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ベートーヴェン「第九と皇帝」

 昨年12月はベートーヴェンの生誕250年でしたが、指揮者の熊谷弘さんは毎年「第九」の連続演奏会を行なっています。私は一昨年「皇帝と第九」のコンサートに行きました。
熊谷弘さんは米寿を迎え50年近く指揮をされていますが
「第九について常に発見途上にあると考えている」
とおっしゃっていました。

生誕249年

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生誕250年

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ベートーヴェンは28歳の時から難聴に苦しめられていましたが「皇帝」はベートーヴェンが40歳の時の作品でその頃は完全に耳が聞こえなくなっていたそうです。
「皇帝」という名前はロンドンの出版社によってつけられたそうです。

「第九」は54歳 亡くなる3年前の作品ですが合唱のシラーの詩「歓喜に寄す」はベートーヴェンが22歳の頃感激してずっと曲をつけようと思い続けていた作品だそうです。

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ベートーヴェンは数々の型破りのスタイルで有名ですが、音楽性のみならず今のコンサートのスタイルを築いたのもベートーヴェンと言われています。

当時貴族の娯楽であったコンサートを万人に聴いてほしいとチケット制を作って庶民に広めたそうです。
そのチケットも席によって格安のものから高額のものまで作り今のS.A.B席の元になった形も作っていました。

オーケストラだけという決まりの交響曲に歌を取り入れたのも型破りでした。

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話は変わりますが、先日ピアニストの清塚信也さんの番組「CLASSIC TV」でベートーヴェンの「第九」とお笑いの「ぺこぱ」が共通点が多いという発見が面白かったです。

型破りのスタイル
意表をつく構成
苦節12年のブレイク

ぺこぱの〈相手を否定しない優しいツッコミ〉は型破りで、〈正面の立ち位置が変わる〉は意表をつく構成、ブレイクするまで〈12年かかった〉のもベートーヴェンと同じ…ということでした😊

ベートーヴェンは42才で以前記事にした私の大好きなピアノソナタ8番を作曲して以来、第九を完成するまで12年かかったということです。

清塚信也さんはピアニストとしても尊敬しますが、そのトークの面白さと番組構成は素晴らしいです🎹
コンサートもMCがピアノ演奏を上回る人気⁈と言われているようです。

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#思い出の曲

#振り返りnote

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