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「ラオスにいったい何があるというのですか?」を再読。

ハルキストではないのですが、
村上春樹さんの紀行文集です。

ラオスだけでなく、トスカーナやミコノス島などの
旅行記をまとめたもの。

わたくしの叶えたい夢の一つ。
ミコノス島、サントリーニ島に行く。

高校生のわたくしが読んだ「ノルウェーの森」は、
ミコノス島で書き始めたというのだから、
何だか不思議。

わたくしは未だミコノス島に行ったことがない。

世界がまたオープンになったら行く!!!

そう決めている。

この本のタイトル、
「ラオスにいったい何があるというのですか?」

というのは、
ラオスに向かう途中の村上春樹さんに、
ベトナム人が言ったコトバ。

特別なナニかがラオスにはない、
そういう意味が含まれて投げかけたコトバなんだと思う。

ラオスも行ったことがないけれど、
わたくしも行ってみたいと思う。

特別なナニかがないのかもしれないけれど、
それを観てみたい。
感じてみたい。

それは自分の中で「ない」ではなくなり、
「ある」ものに変わる。

旅をするってそういうことだと思う。

村上春樹氏も、春から夏の観光客で賑わっているシーズンを選ばず、
その舞台裏であるかの季節に島に訪れている。

それって、
「ある」ものを期待しているのではなく、
「ない」ものの中に、
「ある」ものを探すのが旅なんだと言っているような氣がする。

自分が動くことで、見える世界が変わる。


ニッポンという便利な場所で暮らしていると、
あたり前のサービスや、
あたり前の便利さに、
浸かって生活しているコトに、

違う国へ行ったトキに氣づかされる。

ナニかと比較するのではなく、
「今。ここ」のあるものに氣づくのは、
受け取る側の自分たちの意識だと思う。

落ちたリンゴをみて、
万有引力に氣づいたニュートン。

わたくし達は、
ナニをみて、ナニに氣づくのだろう。

大切なことは、氣づかなければわから「ない」

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