2023.1.16 今回は、普段と違ったリセッションになるかも。大きな違いがある

米経済は、近くリセッション入りする可能性が高い、と考えられている。しかし今回は普段とは違う様相になるかもしれない、とB of A(米系投資銀行、旧称バンク・オブ・アメリカ) のアナリストは考えている。

金融危機として代表的もの比較して、今回は小さなリセッションになる可能性が高いと思われる。理由として、まず大きいのは企業のバランスシートが安定している、ということがある。
典型的な金融危機は、債務危機を伴うことがほとんどである。リーマンショックでは、不動産バブルに乗りたい個人投資家が無理な借金をしてマイホームを買ったが、担保である地価が下がったことで期限までに借金を返せなくなる、ということが起きた。
今回は全く違う。例えばS&P500種株価指数構成企業の固定利付社債の平均残存期間が約11年と、リーマンショックの7年弱より長い。つまり、企業は借金を返済する時間的余裕がある、ということ。従い、金利上昇がこれら企業に直ちに打撃を与えることはな最も取れる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?