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「シルクスイート」干し芋(ほしいも)品種紹介

干し芋選びのヒント

2012年誕生の新世代干し芋 「柔らか系」の傑作「シルクスイート」

「絹のような食感」と「輝く食物繊維」が神々しい「シルクスイート」

茨城県の干し芋は、残念ながら2011年の東日本大震災後に風評被害の影響を少なからず受けました。
しかし、その後復興を後押しするように新しい干し芋の品種が次々と登場しました。

今思えば2012年頃は、「干し芋のヴィンテージ イヤー」と感じるほど新しい品種が出て来てます。
その年に誕生したのが今回ご紹介する「シルクスイート」
「焼き芋」でも、ネットリしつつも素晴らしく滑らかな舌触りに、スッキリした甘さで知る人ぞ知る存在です。
この美味しさは「干し芋」に加工すると、また違った美味しさを感じます。  

シルクスイートの特徴とは?

この「シルクスイート」、甘さがあり色もキレイな品種「春こがね」と、しっとり柔らかで焼き芋で大人気の品種「紅まさり」の2つから誕生した新品種です。

色がキレイな淡い黄金色、しっとりとした食感がさらに繊細になり、甘さも「芳醇」という言葉がピッタリ “キレイ・しっとり・甘い”と3拍子揃った傑作が生まれた印象です。

「絹のような舌触り」は、柔らな食物繊維を示すことですので、「シルクスイート」のネーミングは秀逸ですね!  
甘さは、「紅はるか」や「いずみ13号」と同じレベルですが、濃厚な甘さではなく「上品な甘さ」という表現しか出て来ません。

実際に食べ比べて体験して頂きたい美味しさです。

干し芋への加工が難しいから「価値」がある

しっとり&ねっとり系の品種は、水分を多く含んでいるので干し芋への加工も難しさがあります。
このシルクスイートも食物繊維が細かいので「平干し芋」への加工は、1枚1枚並べる手作業で他の品種よりも時間が掛かるようです。

また、もともと原料芋も大きい方ではないので、かたちの整った平干し芋は結構貴重かもしれません。  

一方、丸干し芋はシルクスイートの特徴を丸ごと楽しめるタイプになります。
じっくりと天日干しで乾燥させた丸干し芋は、甘さが凝縮し、噛んでも柔らかく舌触りは滑らかなまま
食物繊維をたくさん食べたいという方には、「焼き芋」「干し芋」と2つのタイプのシルクスイートをお試し頂きたいですね!  


どこで買える?

◇干し芋の品種が豊富に選べる「JA常陸 長砂直売所」で、探してみてください。
生産農家さんは年々増えています。  

ネット通販で買える?

◆大変恐縮ですが、私のサポートさせて頂いている農家さんをご紹介します。

あまいも-Amaimo- ほしいも屋 大須賀さん
毎年年末にお歳暮ギフトセットとして「熟成シリーズ」を販売します。
その中に「食べ比べセット」として、他の品種とセットになったお買い得な商品を発売してくれます。
一度に希少品種のすべてを購入できるのは大須賀農園さんだけなので、ある意味貴重です!


太陽のIZUMI ほしいもの里 飛田農園
「いずみ13号」を栽培する数少ない農家さんで、その畑でシルクスイートも栽培します。
いずみ13号と同じく、繊細な甘さを楽しませてくれます。  

・ほしいも屋 弥六
「紅はるか」と並んで「シルクスイート」も主力で販売します。
時期は、2月~3月頃の原料芋が熟成して来た、最も美味しい時期。

・しらとり農場
「しらとりスイート」のネーミングで、「紅はるか」&「シルクスイート」の2つが主力商品です。

シルクスイートの「干し芋」ギャラリー


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