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【マル秘】組織マネジメントセミナー 1on1セッション解説!


さる5月18日に開催した組織マネジメントセミナーが好評です!

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こんにちは、ALTURAのエーイチです。

セミナー後、メッセンジャーにてこのような声が届きました。


C様 理学療法士

当日はセミナー参加できなかったのでアーカイブで拝見させていただきました。

組織マネジメントという訳ではないのですが、実習生を担当する事になり1on1のコミュニケーションや心理的安全性を担保できていないなと感じる場面があったので是非話をお聞きしたいと思い申し込みさせていただきました。模擬1on1セッションでの話の展開など大変参考になりました。明日から自身が変化するための学びを得る事が出来たと思います。

また是非参加させていただきたいと思います。よろしくお願い致します。


H様 理学療法士 主任

先日の「個人面談を成功させるコツのコツ」視聴いただきました^ ^ 実際の1on1セッション入口もみることができ、最高の時間をいただきました!

鯨岡さんの間の置き方
話を聞く際の表情の変化
相槌のタイミング
返答の言葉のチョイス
書ききれないほどの学びです


人はアドバイスするとその通り動くの?
雷が落ちる衝撃でした。
アドバイスはする側のエゴですね
気持ちもわかるし、自分もやっています。いやはや反省です。
改めまして、最高の知の共有時間をいただき、感謝です。

いやぁ、、感涙です・・・

実は、先日のセミナー最後に、1on1ショートセッションの実演をしたのですが、それが思いの外反響があったのです。


そこで今回は、あのものの10分ほどのセッションで、一体私エーイチは何を意図してそうしてたのか、解説したいと思います!


以下、司会のALTURA宮沢さんとの即興1on1です↓↓↓

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私:「今日どんなことについて話ししてきましょうか?」

宮沢:「元々理学療法士だったんですが、こうやって企業で働き出して、環境がガラッと変わったので、なかなか自分がどう動いたら良いか・・自分が主体的に動けていないのが、最近の悩みです。」

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私:「へー、主体的に動けていない?」(リフレイン と同時に、事実なのか解釈なのかを軽く疑っている)

宮沢:「自分では結構、殻に閉じこもっているというか・・これ自分でやって良いのかな~、自分がやったら失敗しちゃうんじゃないかな~・・みたいな感じを思っちゃいますね。」

私:「へ~、そうなんだ」(受け止め)
  「傍から見てると、そんなふうに見えないんだけど」(別にお世辞ではなく、実際そう感じてるよ、というフィードバック)

宮沢:「あ、ホントですか笑」

私:「主体的にやってるように感じるんだけど、どう?」(Iメッセージからの質問)

宮沢:「自信が・・・・・  そんなふうに見えますか・・・笑」

私:「新しい環境で、新しい仕事、すごく頑張ってるなー、と目に映るんだけど(Iメッセージ)、例えば、何か恐れてることって、ある?(単刀直入に、今回のテーマの背景に切り込もうとしている)」

宮沢:「やっぱり、失敗して、みんなに迷惑をかけるのが一番怖いですね」

私:「あーーー」

宮沢:「自分が失敗する分には、やっちゃったーとちょっと落ち込むんですけど、やっぱり、周りに迷惑をかけちゃうかな、と思うと、そこが一番怖いですね。」

私:「うん、うん、うん」(受け止め)
  「周りに迷惑がかかったら、申し訳ないなー、とか」(感情の反映)

宮沢:「申し訳ないです。こんな私のせいで・・とか笑」

私:「いやいやいや・・笑」(←この時点で、仕事への責任感を価値として強く持っているんだな、と察知)

宮沢:「それでやっぱり動けないのかなーと自分で感じます。」

私:「そっかそっか」(受け止め)
  「でももしかしたら、今までも、小さなミスとかあったかもしれないけど、その時、周りのスタッフさん達、どんな声かけしてくれました?」(実際の似た場面をリマインド)

