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「低年収でも豊かに暮らす」というけど、それ本心?

「低年収でも豊かに暮らす」ハックが巷に溢れていますが、

一個聞きたいことがあります。
シンプルな疑問です。

それは
低年収を喜んで受け入れてそうしているのか?

それとも

本当は年収アップを望んでいるけど、それが実現しないから、仕方なく低年収でも豊かに暮らそうとしているのか?

一部、働きたくないから低年収でも豊かに暮らそう、って人もいて、
それはそれでめちゃくちゃ共感できるんですが(笑)、巷に溢れる「低年収・豊か暮らしハック」が低年収を本当に望んでそういう暮らしをしているのか、本当は年収アップを望んでいるのか、疑問に思いました。

人それぞれ好みのライフスタイルがあるので、一概には言えませんが、

買いたいものが本当はあるけど望めないから諦めて低年収でも豊かに暮らす方向にシフトしている人も中にはいるのではないでしょうか?

年収アップを望んでいるとしたらなぜそのための行動をせずに、低年収でいることを受け入れているんだろう・・

というのが、私にはシンプルに分かりません。

年収アップするのって、実はとても豊かな社会貢献です。
なのに、わざわざ低収入でいることを受け入れている人の多いこと…

それって誰のためになっているんですか?

小さく縮こまって才能もお金も出し惜しんでいませんか?

もちろん、障害などがあって十分に働けない人や、年金収入しかない高齢世帯において「低収入でも豊かに暮らすハック」がバズるのはわかります。
けれど、健康で、まだまだ働ける世帯において、わざわざ貧乏を受け入れているのはなぜだろう?

「そんなにバリバリ働きたくないから」という理由で、低年収を受け入れている人もいますが、じゃぁ、パートタイムをしているか、というとそうではなく、フルタイムで働いていたりする。

朝9時〜夜6時まで働いていて低年収なのだとしたら、
それって普通にもう「バリバリ」働いているのと同じですよ。
そして同じ時間働いて、より高い年収を得ている人もいるわけです。

こんな構造もあります。
高年収の人がより時間的にも余裕を持って暮らしている一方、
低年収の人の方が時間的にも追われて暮らしている。

同じ労働、能力、時間を使って、わざわざ低年収でいるってどういうメリットがあるんでしょうか?

私だったら、同じ労働、能力、時間を使うなら、より高い収入を得られる方を選びます。

「低年収でも豊かに暮らす」ハックに心酔している方々は

同じ労働、能力、時間を使う
A. 年収の低い仕事
B. 年収の高い仕事
があるとして
年収の低い仕事を選ぶんですか?

もしこれで、「いやいや。同じ労働、能力、時間を使うとしたら年収高い方選ぶやろ」と思うとしたら、多分あなたは「年収アップを望んでいる」のが本心なのだと思います。

低年収=善
高年収=悪

ってことはありません。
お金が好きなのに、「お金は悪」みたいな見方をしている。
その見方をまずやめた方がいいと思います。

望んで低年収な暮らしをしている人はそれでいいと思いますが、
ただ縮こまっているだけなら、もっと羽ばたきましょう。
素直に年収アップを望みましょう。

それが、世の中を良くします。

あなたの年収がアップすれば、あなたの子供が通う幼稚園や保育所や学校でのサービスが充実します。
年金、医療保険制度が潤います。

それはやがて自分や家族にも還ってくるのです。

繰り返しますが、年収を上げることは、大きな社会貢献です。

あなたの才能を世に出して、あなたの能力を存分に社会に活かすことは、それがきぎょうのためであっても広い視点でみれば、社会貢献になっています。


清貧
低年収でも幸せ


それが本心なら何も言いません。
ただ、それが本心ではないなら、他の方法を探しましょう。

清貧…貧しいことが清いこと

なんてことはありません。

貧しい→買い控える→失業率が高くなり、行政サービスも先細りする

これが事実です。

「保育士とか、給料が低くても子供が好きで働いてくれる人いるやん。そういう人、清いやん」

ちがいます。
自治体の税収が低いから保育士が低賃金なんです。
保育士の女性で、買いたいものも買えないから、と夜、キャバクラで働く人もいます。

仕事量の割に低賃金で、ストレスから子供を虐待する保育士もいましたよね。

低年収を甘んじて受け入れることは清くもなんともありません。

負の連鎖を産んでいるだけです。

まず、日本人にはそのことを知ってもらいたいです。

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