「タイミングの扉は早くしまってしまう」という話

こんにちは!

今日はちょっと切ない話も込みなんですが・・・「タイミングの扉は早くしまってしまう」的な話を書きます。

💡 ※この記事は2021年9月15日に、Facebook版の「アル開発室」にて公開された記事をnote用にリライト・追記したものです。

友達の話

僕の知り合いの話なんですが・・・。仮にAさんとします。

Aさんは今、超一流の超人気企業に努めている40歳くらいの人です。

妻子もいて、幸せに暮らしているんですが、悩みとしては「仕事が超つまらない」ということです。超人気企業ですし、給与も同世代と比べてはるかによいのですが自分のやりたいことでは全くありません。そして会社から特に評価されているわけでもなく、人気がない仕事をしているらしいんです。

だからといって転職したり起業したりするには、今の生活を捨てないといけないことになります。小さい子供がいるので、簡単に決断できることではありません。

そんなAさんですが、とある趣味があります。Facebookは常にその話を書いていて、プロ並みの知識と技術があります。仕事の話はほとんど書かないのですが、趣味の話の時には生き生きと投稿しています。
で・・・。その趣味の分野に、つい最近、ものすごい波が来たんです。今までそんな波はなかったのですが、世界的に見ても注目のビジネスになりました。

Aさんもその流れを見ていて、ついに友人と会社を立ち上げることを決意します。しかし、どうしても今の生活をなくしてフルコミットの勇気はでませんでした。結果として、共同創業者と話して、副業として立ち上げを手伝う、うまくいったらジョインする、という形で落ち着いたらしいです。

そのとある分野ですが、僕の他の知り合いもそこで起業をしました。Bさんとしましょう。Bさんはもうすべてを捨ててそこに取り組んだんですね。
結果としては、Aさんは失敗し、すべてを捨てて取り組んだBさんは大成功をしています。まだ結果が出きっていないですが、それなりに伝説的なスタートアップになりそうで、とんでもない規模の、ものすごい挑戦の最中です。

チャンスは二度とこない

おそらく、その分野で「今チャレンジをしたら、ものすごいことになる」というチャンスが来るのはしばらくありません。あったとしても、20年後とか30年後だと思います。と考えると、今回の波を逃したAさんは、次の波のときに再チャレンジする、というのはなさそうです。

少なくても、自分がとても好きな分野で、熱くなって仕事をする、というチャンスはのがしてしまいました。もちろん、Bさんのいる会社とかに転職をしたり、などの選択肢はあると思いますが・・・。そこまでの勇気があるかどうかはわかりません。

僕は「このまま今の企業で定年退職までいることになるんじゃないかな」と思っています。


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