宮沢:「あー、そう、別に大丈夫だよ!みたいな感じで、どんどんやりなーっていう感じで言ってくれましたね笑」

私:「うんうんうん笑」

宮沢:「嫌な顔は全然しなかったですね」

私:「怒られた、とか嫌みを言われた、とかね」(そういう恐れてたことなんて、無かったよね?という確認)

宮沢:「いや、無いです・・たしかに...そう言われてみたら...」(うなずいている)
  ----(間)----
宮沢:「アドバイスをくれたり、皆さんも同じ経験をしてるので、やっぱりこういうことってあるから、みたいな感じで励ましてくれたりとか、逆に改善策とかアドバイスをくれますね。失敗とかあった時は」

私:「でも自分も少し後に入って、見てる分には、ホントに月ごとにすごい成長と遂げてるよなーとか、その中でも、表情良くやってるよなーってすごい感じるんだよね。」(承認&フィードバック)

宮沢:「ありがとうございます笑 表情だけは崩さないように・・笑」

私:「笑笑 うんうん」
----(間)----
私:「このペースでもし年末まで進化を遂げてたとしたら、どんな姿になってたら良いな、と思いますか?」(フューチャーペーシング;未来と理想像の想起)

宮沢:「あーー でもやっぱり今は教えてもらってるということが多いので、自分が教えられるようになったり、アドバイスできたり、面談をしてその人に助けになるような声かけが出来るようになったら良いな、と思います。やっぱ周りの先輩たちがやってきてくれたような。これを年末の目標にしたいな、と思います。」(←ここで、実はそんなことまで考えていたんだな、とか、今後のやりたい方向性の一端が垣間見えた)

私:「もしかしたらね、新しい方とか、自分の後輩とか入ってくるかもしれないし、そんなことが早い段階で実現できるかもしれないよね。」(一見、夢物語のようなことにすぐにでもなるかもよ?と現実感を味わってもらう)

宮沢:「もしかしたらもう少しで来るかもしれないので、私先輩になるんだ、と思うと笑 そこは緊張ですね。また違った悩みが出てきそうです。」

私:「あははー笑 うんうんうん」

私:「もしそんな成長してる自分が、今のミスを恐れてる自分に声かけするとしたら、どんな声かけしますか?」(未来像からのメタ認知、自己フィードバック)

宮沢:「ミスを恐れるな。やれ、ですかね。とりあえずやる、みたいな。」

私:※言葉を繰り返しつつ 「おー」

宮沢:「でも確かに今までもやってきたことで見えたことも結構あったので。やらないと分からないですし。そういうことは今までの失敗でもあったので。やり続けろ、てことですね。」

私:「うん。ぜひ応援してますんで、5月後半・6月も引き続き一緒にやっていきましょう。今日はお時間ありがとうございました。」(応援と感謝で締める)

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私:「ここまでやり取りしてみて、何か感じたことはありましたか?」(振り返り)

宮沢:「失敗を恐れてた根本にあるものも、こうやって言葉にすることで、自分の中であーこれだったんだ、というのが分かりましたし、やっぱり怖いときって自分にしか焦点が当たってないんですが、周りの人から見たら、そんな気にすることじゃないんだな、と今のセッションで分かりました。そう言われてみれば、確かに周りから怒られたことないな、とか。壁打ちの中で見えてくることがあったので、自信がつきました。」

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いかがでしたでしょうか?

ここまで、ものの7分

短時間の間に、相手のもつ価値観の一端や目標が分かり、恐れていることの若干の解消にも繋がったのでは??

やろうと思えば、短い時間でも、このように展開できてしまう、ということです。

一応、それぞれの質問の意図や思いも書いてみましたが、実際に動画を見ると、細かな表情やら頷きやら、間やら色々と挟み込まれているのが分かります。

ここまで詳しく解説されてるのって、なかなか無いと思いますので笑、ぜひあなたの1on1セッション展開に活用してみて下さい。

それでは、また!



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