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日本にもバカンスを導入すべきだ

世の中みんな働き過ぎだ

いまだにたくさん働くことが偉くて休む人はダメな人間だ、という感覚を持っている人も多い

確かに仕事が好きでもっともっと働きたいという人には休日は不要だろう

しかし「休むこと」は人生でかなり重要なことだ


そもそも人生は仕事がメインじゃない

プライベートがメインで、仕事はサブだ

趣味に時間を使うこと、大切な人と過ごすこと、自分のために時間を使うこと

これが人生の主たる目的だ

仕事だけに人生を捧げてはならない

仕事は仕事と割り切ることが大事だ


人間にとって休むことはごく当たり前のことだし、メインの休みが充実すればサブの仕事への気力が湧く

休日を楽しみ、満喫する

外国のバカンスを日本にも取り入れたらどうか

例えば毎年必ず1週間の連続休暇を設けることを日本版バカンス制度として企業に義務付ける

いつでも自由に取得でき、企業側から取得時期の指定はできない

よくありがちな大企業は義務で、中小企業には努力義務という意味のない設定も不要だ

当然、経済界からは猛反対されるだろう

奴隷である従業員をなるべく低賃金で長く働かせたい企業経営者には何のメリットもないからだ

だからはじめは国の予算で補助金を付けたり、減税で優遇したりして導入を促進する

まずは理解を深めてもらって制度を浸透させ、その後に法律で正式に1週間連続休暇の義務化を制定する


1週間という期間がポイントだ

3連休程度では本当に心身が解放された気分にならない

初日は仕事の疲れでゴロゴロして終わり、2日目は買い物や掃除、3日目は翌日からの仕事に備えてゆっくりしたい

そんな人が多いのではないだろうか

7日間の休みがあれば、例えば2泊3日の旅行をしてもゆっくり楽しめる

初日から旅行したとしても帰ってきてから仕事の日まであと4日間も休める

些末な用事をこなしても、まだ休みが残る

世の中の働く人が全員、必ず1週間の連続休暇がとれたらどんなに素晴らしいだろう

その1週間を何でも好きなように過ごす

完全に自由だ

旅行でも遊びでもいい、ひたすら趣味に走るのもよし、スポーツに励み勉学に勤しむのもよし

長期休暇は普段できないようなことにもチャレンジできる

様々な面に波及する経済効果もあるのではないだろうか


人間にはもっと休みが必要だ

令和のいま、ほとんどの人は衣食住満ち足りて普段の生活に困ることはそんなにないはずだろう

忙しく休みなくひたすら過酷な労働をする、もはやそんな時代ではない

もっと休んで余暇を楽しみ人生を楽しむ、精神的な豊かさを追求する時代になっている

世に漂う閉塞感はみなが働き過ぎて心に余裕がない状態が原因ではないか

働くことや休むことに対する人々の意識を変えていくためにも大胆な政策が必要だろう

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