全国発送から繋がったお客さんの力

アルテの食パンでは、毎日10種類もの食パンをラインナップしている。

というのも、お客さんに「わくわく」してほしいから。

わくわくというのは信頼の上に成り立つと思っている。

わくわくも信頼がなければ次にはつながらず、新しいものを試してはくれない。

ただ、お店でお話をするお客さんたちではなく、文字や絵、写真からそのわくわくが伝わり、私たちの元へ帰ってきたことがあった。

うちはまだ知る人ぞ知る食パン専門店で、やっと取材などもちらほら入るようになった。まだオープンして2年よく頑張っていると皆には言われる。

でも僕が立ち上げたときには、後ろ盾もなく、お金もなく、なんもないそんな状況から1つずつ積み重ねて今がある。

だから、百貨店に出店したり、取り扱ったりしてもらえるお店というのは、いつかたどり着くけど、その時は雲の上の存在に感じていた。

それが一人の方の力であっという間に雲の上まで運ばれた。
始まりはある方がウェブサイトで、購入してくれたことから。

ウェブサイトというのは何千何万とある中で選ばれて、送料をかけてでも購入するというそれはそれは高いハードルがある。

それでも、購入してくれる人がいる。
その中の1人に千葉在住の方で、神奈川のうちのお店にはいけない。
でもSNSでみていて気になって購入してくれたという方がいた。

それから、日は経ち、偶然そごう千葉店から連絡がきた。
「変わったあんパンを探しています」

アルテの食パンの売りは「わくわく」
あんぱんも複数種類ラインナップしている。
ウェブサイトをみて、連絡をしてきてくれたとのことだった。

個人的に大好きな2種をオススメし、
「百貨店から連絡がきたぞ!!」
とみんなで喜んだ。

そこで終わると私たちは思っていた。
だって、ほとんどがそうだから。

長い付き合いなんてそうそう簡単にはつながらない。
人間関係だもの。担当がいなくなったり、状況が変われば
一瞬で忘れられるそんな世界。

でも今回は違った。

後日
「お客様からもっと日常的に欲しい」
とたくさんの声がありましたと連絡がきた。

たくさんの声、それは本当かわからない。
でもその声のひとつは、前にウェブサイトから購入してくれた方だった。
実はこんな連絡をしたんです。と教えてくれたのだった。

一人のお客さん。その声で百貨店を動かせる。

顔もわからないのに、一生懸命尽力してくれた。
そんな繋がりが大きなものを動かすことになった。

今では、雲の上と思っていた百貨店さんに
毎週1回必ず届ける定期の関係となった。

改めて、人の力ってすごいと感じた。

みんなに恩返しできるように
もっと美味しさ幸せ届けないと。

そういうお話でした。
明日も頑張ろう。

アルテの食パンの美味しさがつまったWebサイト
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