3000円分くらいまとめ買いした芳文社マンガ作品一覧

昨日でようやく第一四半期決算業務が終わり、連勤も12日間でストップ。
夜遅くまでの勤務はなかったとはいえ、さすがに疲れて外出する元気もなく家でダラダラしている。

そんな中、芳文社の漫画配信サイトCOMIC FUZの70周年記念で、一冊70円で買えるキャンペーンをやっているとのことで覗いてみると、さらに3000円分まとめ買いすると抽選で7名に70冊のデジタル単行本がもらえるというキャンペーンをやっていた。

ふつうに考えてそうそう当たるわけがないのだけど、なにせ決算疲れで物事を理性的に考える脳、システム2部分の機能が低下しており、何かの暗示を受けたかのように3000円分のコインを買ってしまった。人間の脳は数字による暗示に弱いらしく、こういうのをアンカリング効果というのだろう。とはいえ芳文社に関して憎からず思っているので、投資するのもやぶさかではないし、人間は寄付をすることで幸福度が上がると言われていて、それは推しを推すといった消費行動と近いのではないか、むしろきらら作品を摂取することは労働によるストレスを緩和させると通説のように囁かれている昨今、これは一概に短絡的な行動ともいえないのではないか?

疲弊した脳でいいかげんな行動経済学と怪文書を羅列するのもほどほどに買ったものをリスト化してみる。

がっこうぐらし!12巻

「こんなご時世だから」とテレビアニメ終了部分から漫画喫茶で読み始めたがっこうぐらし!。ただで読んだのだから仁義を切らねばと最終巻は購入。むしろ終了後の大学編以降の方が面白かった。高校編のゆきとめぐねえの関係性と対になるようなりー先輩とるーちゃん。大学生の肥大した自意識が閉鎖的な人間関係を軋ませやがて破滅していく展開。そしてランダルコーポレーションとの交渉の果てに追い詰められた学園生活部の前に、まさに走馬灯のように蘇る屍者たちの姿。大団円といっていいのではないでしょうか。と思ったらアフターストーリーがはじまったそうです。

球詠7、8巻

あのアニメ最終回以降の話だけど、今度はギャル系野球部との白熱した打撃戦がはじまり、これまた面白い。ゆるふわエンジョイ系野球部、ギャル系野球部ときたら次は金髪縦ロールお嬢様系野球部がくるのではないだろうか。それにしても野球の采配ロジックを紹介して、その上で試合の波や運を表現しているのが面白く、野球ファンではないけど読んでいて楽しい。

こはる日和1~4巻

今日(7/12)が無料読み放題デーで、読みながら「大丈夫?おっぱい揉む?」の箇所に行き当たり、そういえばこれが元ネタではという話題もあったなあと思ってこれも購入。フェチ描写の巧みさのみならず、4コマの枠線をつかったおっぱい描写の発明、先生と生徒の親の匂わせ関係などもあり、かなり攻めている作品。

ビビッド・モンスターズ・クロニクル1~4巻

「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います」を見て、描写が手薄だったオンラインゲームと学園の二重生活を描いた作品ってないだろうか、と思ってたらちょうどそんな話だったので購入。まだ一巻の読み途中だけどだいたい読みたいイメージの作品。

余談だけど、防振りでメイプルとサリーが美麗なゲーム内イベントを体験してデート(誇張)する、という話があり、そういえば自分たちが経験したゲーム内のイベントだって、観光地に旅行に行ったりするのと等価な思い出だよな、と思ったりした。

SA07

アニメ、漫画系専門学校が舞台の作品で主人公が暴走するオタサーの姫(将来ラノベのイラストを担当しアニメ化、その声優まで勤めて歌手になったりする等の野望を抱いている)。その幼馴染の地味系現実直視メガネ女子と、姫に萌える画力最強クラスのエロゲーを嗜むお嬢様、画力神クラスの田舎出身ピュアオタク男子、その他むさい男たち等キャラがとにかく強い。今の時代の専門学校ってほんとに授業で日常エッセイ漫画のネームを書かせたりして、うまくいくとSNSにバズるかも?なんてやってるのかな。本当にありそう。

ウィーンで歌ってみて1,2巻

オーストリア、ウィーンで声楽を学ぶ女の子と日本のボカロP女子が共同生活して、音楽にヒエラルキーはないんだよ、なんていうそんなニッチな漫画あるの!?という驚きから購入。ウィーンのコンサートホールからクラブまで取り扱い、女子がたくさん登場するならおっさん趣味じゃなくても、なんでもありなんだなときらら系フォーマットの懐の広さを感じさせる。

合わせて14巻。77円セールのものもあり、そこそこ買ったけどいずれもハズレというものはなかった。さすが芳文社、層の厚さを感じさせる。

あと、これを書きながらCOMIC FUZを見ていたらこれまたストライクゾーンにくる作品の連載を見つけてしまった。

気がつくとかわいい女の子ばかり出てくる漫画を一日読み漁るおっさんになってしまったが、人生の幸福度は高まったのでよしとしよう。


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