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スワローズ、劇薬につき

いきなり弱くなったり強くなったりなのでびっくりするな

これは、BBAのAの年にあたる2018年のつば九郎先生の言葉です。※原文はすべてひらがな
さいたま新都心のヨドバシカメラのイベントの時「今年からスワローズファンになったがファンの心得があれば教えてください」という質問に答えたもの。

それ以降、事あるごとにファンの間で教訓のように繰り返されてきました。
急に「火ヤク庫」が爆発して2桁得点で勝つとか、ビジターでの延長戦で1イニング12得点したりとか、
無敵のような強さに錯覚していると、16連敗したりする。

何よりつば九郎先生のこの格言が出る前年は、9回表に5点のリードをひっくり返される七夕の悲劇があった年で、オールスターにも1人しか選ばれない、なんと言っても球団ワーストの96敗を喫した年。実感のこもった格言は、ファンの共感を呼び、つらい時の支えとなり、調子に乗りすぎる心の戒めとなっているのです。

敵地2カードを含む今年のGWの戦績は、6勝1敗2雨天中止と、上々の結果に。
悔しすぎるサヨナラ押し出しで負けた時や、村上選手の2試合連続満塁ホームランの時など、やはり上記のつば九郎先生の画像が流れてきました。

確かに、と思いつつも個人的にはちょっと違和感が。
いまのスワローズはジェットコースター的ではなく、じわじわとチーム力を上げ、コツコツと貯金を増やしています。
高津監督の著書「一軍監督の仕事」を読んでいても、勝つために何をすべきか根拠を持ってマネージメントしていることや、長期的な視点も持ちつつ、個の力を上げながら全体にも作用させようとしていることがわかる。

2020年までのように、上がったり下がったり、レンジの広い一喜一憂をしている感じはしないんですよね。

そんな感じで、連休最終日、敵地で観戦したわけですが…

Gファンに囲まれ、手放しで喜怒哀楽を表せない中、9回に逆転し、
敵地であるということに逆に高揚感をもたらされ、
帰りに現地にいたスワローズファンの知り合いと喜びを分かち合い、立ち寄ったスタバでは店員さんに勝ちを報告、

家に帰ってからもSNSやスポーツニュースを見あさってGWが終了。

一夜明けた昨日、なんだかとても疲れていました。あの勝利でかなり興奮状態だったんでしょう。

ジェットコースターではなくとも、スワローズはやはり劇薬。用法・用量を守りましょう。今日も懲りずに現地に行きますが。

#スポーツ観戦記 #好きなスタジアム #エッセイ

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