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次男誕生直後、1ヶ月入退院を繰り返した時、私達は。

次男が誕生し、1ヶ月弱入退院を繰り返しています。正確に言えば、3日間入院→1日だけ退院→検査→検査が良くなく、再び入院というループを繰り返しています。
「はあ…これで7回目」と妻が呟いていました。まさか入院回数を数えていたかと思うと驚きを隠せません。私は日数で数えており、妻は回数で数えていました。これが夫婦の違いなのでしょう。

入院した方が良かったなど、口が裂けても言えませんが、この間に感じたことはこれから先滅多にないことかなと思ったので記録に残します。同じ状況になった皆様に届いたら幸いです。

1.次男の症状

次男は新生児黄疸という症状で入院しています。症状の詳細はリンク先に任せるとして、

・退院の条件は検査で数値が一定以下になり、それが3日続くこと
・治療方法は光線治療。日サロのような空間(冒頭の画像参照)に目隠しした赤ちゃんをぶちこまれ、半日~1日置いておく
・入院中は妻が授乳のため、付き添う
・付き添いはコロナ下なので、1名のみ。私も付き添いすることはできる

状況としてはこんな感じです。

2.妻は入院回数を数える

光線治療は抱っこができないので、次男は24時間泣き散らかします。これが妻にとってきつく、特に夜寝られないことが非常にしんどそうでした。入院回数=徹夜回数となるため、入院回数を数えていたのだとおもいます。

再入院が決まった時のLINEは会話として成立しなくなりました。バシバシ物事を決める妻ですが、今後の方針(誰がいつ付き添いするか等)を決めようとしても、「頭働かんわー」とLINEで繰り返していました。

その時に私が考えたのは「妻の健康状態(子どものおっぱい)は精神状態と直結している」ということ。できる限り万全の精神状態で夜を迎えることを目指しました。日中は付き添いで代われるところは変わりました。また、夜にギガ数を気にして動画を見るのを躊躇していたとのことだったので、それもバンバン動画を見て気を紛らわせるように伝えました。夜はミルクに切り替える案も提案しましたが、やや未熟児で産まれていたので母乳を希望していました。

妻も妻で色々工夫を考えていました。夜中起きても大丈夫なように、DVDを借りたり、おしゃぶりを購入してなく時間を少なくするようにしていました。

入院において、こういった精神状態軽減策はマストですが、何より夫婦で雑談でも何でも話す時間を設けることが大事だということにも気づきました。

3.私は入院日数を数えた

私は私で長男の精神フォローがありました。
入院が決まる度に、
「次男ちゃんは病気で入院してて、お母さんも一緒に病院にいるよ」と保育園のお迎えの時に伝えました。
来月で3歳になる長男はおそらく状況を理解して無表情で話を聞いた後「僕も病院行く!!」と言っていました。それをなだめて帰宅していました。
長男の精神状態も不安定になってきたので妻に相談すると「帰った時に楽しみを作ると良いよ」と言われました。そこで、長男が好きなDVDを借りたり、保育園の帰りにデパート屋上の遊園地に連れて行ったり、また保育園休みの日は遠出する約束をしていました。
長男は喜んでいました。喜ぶ長男をみて「その場しのぎの父親ですまん…」と少し胸を痛ませていました。

私自身は3人の中で1番安定の精神状態のはずなのですが、

5日に1回くらい虚無感に襲われることがありました。妻に相談すると、

とのこと。これが全国の親が抱える気持ちなんだな、とこの緊急事態になってはじめて理解しました。精神状態脱却を目指すために、よく寝ること、1時間読書をすること、10分程度運動をすることをしました。それを繰り返すと精神状態も安定してきました。
精神状態が不安定で、「早く終わらないかな…」という気持ちが入院日数を数える意識に向かわせていたのだと思いました。

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まだまだ入院生活は続くのですが、入院生活で病室および待合室で次男と向き合う時間も増え、次男を愛でる気持ちは妻以外誰にも負けなくなりました。それだけはこの期間で誇れることです。

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