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自営業をやりたい夫、会社員に戻りたい妻

これ、我が家です。
おもしろいですよねー。簡単に言うと、お互いがお互いに憧れているわけです。会社員に戻りたい(というか、組織で人と人の間に立って役に立つタイプである)私と、伝統的な大企業を辞めて冒険したい彼。ふふ、人生とはなんと不可思議なものなのでしょう。

もう一点、大きく異なるところがあります。
まるで高倉健が「ジブンジブン…」とつぶやくように、彼は「移住移住…」と囁いてきます。どうやら海外移住をしたいようなのです。
なんかね、最初は何を言ってるんだろう心配だなと、私も反抗的な態度を取っていました。そういう系のYouTube見過ぎてるんじゃない?子どもを海外に行かせたい?違うでしょ、あなたが行きたいんでしょう?子どもの話にすり替えないでよ的なことは言ったと思います。(こういう妻、いやですよね。。。)でも今は少し落ち着いて、彼がなぜ海外移住を必要だと思っているのか、背景をわかろうと努めています。残念ながら、言ってることはわかるけど、まだ腑に落ちてはおりません。道半ばです。

また、この一年くらいを振り返ってみると、まったく意識していませんでしたが、もしかして私は新しいことに挑戦するのが好きなのかもと思うようになりました。この仮説が正しければ、移住も可能性ゼロではない。むしろ、年齢を重ねたあとに価値観をアップデートできるよい機会とも思えます。まぁ実際はビザとかね、どうやって稼ぐのよ?問題が残るわけですが、彼は数年かけてそこらへんを調整するつもりのようですよ。乞うご期待。

なんとなく思い起こされるのは、国内プチ移住経験者として「戻れる場所があること」の威力。物理的ないつもの家や部屋ではなく、手帳を開く、音楽を聞く、運動するなど、いつも通りの私を取り戻す習慣が、かけがえのない相棒になります。目に入るものすべてがオールNEWの環境で、古くからの友人に会える感じ。私はサウナしませんけど、整うってこんな感じですかね?大変だったけど、生きることの核みたいなものを感じさせてくれたプチ移住体験は、きっとこれからも私の人生を豊かにしてくれることでしょう。

はりきってコーヒーを飲ませていただきます!