劇場「半沢直樹」の後を担ったのが、東野圭吾さん原作の「危険なビーナス」だった。

人間味溢れ正義感の強い主人公を妻夫木聡さん、謎を纏う美しきヒロインを吉高由里子さんが演じた。配役はバッチリ。

隠された価値ある遺産、主人公の母親の死、名家の中での遺産争い、そして突然現れた主人公の弟の妻と名乗る美女。

この幾重にも絡みあった関係性の謎が少しずつ紐解かれていき、最後に話をストンと一本に繋げるトリックが明かされる。

東野圭吾さんの作品の中ではあまり評価が高くないと言われているが、そのトリックは個人的には好きで「なるほど〜」と、膝を叩いて高い満足感を得た。

トリックは単に事の顛末を映し出すだけでなく、積み上げた筈の心の繋がりをゼロリセットさせてしまう仕掛けも施されており、その物語の設計の妙と華麗さに流石と唸らされた。

若林さんの紡ぐ物語

若林さんに書いて欲しい物語はどんな設定か。
壮大な事件物でもトリックを効かせたミステリーでもない。それは等身大の若林さんの話なのかもしれない。
若林さん以上に内面に没入させてくれる主人公は期待できない。

若林さんの身に起きる非日常とそこでの内面との対話、この枠組みでどうだろう。個人的には、ゴルゴ13程に話が積み上げられると思う。

既に僕たちの頭の中に導入部は完璧に書き記されており、準備万端だ。
後は事務所とのスケジュール調整を残すだけだろう。

若林さんは何と言うか
「正直内面の話で書きたいことは山ほどあるのよ。やっぱり大変だけどゼロイチをもう一回やりたい気持ちもあるし。自分の日常の延長線上を書くのは悪くないのかもな〜」
「いいじゃないですか、私も応援しますよ。当然私も話に出てくるでしょうし」
「お前なんか出てこねーよ。出すとしたら、またクラブのVIPルームでの遊びにハマって、不倫で身を滅ぼす話だな。まぁそれは実際に起きそうだから小説にする必要もないけどな笑」
「その展開はクミさんが許しませんからね」
「その時はクミもW不倫してる展開だけどね、さらばの東ブクロと」

まぁ中にはそういう回があってもいいか。。


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