見出し画像

奈良のすすめ~はじめての奈良~

こんにちは、こんばんは。あるでんてです。
今回書かせていただくのは『奈良』です。

京都か奈良、となれば京都に行ってしまうことが多いのではないでしょうか。
かく言う神奈川県民の私も、旅行したての時は京都にまず行こう!と思っていました。
そこで「奈良は修学旅行以来行ったことないし、正直鹿のイメージと大仏のイメージしかないな…」と足を運んだのが最後、すっかり奈良の虜でした。

今回は奈良にあんまり行ったことがないなあという方におすすめしたい、奈良~はじめに~スポットをご紹介したいと思います。

■奈良駅周辺

・春日大社
まずご紹介したいのは春日大社です。
奈良に行きたい!と思ったきっかけの神社だったりします。
こちらの神社はご社殿が世界遺産にもなっており、なんといっても魅力的なのは幻想的な灯籠です。
境内にある様々な石灯籠や、朱塗りのご社殿に下がっているたくさんの釣灯籠にはときめきを感じずにはいられません。

境内の石灯籠
回廊内の釣灯籠


もちろん明るいときに見る春日大社も最高なのですが、なんと夜に3,000基もの灯籠に灯りが灯される2月の節分万燈籠(せつぶんまんとうろう)、8月の中元万燈籠 (ちゅうげんまんとうろう)というお祭りがあるのです。
ただでさえ幻想的なのに夜の春日大社に灯りが灯るなんて…
考えただけで泣きそうになりますね。
夏の夜と火の灯る灯籠とかヤバすぎんか?情緒バグるわ。

このお祭りのときに行ければいいのですが、やはり人も多くタイミングも合わないと難しいしなあ…と思っているそこのあなた。
実は春日大社の回廊内には、光が入らないようにしてある藤浪之屋 (ふじなみのや)という場所があるのです。


藤浪之屋内
鏡張のためどこまでも灯籠があるように見えます

写真で見ても素敵ですが、ここは実際に行って光の揺らめきや、空間の雰囲気を味わっていただきたいです。
初めて友達と行ったときは、話しながら回っていたのに思わず黙り込んでしまうような感動を覚えました。
回廊に入るために拝観料はかかってしまうのですが、それでもぜひ見ていただきたいです。

他にも、春日大社のご社殿は春日造という社殿になっており、あまり見ないご社殿を近くで見ることができるので、
ご近所にある神社やよく行く神社のご社殿と比べたりするのも面白いのではないかと思います。

春日大社は境内がとても広く鹿もあちらこちらにいるので、
じっくり見てみるのがおすすめです。

5月に行ったときは藤棚も素敵でした!

頼むからJR東海の春日大社CMを観てくれ

・東大寺
奈良といえばここの大仏を思い浮かべるのではないでしょうか。私も最初は奈良といえばめちゃでかい大仏でした。
修学旅行以来行ってみると、やはり大仏と大仏殿の大きさに圧巻されます。
というかなんかすべてでかい。

大仏殿 でかい

大仏ももちろんおすすめなのですが、私が見に行ってほしいのは二月堂です。
大仏殿より少し登ったところにあるのですが、こちらから見る景色、二月堂の美しさが最高なのです。


二月堂の灯籠
二月堂から奈良の街を一望できます

この美しさよ…

こちらの二月堂は24時間いつでも行けるため、夜に訪れることができます。
私が行ったときは人も少なく静かでした。最オブ高でした。

ここで腰を掛け、古都奈良に想いを馳せる…なんて素敵な時を過ごせるのではないでしょうか。

ちなみに帰りは暗い中東大寺を通って帰らなくてはいけなかったのですが、
明るいところには鹿がたくさんおり、野生の鹿とぬくぬくとそこら辺で育った人間のどちらが強いのかを考えました。
超自然的な存在より目の前にある現実のほうが怖いと実感した旅でしたね。

圧よ

■桜井市

・大神神社(おおみわじんじゃ)
正直、ここは初心者向けではないかもしれません。なんなら近くの長谷寺のほうがいいかもしれません。
完全に私の趣味で行ってほしいところです。

大神神社は三輪駅という駅が最寄りで、奈良駅から電車で30分ほどで着きます。
大神神社に着く前にぜひ注目していただきたいのが大きな鳥居です。
盆地ということもありますが、このあたりには背の高い建物がなく、広い土地にいきなり巨大な鳥居が現れるのです。
この景色には「こりゃ神様降り立ってるわ…」と思わずにはいられません(不敬)。

大神神社周辺から見える鳥居


近くから見た鳥居 背後にあるのが三輪山です

この美しい風景に圧巻されますが、ここは事前にどのような土地か知ってから行くと何倍も楽しめる場所だと思います。
理由としては、大神神社の祭祀形態は昔の神道の形を残していると言われている場所だからです。

普通、神社はご本殿の中にご神体という神様が依り代とするモノがあります。
鏡や刀、御幣といったものをご神体にすることが多いのですが、大神神社では山自体が神の宿るご神体としているのです。

つまり、ご本殿はなく、拝殿よりお参りをする形になっています。
この信仰形態は万物に魂が宿るというアニミズムという古代の神道の源流となる思想が強く出ているため、昔の神道の形を残しているとされるのです。

山を神聖視することもありますが、他にも滝や磐座といった大きな岩を神と同一視することがあるようです。
大神神社では、三輪山をご神体としており、その地は禁足地とされています。

また、この三輪山周辺は大きな遺跡も多数発見されており、近くには卑弥呼の墓かもしれないと言われている箸墓古墳があったりします。
この大神神社周辺で、何かがあったことは確かなのではないか、と勝手に思っています。最高にロマンを感じます。

これを知っているだけでも大神神社をより楽しめるのではないでしょうか。
他にも三輪伝説や天照大神が初めて鎮座した元伊勢と言われる檜原神社(ひばらじんじゃ)など面白いことはたくさんあるので、興味があればたくさん調べてみてください。
謎もたくさんあるのできりがないです。卒論で苦しんだ記憶があります。

ちなみに檜原神社に行きましたが、地図の縮尺を舐めておりアホほど歩いたため、行くときは覚悟を決めるかチャリなどを使うことをお勧めします。

足がイカれたー!\檜原神社ー!/

http://oomiwa.or.jp/

■泊まる場所~おまけ~

奈良ホテルはいいぞ…

いかがでしたでしょうか。
今回は春日大社、東大寺、大神神社についてご紹介しました。
奈良の雰囲気を楽しむのあり、少しその土地について調べてみて行くのも大いにありです。
初心者向けと言いつつ最後は趣味になりましたが、興味を持っていただけたら幸いです。

困ったらJR東海の奈良ページを見て行きたいところに行こう!!!!!

#旅のフォトアルバム #旅行 #奈良
※撮影は自分で行っております。
※使用した写真の無断転載は禁止です。
Repost is prohibited.

この記事が参加している募集

#旅のフォトアルバム

38,547件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?