見出し画像

ミレニアル世代のお笑い芸人

「誰も傷つけないお笑い」の第七世代というカテゴライズをされているEXITコンビは、ミレニアル世代である(調査等の定義によってバラつきがあるが、だいたい1981年から1996年に生まれた世代)。米国での調査の世代定義がもとになっている言葉ではあるが、第七世代にも当てはまるかと思う。

デジタルネイティブで、多様性を受け入れていて、節約志向で社会貢献への意識が高い世代(ボランティア精神とも言い換えられ、いわいる「意識高い系」と言われる人のうち、成功上昇志向タイプとは異なる意識の持ち方と思われる)。

りんたろー氏も、兼近氏より年上で30代のため「若者じゃない」とツッコまれているが、1986年生まれなのでミレニアル世代に当たる。ただ、日本においてはギリギリ昭和生まれのため、昭和の残り香が感じられる平成初期の空気も吸っている。上の世代の考えも理解しながら、若い世代の新しい価値観も十分に理解し、サポートできる兄貴分系ミレニアルズ。

兼近氏は1991年、平成3年生まれのもはや昭和を知らないミレニアル世代。多様性を受け入れているからこそ、容姿を揶揄したりするような「イジり」を客が好まないことに共感できる。そして恐ろしいほど社会貢献への意識が高く、ミレニアル世代の典型。

昨年から、TVの視聴率が世帯視聴率だけでなく、個人視聴率も提供されるようになり、スポンサー企業側が本来求めているF1層(現時点ではミレニアル世代とそれに続くZ世代の女性が該当する。従来であれば新しいモノや流行に憧れる購買層)の視聴率を上げることがTV番組制作者に求められるようになってきている。

そうした中で、求められたときに、きちんとミレニアル世代の価値観を踏まえて自分たちの考えを述べられるEXITは番組制作陣に重宝されると思う。

↑ りんたろー氏のインタビュー記事。実際に介護業界で働いていた彼ならではの表面的でない回答をしている。視野も広い。

↑ 兼近氏が国連広報センターとハフポスの合同イベントに呼ばれたときの動画。彼の世代で、これだけ意見をきちんと述べられる芸能人は多くないと思う。蛇足だが、兼近氏の文春砲騒動から1年経っていないイベントで、ハフポスから持ちかけられたと思われるこの企画を承諾した国連広報センターにも敬意を表したい。(ドメスティックな公的組織ではないゆえの柔軟性かもしれない)

↓ おまけ。超的確な助言ぶちかましていてワロタ。