オンライン飲み会について思うこと

友人知人は私のことを飲兵衛・無類の酒好き・酒豪だと思ってる節がある。
ところがどっこい
お酒は呑めるものの、呑まなくてもへっちゃら、無問題なのだ。
そもそも自宅でお酒を呑むと言う習慣がない。
私の中でお酒は外で嗜むものと言う謎の鉄則が存在している。

最近流行りのオンライン飲み会のずぅぅぅっと(20年位)前に
(当時はビデオ通話なんてものは存在しなかった)
チャットをしながらワインを呑むと言う暴挙に出た。
その結果、呑む→チャットの手が止まる→会話が止まる→呑むに戻る
と言う状態が続き、貫徹後二日酔いで出勤する羽目になった。
それ以降、二度とチャット中にお酒は呑まないと固く心に誓った。

友人知人仲間たちと飲み会はするし、その席ではお酒を呑む。
時には一人でふらりと馴染みのバーへ呑みに行くこともある。
複数人でも単独でも呑むこと自体は嫌いではない。
なのに、何故オンライン飲み会に食指が動かないのか考えてみた。

考えて考えて考えて出た答えは
飲み会の場所への往復路やお店で得られる体感が無いこと。
例えば景色や天候、思わずお腹がグゥ〜っと鳴っちゃう香り。
オンライン飲み会では、そういった五感を刺激するモノが一切無い。

画面の向こうには馴染みの顔、初めましての顔、様々な方がいて
会話が盛り上がり、手元のお酒も進むことだろう。
だが一歩引いて、少し高い視点で見てみると、そこにあるのは日常だ。

無論、現段階で外出して飲み会なんてできるはずもなく
代替案としてオンライン飲み会が流行り始めたのだろう。
そのこと自体を否定する気はサラサラなく、したい人はすればいいと思う。
しかし、冒頭に書いたように呑んでも呑まなくても
日常生活に全く支障がない私は恐らくこれからも
オンライン飲み会には参加しないだろう。




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