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コーチング入門part4

私たちのマインドは、
自分のリアリティが正しいことを証明しようとする働きがあります

これは困ったものです

そのリアリティが正しかろうが、
正しくなかろうが証明するのです

まるで子供が自分の正当性を
証明したがるのと同じです

むしろ子供を大切に扱うようにマインドも大切に扱うことにしましょう

マインドの働きは認識だけでなく、無意識の行動や選択においても働いています

セルフイメージが正しいことを証明するためです

コーチングではこの無意識の行動をアティテュード、
無意識の行動をハビットと呼びます

食後の飲み物はコーヒーにするか、紅茶にするか

誘われた食事に行くか、行かないか

この靴を買うか、買わないか

私たちは、日々、このような判断をしています

その判断を左右しているのが、アティテュードです

過去の記憶に照らし合わせて無意識の判断をします

参照される記憶は、前述した情動記憶です

情動記憶は言葉通り、情動の記憶です

嬉しい、楽しいのような
ポジティブなものから

怖い、嫌だなどの
ネガティブなものも存在します

人間は快楽の方へ向かい、苦痛を避ける性質があります

(たまに苦痛を好む人もいますが

「それをしたいか、したくないか」
「するか、しないか」
といったアティテュードが形成されています

このような情動記憶が無意識の判断の影響しています

特に幼少期などの記憶です

無意識の判断は、その名の通り
無意識であり、自動的な処理です

そのため、なぜ自分はそのような判断をしたのか、という根本的な原因には
ほとんど気づきません

その無意識の判断が、私たちを現状に閉じ込めている要因の一つでもあるのです

よく考えてみましょう?

アティチュードが過去の情動記憶から
作られているのであれば我々は過去に
生きているということになります

現状は、未来にどうなりたいかではなく、過去の記憶にもとづいたものということです

記憶の世界に生きているということになります

記憶の世界から抜け出すためにはどうすればいいでしょうか?

アティテュードが選択に関わるものであるのに対して、ハビットは習慣や行動など、より身体的なものです

「コーヒーか紅茶かを選ぶ場面でいつもコーヒーを選ぶ」というのがアティテュードであるとすれば、「毎朝コーヒーを飲む」というのがハビットです

毎朝、歯磨きをし、ネクタイを結んだり、メイクをしたり、同じ道を通って通勤をすることもハビットです

これらの行動もまたほとんど意識されず、自動的に行っています

しかし、みなさんは「毎朝コーヒーを飲む」ような行動を最初からしていたでしょうか?

このハビットも何度も繰り返し行うことで形成されたものです

自分で意図的に身につけてきたものではない可能性があります

おそらくこれらも幼少期などの成長する過程で身につけたものです

重要なことは、ハビットは、アティテュードと同様に、後天的に身につけたものであるということです

後天的に身につけたものであるため、意識的に別のハビットに置き換えていくことが可能です

想像してみてください、自分のハビットがゴール達成の妨げになっている可能性があるということを

仕事で高い成果を上げることを目標としているのに、その効率を悪くしているハビットがあるかもしれません

(もちろん仕事だけではありません

現在のハビットを、ゴールを達成した時に自分が行っているはずのハビットに置き換えていけば、

自然とゴールを達成していくことができるようになります

では、このハビットをどのように変えてくことができるのでしょうか?

ここでアティチュードとハビットをどのように変えていくかという二つの問いが出ました

ここでセルフイメージの話に戻ります

セルフイメージから
ハビット・アティチュードが出てきます

また、セルフイメージはセルフトークからきます

セルフトークは他人の言動からきます

ということはできることは

他人の言動を選別する

情動記憶に気づく

セルフトークをコントロールする

セルフイメージをアファメーション、ビジュアライゼーションで変えるです

これだけでもマインドの仕組みと使い方がわかってきています

では、ハビット・アティチュードはどのように変えればいいでしょうか?

結論から言うとアファメーションとビジュアリゼーションを利用することができます

過去の情動記憶にもとづいたものではなく、

「未来のゴールを達成した世界の自分」にふさわしいものに置き換えてしまうということです

ゴールを意図的に設定しないかぎり現状を維持する機能が働きます

ハビット・アティチュードを意図的にやるという選択肢ももちろんあります

しかし、自動的に行ってもらうことにより、日常生活をスムーズに過ごせるのです

(本当にスムーズかは別として)

自分が将来達成したいことにつながる
ハビット・アティチュードに
変えていけばいいのです

この点いうと、
巷のいい習慣悪い習慣の類は

ゴール設定がない人の本
になってしまいます

あえて、いい悪いで言うと

いい習慣はゴールに合致している

悪い習慣はゴールに合致していない

になります

現在のセルフイメージにピッタリの
ハビットやアティチュードがあります

未来のセルフイメージにピッタリのハビットやアティチュードがあると言うことです

前述の通り、セルフイメージと同様ハビット・アティチュードもアファメーション、ビジュアリゼーションで変えられます

詳しくはあとで話しますが、勿体ぶらずに具体的なプロセスを書きます

①理想の判断や行動をしている自分自身の姿を一人称、現在形の言葉で描写し、自分に語りかけてください

(「私は〜〜をする」、「私は〜〜をしている」といった形です

②目を閉じ、自分がその判断や行動をしているところを一人称視点でイメージし、そのことによってもたらされるポジティブな感情を味わう

このプロセスを何度も何度も繰り返すことで、アティテュードとハビットは置き換わっていきます

そうしないことに違和感を覚えるレベルまでです

セルフイメージも同様です

自分をゴールに向かわせるセルフイメージ、ハビット・アティチュードでないなら変える必要があります

マインドの仕組みを理解し、利用することで、無意識に自動的にゴールを達成していくことが可能となります

これがコーチングで努力がいらないという仕組みになります

マインドの使い方を理解できれば

マインド自身がゴールへ自動的に導いてくれるのです

(マインドの使い方を
努力したら本末転倒です

これは記憶の世界から外に出るための方法です

言い換えると未来に生きる、未来の記憶に生きるといえます

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