シェア
或虎
2024年4月16日 15:18
忘れられないことも忘れてしまうことも苦しい花びら生きるこつ死ぬこつ桜に問いし春青葉をば見届けむとす殿(しんがり)桜次の春をば思い散り笑む爆発のように空を脅かしておった花びら既にして青葉に収束し寂々されども我が頭蓋まさに今が盛りぞ残響桜脳髄の闇を淡く染め抜き閏う景色に人を浮かべて『全力桜』後悔を知らず散りゆく桜の貴さ五十にして花びらの重さを知る年々遅くなる今