【シリーズ】原木を買いに。<1/4>ものづくりの出発点
アルテマイスター広報チームのすずきです。
”10年に一度の大寒波”…直前の2023年1月中旬。
岩手県盛岡市まで原木を買い付けに同行したお話を
『原木を買いに。』シリーズ、4回に渡ってお届けします。
アルテマイスターのものづくりの出発点
木を扱ったものづくりを続けるアルテマイスターでは、美しい木目を最大限に生かすため、伐採した状態の原木から仕入れて製材を行っています。
数年後の生産を見据えた原木を仕入れる買い付けは、アルテマイスターのものづくりの出発点とも言えます。
わたしたちが木を使うことについて
まずは、そもそもなぜアルテマイスターが木を使ったものづくりをしているのか、というお話です。
日本人の暮らしの中には、昔から木で建物や道具をつくり、身近なところに【木】がありました。私たちの手掛けるお仏壇もその中のひとつ。日本の風土に合う素材として、木と対話しながら作り続けてきました。
森を守る大切な木だからこそ、大切に使い切る
世界的に森林破壊で森林が減少していることもあり『木を切ることは良くないことでは?』とイメージを持たれるかもしれません。しかし、国土のおよそ7割を森林で囲まれる日本では必ずもそうではありません。
山々に囲まれた日本人の暮らしは、木々が土に深く根を張ることで洪水や土砂崩れといった自然災害から守られてきました。そのような暮らし維持するには『成長した木を伐り、また植樹と手入れを繰り返す』循環をつくることが大切です。
市場に並ぶ原木は、50年~100年という長い年月の中で培われたものになります。私たちがものづくりをする際には、その貴重な木材を余すことなく最大限に生かせるよう、心がけています。
あとがき
次回、第2回目は原木の買い付けってどんなことをするの?どんな場所?といった素朴な疑問を掘り下げます。