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優秀な人ほど「好き」と「得意」を見失う⁉︎|自分の強みの見つけ方(1)


最近、私が気づいた「優等生あるある」があります。
それは

「優等生や優秀な人ほど、”好き”と”得意”が見えづらくなる」

ということ。

え、これ誰のこと言ってんの?
何を隠そう、少し前の私のことですw

自分で言うのもなんですが、
私、「120%期待に応える優秀な社員」でした。

誰よりも処理スピードが早いわ、正確だわ、肝心なところ落とさないわ、先回りして障害を避けるわ、トラブルは迅速に解決するわ...

「デキ女」

とあだ名がつくぐらい、それはそれは、企業の役に立つ立派な社員でした。
(人はそれを社畜と呼ぶんだぜ。)

そこからの経験談ですが、生まれながらの天才とか、ナチュラルに優秀な人は別にして、

努力して優秀な社員やってるタイプの人ってさ、
頑張ってきたんだよね。
認めてもらいたくってさ。

そして「期待に応えよう」と頑張ってるうちに、
なんでも平均点以上にできるようになっちゃって、

いざ、
「さぁ!好きなことをやろう!」
「さて!得意なことで勝負しよう!」
と思ったら、

はて・・。私の得意ってなんだっけ?
え、好きなことってなんだっけ?

とわからなくなる。
そして、

「うぉー。あれもこれもできるけど"コレ!"ってもんが無いぃぃぃ。」

と、自分の器用貧乏さを嘆いたり、自分のやってきたことってなんだったんだろう、とのたうち回ったりする訳です(笑)

だから、
「これしかできないんっす」
ってタイプの人よりも
自分の「好き」と「得意」を見つけるまでに、
少し時間がかかっちゃう。

得意を見つけるには
 「努力してないけど、人から褒められること」
 「努力してないけど、なんかできちゃうこと」
 「他の人は嫌がるんだけど、なんか自分は楽しくできること」

を軸に探してみると見つかりやすいよね。

「できるけど、それをやっていると苦しい。」
「できなくはないけど、なんか努力を要する」

ってものは、

きっと得意なことではありません。
そういうものは、潔く「得意なことリスト」から外しちゃいましょう。
そしてきっと、好きでもない。

それから、1つの業務の中でも
「これは嫌いだけど、これは好きだったな」
と細分化して考えていくと
「好き」と「得意」が見つけやすいです。(^^)

例えば、私なら・・
・人事の仕事で
労務管理の仕事はできるけど、楽しくもないし、なんか辛い。
「有給なんて、会社が管理しなくても、みんな自分で取ってよー」
とずっと思っていたし(笑)、解雇する話もどうしてもやらなくちゃいけなかったので、辛かった。

「でも人事の中でも採用だけは好きだったぞ?」

と、人事の中でも「採用」が好きと気づく。

・購買部門の立ち上げを経験した時は
プロジェクトをリードすることや、新しい運用方法について米国本社と協議したり、決まった運用方法を全社員に分かりやすくトレーニングするのは、めちゃくちゃ大変だったけど、好きだった。
でも、立ち上げ後、請求書の処理や、購買申請の承認処理をするなどは全く面白くなかったし、もはや、苦痛だったw

→ルーティンワークはできるけれども苦痛で嫌い。
反対に、自分発信で物事を進めるのは好きで、相手が誰であっても粘り強く交渉するのが実は得意、と気づく。

そして、こうした発見から
・採用の仕事で
・ある程度、自分が引っ張ることができる。裁量がもてる仕事
という軸で仕事を探し、転職した結果、
「採用のプロ」という今につながりました。

こなせることがいっぱいある優秀な人は、気がつかないうちに色々とできるようになっているけれど、一方で、自分に無理をさせてきたことも沢山あると思います。

「自分が楽にできること」
「無理せずできることってなんだろう」

そんな問いから、一歩ずつ、一個ずつ、得意なことを探していきましょう。
頑張ってきた優秀なあなたが、一歩ずつ、一個ずつ、楽になっていけますように!

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